第25話 王城の対面と『碑守』の謎
1.新たに旅立ち
こうして、アランパと言う街で親切な冒険者とここで別れ、四人の新たな旅が始まった。
目的はただ一つ——「帰るための転移台座を見つけること」。
しかし、冒険の途中で彼らは様々な出来事に巻き込まれていく。
危険なダンジョンの攻略、立ち塞がる魔物との戦闘、他のギルドからの依頼、街で起きる不審な事件、ここで生き生活をするうえではギルドからの依頼で得る報奨金でしか成り立たない現状があったからだ。
最初はただ、元の世界へ帰るために必死で探索を続けていたはずだった。
なのにいつの間にか――俺たちはこの「冒険」そのものに、胸を躍らせるようになっていた。
かつては全員がF階級、結成したばかりの弱小「Fランクパーティー」だった俺たち。だが今では数々の修羅場をくぐり抜け、ついにBランカーの仲間入りを果たしている。
とは言え、他の冒険者パーティーと比較しても元々がBランク以上の実力はあったように思う。
ランクが上がれば、得られる報酬も段違いだ。街へ戻れば、毎日の宿代や食事代に頭を悩ませることもなくなり、生活にはずいぶんと余裕が出ていた。
金の管理は当然のように歩美が行っている。
「浩平さん! あのダンジョン、絶対に挑戦しようよ!」
新たなダンジョンを前にして、弾んだ声が響く。
カツカツだったあの頃の面影はもうない。俺たちは今、間違いなくこの世界での冒険者パーティーだった。
ある日、ついに浩平の愛用していた手斧の刃が欠けてしまった。
獲物の解体に使っていたそれぞれのサバイバルナイフも、限界が近づいている。四人は新たな短剣を求めて武器屋へと向かった。
だが、ハッキリ言って彼らが現代から持ち込んだ手斧やサバイバルナイフのクオリティに勝る武器など、この異世界の武器屋には存在しなかった。店主は首をひねり、「鍛冶屋へ行けば何とかなるかもしれない」とアドバイスをくれた。
その鍛冶屋は、街の反対側にあるという。翌日の予定を考えた浩平は、三人を買い物がてら宿へと先に返し、一人で鍛冶屋を目指した。
鍛冶屋に到着した頃には、すでに閉店間際だった。
浩平が重い扉を開けると、奧から店主が声をかけてくる。
「こんな時間にどうした……?」
浩平は欠けた手斧を取り出し、「刃が欠けてしまって」と店主のジョセフに見せた。
――その瞬間、手斧を目にした店主の顔色が変わり、手元がカタカタと震え出した。
異様な雰囲気を察した浩平が「どうしたんだ、店主?」と尋ねる。
「お前……これを一体どこで手に入れたんだ!?」
困惑した店主の問い詰めるような声に、答えに詰まった浩平は「……父親の形見です」とだけ嘘を交えて答えた。
「この折り重なった年輪のような刃紋……間違いねぇ。昔、わしが若い頃に修行していた大都の鍛冶屋で、一度だけ見たことがある」
店主は遠い目をして語り始めた。それは細身の長剣だったという。
「もう四十年も前の話だ。一人の若者がその剣の修繕を頼みに来てな。店で預かったんだが……それきり、その若者は二度と姿を現さなかったんだ」
その夜、宿の部屋に戻った浩平は、聞きつけた話を三人に打ち明けた。
「その剣は細く、少し反り返っていて、刃先に年輪のような美しい紋様があったらしい。そして――持ち手の付け根には、不思議な文字が刻まれていたそうだ」
「で、親父から名前を聞かれたから浩平だと答えたんだ。そしたら『この斧の構造を知ってるのか?』って言われてさ。『知ってる』って返したら『代わりの斧をやるから教えてくれ』って頼まれちゃって」
浩平は苦笑いを浮かべながら三人に提案した。
「だからさ、明日のダンジョンは少し延期させてほしい。朝から四人でその鍛冶屋に行こう」
翌朝、四人が鍛冶屋に到着すると、煙突からはすでに煙が立ち上っていた。
愛衣とともに重い扉を開け、浩平が声を張る。
「親父、来たぞ!」
浩平は親父に『折り返し鍛錬』の手順を説明し、まずは炉のふいごを外させた。親父は「本当にこれでいいのか?」と不審そうな顔をしている。
鉄を炉にくべさせたところで、浩平は愛衣に頼んだ。
「愛衣、最高火力で焼いてくれるか?」
「あいよー!」
愛衣が両手をかざすと、メラメラと赤かった炎が一気に火力を増し、白光を放ち始めた。
瞬く間に真っ赤に染まる鉄。
呆然としていたが、浩平の声で!
「親父、これを何度も折りたたんで叩いてくれ!」
親父は無我夢中で槌を振り下ろし、繰り返し刃先を鍛え上げていく。
愛衣の最高温度な為に、鉄は溶ける寸前、騒然ながら簡単に潰れて曲がる。
徐々に愛衣に温度を下げさせ、タイミングを見計らい、浩平は次の指示を出した。
「そろそろだな……歩美、零度近い冷水を樽に溜め続けてくれ」
「分かったわ!」
水が準備できると同時に、浩平が叫ぶ。
「親父、そいつを水へ入れてくれ!」
激しい水蒸気が一気に舞い上がり、真っ赤な斧が水の中でジュウジュウと音を立てて跳ねた。
実のところ、この世界の鍛冶には「水で急冷して鋼を鍛え直す(焼き入れ)」という概念そのものが存在していなかったのだ。職人から見れば、熱々の鉄を水に突っ込むなど正気の沙汰ではない。
「おいおい、正気か!? ……って、なんだこれは……!?」
水の中から取り出された手斧の刃先には、恐ろしいほどの鋭さと美しい波紋が浮かび上がっていた。親父は目を丸くし、プルプルと手を震わせながらその刃を見つめている。
――まあ、浩平にとっても以前何かで目にしただけの『うろ覚えの知識』に過ぎなかったのだが……想像以上の大成功だったようだ。
完成した素晴らしい出来栄えを目にした浩平は、ふと思いついた。
(……もしかしたら、愛衣や歩美の魔法と俺たちの知識があれば、俺たちだけでも手斧や剣を作れるんじゃないか?)
そう考えると急に自分で作ってみたくなり、浩平は約束していた完成品の斧をもらうのを辞辞退し、代わりに鍛冶用の小ぶりなハンマーを譲り受けることにした。
そして帰り際、浩平は余韻に浸る親父に向かってひとこと言った。
「親父さん、次に叩くときは炉の温度をもっと上げてみなよ。火力が足りないと、本当に良いものは作れないかもしれないからさ」
浩平の言葉を残し、四人は意気揚々と鍛冶場をあとにした。
2.鍛冶師、浩平
この日、街を出たメンバーたちは、浩平が草原で何をするつもりなのかすでに知っていた。
浩平は足を止めると、両手をゆっくりと前にかざした。
「さて……どこにあるかな」
目を閉じ、周囲へ向けて電磁波を放つ。
すると、地面の下に埋もれた金属の反応が、浩平の感覚に鋭く返ってきた。
「おっ、あっちだな!」
反応のあった場所へ向かい、土を掘り起こす。
そこには、長い年月をかけて地中に埋もれていた鉄鉱石や剣、鎧があった。
これなら、剣を作るための材料には困らない。
必要な分だけ鉄鉱石を集めると、浩平はさっそく作業に取りかかった。
まずは、剣を鍛えるための金床作りだ。
近くの木を切り倒し、板を組み合わせて頑丈な木枠を作る。その内側に粘土で型を整え、愛衣の能力で精錬し溶かした鉄を流し込んだ。
冷えて固まった鉄を取り出し、表面を整える。
こうして、簡易的ながらも頑丈な金床が完成した。
「よし、これで何とかなるな」
次は、本番である剣の製作だ。
浩平が超電導で鉄を熱し、愛衣が火魔法でさらに温度を上げていく。
真っ赤に焼けた鉄を、浩平がハンマーで力強く打ちつけた。
ガンッ! ガンッ! ガンッ!
金属音が澄み渡る草原に響いた。
熱しては叩き、叩いては折り返す――その作業を何度も繰り返した。
普通なら、炉の温度を維持するだけでも一苦労する場面だ。しかし、愛衣の魔法があれば、必要な温度まで一気に引き上げることができる。
浩平は鉄の色を見極めながら、叩く力と回数を巧みに調整した。
「もう少し温度を上げてくれ!」
「はいはい。これくらい?」
「おお、ちょうどいい!」
愛衣の魔法と、浩平の技術。
二人の息は、作業を重ねるごとにぴったりと合っていった。
やがて、美しく研ぎ澄まされた一本の剣が形になった。
刃を研ぎ、柄を取り付け、最後に全体のバランスを確かめる。
浩平は完成した剣を手に取り、軽く振ってみた。
「うん。悪くない出来だ」
その後も、浩平の鍛冶仕事は続いた。
ヤスリ、ノミ、ノコギリといった工具も必要だったため、現地で採掘したミスリルと鉄を組み合わせ、用途に応じた合金鋼で作り上げていく。
もちろん、自分たちが使う道具も忘れない。
サバイバルナイフは、これまで使っていたものより少し大きめに改良した。さらに、薪割りや枝打ちに使える手斧も製作する。
「これだけあれば、野営もずいぶん楽になるな」
出来上がった道具をズラリと並べ、浩平は満足そうに頷いた。
ただし、一つだけ問題があった。
材料費や生活費、そして今後必要になる活動資金だ。
いくら自分たちで道具を作れるとはいえ、すべてを自給自足できるわけではない。
そこで浩平は、完成した武器を街の武器屋へ持ち込むことにした。
最初は、当面の生活費の足しになればいい、くらいの軽い考えだった。
ところが、店主が剣を手に取って検分すると、その表情が一変した。
「おい、あんた……これを自分で作ったのか?」
「ああ。何か問題でも?」
「問題どころか、こんな剣を個人で作れる鍛冶師なんて、そうそういないぞ!」
店主は剣を何度も確かめ、やがて興奮気味に頷いた。
「買い取らせてくれ。相応の値段を出そう!」
こうして、浩平たちはまとまった金を手に入れた。
しかし、本人が思っていた以上に、その剣の評判は瞬く間に広がっていく。
武器屋から冒険者へ。
冒険者から商人へ。
そして商人の口を通じて、噂はついには王都にまで届くこととなった。
――Bランクパーティーの中に、錬金術を使いこなす凄腕の鍛冶師がいるらしい。
しかもその鍛冶師は、希少なミスリルを自在に扱い、実用性に優れた武器や道具を短期間で作り上げるという。
その噂に強い興味を示したのは、王都の騎士団だった。
数日後。
四人のもとに、王都の騎士団から正式な依頼状が舞い込んだ。
依頼内容は、浩平の鍛冶技術を確認したうえで、騎士団が必要とする武器について相談したい、というものだった。
「王都の騎士団から、わざわざ依頼が来るなんてね」
愛衣が、届いた書状を眺めながら感心したように呟いた。
「まあ、武器を作って売っただけなんだけどな」
浩平は、いつもの調子で肩をすくめた。
だが、愛衣は少し違う違和感を抱いていた。
「ねえ、浩平。これって、ただ武器を買いたいだけなのかな?」
「どういう意味だ?」
「だって、わざわざ騎士団が直接呼びつけるんでしょう? 普通の買い付けなら、街の武器屋を通せば済むはずよ」
浩平は腕を組み、少し考え込んだ。
確かに、愛衣の言うとおりだ。
単に武器を購入したいだけなら、わざわざ自分たちを呼び出す必要はない。
それでも、依頼を断る理由はなかった。
王都なら、今まで手に入らなかった貴重な素材や道具が見つかるかもしれない。それに、騎士団との繋がりができれば、今後の活動にも大きなプラスになるはずだ。
「まあ、行ってみれば分かるさ」
こうして四人は荷物をまとめ、王都へ向かう乗合馬車に乗り込んだ。
車輪が音を立てて回り始め、街道沿いの景色がゆっくりと後ろへ流れていく。
やがて、遠くの地平線に巨大な城壁が見えてきた。
あれが王都――。
都、アラボルン
そして浩平は、まだ知る由もなかった。
騎士団が自分たちを呼び寄せた本当の理由が、単なる武器の製作依頼などではないことを——。
王城へは騎士団の護衛に囲まれるようにして案内され、重厚な扉の先にある執務室のような部屋へと通された。
少しして、一人の役人と、鋭い眼光をした数名の武装騎士が入ってくる。
「はじめまして、皆様。私がこの執務室を預かるヒューイと言う」
紳士的な笑みを浮かべつつも、どこか探るような目を向けてくるヒューイ補佐官。彼は静かに一歩前へ出ると、机の上に一本の剣を丁寧に置いた。
「今回、あなた方を呼び出したのは他でもありません。実は……浩平さん、あなたにどうしても見てもらいたい物がありましてね」
出された剣を見た瞬間、浩平は息を呑んだ。
柄の付け根。そこにひっそりと刻まれていたのは、間違いなく自分が作った『平』の文字だった。
「これは……貴方が作った剣ですね?」
「……ああ、そうだ」
ヒューイ補佐官は静かに頷くと、「でしたら……」ともう一本の剣を先ほどの剣の隣に並べるように置いた。
その瞬間、浩平だけでなく、愛衣、歩美、澪の全員が大きく息を呑んだ。
そこに鎮座していたのは、驚くほど状態の良く保存された——一振りの本物の日本刀だった。
しかも、その柄には見覚えのある文字が刻まれている。
——『碑守』の刻印。
「まさか……っ!」
浩平は激しく動揺し、思わず椅子から立ち上がりかけた。
あの日、草原のドワーフと侍の遺体から回収したはずの刀と同じものが、なぜ王城の役人の手にあるのか。
「おい、一体これがどこにあったんだ……っ!?」
浩平が前のめりで問いただすと、ヒューイ補佐官は落ち着いた声で返す。
「浩平さん、この剣をご存知ですか? 我々が調べたところによれば、この二つの剣は製法が似ているというか……恐るべき共通の性能を持っています。この世界で作られた通常の剣など、この二振りと交えれば一瞬でボキリと折れてしまう。……この世界において、これほど強固な作りをした武器は他に存在しない」
「そんなこと聞いてるんじゃない……! この剣を、いったいどこで見つけたんだと聞いてるんだっ……!」
小笠原正綱の持っていた刀と同じものが、なぜこんな異世界の王城にあるのか。胸の内で様々な感情が渦巻き、浩平の声が荒らげる。
「浩平さん、落ち着いて……!」
歩美がそっと浩平の膝に優しく手を置いた。その温もりにハッとして、浩平は荒い息を整える。
ヒューイ補佐官は険しい顔を崩さず、その刀の出所について語り始めた。
「……実は、王都の片隅にある小さな鍛冶屋にあったものを、当庁が買い取っただけでしてね」
「鍛冶屋に……だと?」
その言葉を聞いた瞬間、浩平はあの時の老鍛冶師の話を脳裏に思い出し、ハッと目を見開いた。
(なるほど……! あの時、アランパのジョセフ爺さんが言っていた『若い男が持ち込んだ曰く付きの日本刀』って、これのことだったのか……!)
浩平がふっと冷静さを取り戻すと、ヒューイ補佐官は静かに問いかけた。
「それで……あなたに何を聞きたかったかと言いますと」
その言葉を遮るように、執務室の奥の部屋から、ガタメキと足音を響かせて一人の年配の鍛冶師が姿を現した。
「——その錬金法とやらを、わしに教えてもらいたいんじゃ!」
(なるほど、そういうことか……!)
すべてが繋がった。浩平が納得した様子を見せると、老鍛冶師——ボウレンと呼ばれた男は、ふんっと鼻を鳴らして語る。
「おい、若造。この日本刀を持ち込んだ時の話を聞きたいのだろう? ……もともとは、『使い込んで刃が減ったから研いでほしい』と若い男が持ち込んできたものじゃ。だが、いかんせん普通の砥石では歯が立たず、この硬い刃をここまで仕上げるのには、わしも相当な苦労をさせられた。……だがな、その持ち主の青年は、それきり刀を取りに戻ってこんのじゃよ」
(……やはり、俺たちと同じように、この世界に迷い込んだ別の日本人がいたのか)
浩平は心の中で呟いた。以前見つけたドワーフの仲間か、あるいは別の誰か。
「分かった。製法については、爺さんの工房で手取り足取り伝授しよう」
「ほう、話が早くて助かるわい!」
ヒューイ補佐官も穏やかな笑みを浮かべ、穏便に取り決める。
「ただとは言いません。それに見合った正当な報酬はしっかりと支払うつもりです」
こうして、武器の出所と未知の技術を巡る話し合いは無事にまとまった。
3.歓迎式典
その夜、王城では文字通りの「歓迎式典」——いや、それ以上に情報交換のための豪華な晩餐会が開かれることになった。
この晩餐会を皮切りに、四人は「あの日本刀を持ち込んだ行方知れずの青年」を探すための、新たな手掛かりを掴み取っていくことになるのだった。
宴もたけなわとなった頃、騎士団長のザッカートが浩平の側までやって来て、興味深そうに声をかけてきた。
「あれほどの剣を作り上げるお方だ、相当の剣の使い手とお見受けいたすが……いかがでしょう?」
「いいえ、私は魔法使いですので剣は使いませんよ。
普段使うのも、せいぜい手斧とナイフくらいです。パーティのメンバー全員、短剣くらいしか扱いませんから」
「なんと、そうでしたか。もしやと思い、少し手合わせでも出来ればと考えていたのですが……残念ですな」
ザッカートは惜しそうに肩をすくめた。
浩平はそんな彼に、本来の目的である調査の協力を改めて申し出た。
「手合わせはできませんが、それよりもお願いがあります。【転移台座】を目撃した話や、小さな噂話でも構いません。あの日本刀をどんな人物が持ち込んだのか、何か知っている者がいれば知らせていただけないでしょうか」
浩平がザッカートに協力を求めていると、式典に招かれていたあの老鍛冶師——ボウレンの姿が目に入った。浩平は彼のもとへ歩み寄ると、気になっていたことを尋ねてみた。
「ボウレンさん、アランパという街の鍛冶屋で『ジョセフ』という人を知っていますか? 昔、若い頃にボウレンさんのところで修行したと言っていたのですが」
「なに、ジョセフだと? ああ、あいつなら知っているとも! 腕の良い奴だったよ。お前さん、あいつと知り合いなのかい?」
「ええ、アランパの街で世話になったので、錬金鍛冶の製法を教えてきたんです」
その言葉を聞いた瞬間、ボウレンは「俺が一番手じゃなかったのか……!」と、ショックを隠しきれない表情を浮かべた。そんな彼の様子に、浩平は苦笑しながら付け加える。
「まあまあ。明日からじっくり教えてあげますから、弟子たちと一緒に待っていてください」
そうして賑やかな式典は終わりを告げ、浩平たちは用意された休息用の部屋へと案内されるのだった。
つづく




