↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
46/47

46話 配信者の連携


ーー未開拓ダンジョン、80層にて


 「美食ブラストー!」

 『ズドォン』


 美味姫さんの美食ブラストが、また人型スライムに襲いかかる。


ーーチャット欄にて

 "美味姫ナイスー!"

 "あいつ、美味姫の攻撃避けれてないぞ!"

 "押してる、押してるぞ!"

 "いっけぇ!美味姫!"


 スマホで美味姫さんの配信のチャット欄を確認すると、かなり盛り上がっていた。

 同接2万人。


 「ナイスだ美味姫さん!」

 「ソロキャン侍、今です!」

 「はい、プロミネンス・インパクトぉ!!」

 『バコォン』


 俺は美味姫さんが作ってくれた隙を活かして、人型スライムに間合いを詰めて、炎の拳を叩き込んだ。


 「くっ……」

 『ドロォン』


 スライムの肉体は、左半分が焼失し再生能力もかなり落ちているように見えた。

 なんだ、美味姫さんの攻撃が命中するようになってから、こいつの再生能力が落ちているように見える。

 何か関係があるのか?


 「どうした、心なしかお前の再生力落ちてないか?」

 「うるさい……エルフの力のせいだ」

 「エルフだと?」


 いやいや何言ってんだよスライム野郎。

 俺たちの仲間にエルフはいないぞ。

 だってエルフの特徴は長い耳にピンクや緑の髪色をだし……あれ、この特徴ってすべて美味姫が当てはまっていないか?


 「ソロキャン侍!」

 「え?」

 『ヒュオッ』


 その時、考え事をして隙の生じていた俺の横っ腹に、スライムの紐状の刃が迫った。


 「くっ、やらせねぇプロミネンス・インパクトぉ!」


 俺は日々鍛え上げてる筋肉達をフル稼働させ、無理やり右脇腹に迫る刃に、左拳の爆炎をぶち込んだ。


 『ズドォン』

 「ちっ、防がれたか」

 

 人型スライムは、俺が紐状の刃を防いだのを確認すると舌打ちをして苛立ちを露わにした。

 美味姫さんがエルフ……確かに思い返してみれば、異常に強い胃袋と生命力を持っているし、何より一般の配信者であるのにも関わらず、あんな美食ブラストとかいう強スキルを持っている。

 もしかして色々不審な点ってあったんじゃないか?

 聞いた話だと、エルフはもちろん先天的な遺伝が必要だけど、ある木の実を食べると後天的にエルフになるとも聞いた事がある。

 美味姫さんはひょっとすると、その実を食べてエルフになったのかもしれない。

 確か名前は異能の実だった気がしたが……。


 「ソロキャン侍、何をボーッとしているのですか!」


 考え事をして止まっていると、美味姫さんに怒られてしまった。

 いけないな、まだ戦闘中なんだし目の前の敵に集中しないとな。


 「【リミットボーナス】複数装填、フルバースト・バーンインパクト発動!」

 『ギュオオオオ』

 「くっ、またそれか」

 「お前が美味姫さんの攻撃で弱っているのはわかっている、だからもうこれで終わりにしてやるよ」

 『ブオッ』


 俺はフルバースト・バーンインパクトの熱を肘から勢いよく放出し、その推進力で人型スライムへと突っ込んでいく。


 「く、来るな!」

 「うおおお、【奥義】ブレイブ・ツインインパクトぉぉお!」

 『ズドォン』


 俺の金色の豪炎を纏った拳が、人型スライムの胸を貫く。


 「ひ、人の分際でこの私を倒すとは貴様は一体……」

 「何も特別な人間では無い、俺はただのソロキャンパーだぁ!」



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。