↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生死神  作者: 稲葉小僧
8/9

第八話 コンビで悪霊軍団に立ち向かいます

できるだけの悪霊たちを消すために、田無たちは戦うが・・・


そして、夜が明けて、表の仕事が始まる。

昼夜生活は、残業みたいなものだと思えば、すぐに慣れる。

まあ、今日からサーバ機器の運び入れと設置が始まるので、俺は指示するだけ。

設置と配線は俺以外の担当で、ネットワーク配線は俺が来る前に建物中に配線されているため、それを繋いでいくだけ。

電源配線も完了しているので、あとは俺以外の者が電源を繋いでいくだけ。

俺の担当は、統合デスク。

サーバの管理やデータ統合と、壊れたサーバ機器のエラー情報表示まで統合されているので、ここが完成すれば軍衛隊の守備砦……というか、ここまでの規模だと、要塞と言ったほうが良くない?……として万全の機能が使えるわけだ。


とりあえず、サーバ機器の設置と配線、そして最後の確認までに、正味10日間。

それが終わると俺以外、この島に派遣されてきた技術者と助っ人たちは、この孤島から本土へ帰っていく。

彼らが帰ると、その入れ替わりとして、アシスタントの蒼月さんが来た。


「お久しぶりです、田無さん。今度の仕事も、やっぱり厄介なんですね」


「正解。それも、今回は特に酷いと思う。蒼月さんと俺のコンビでも、下手するとダメかも知れん」


「ええっ?そんな最悪の霊現象、どうしようと言うのかしら?私達で対処できないとなると、それこそお国の対応部隊が来るしかないのじゃないかしら?」


そんな会話を交わしながら、俺達は夜を待つ。

機器のハードウェアに関しては、もう後少しで完了。

ただ、俺達の仕事は、これからが本番。


「昼の仕事に関しては、あと数日もかからない。蒼月さんは、昼は動かなくて良いので、できればこの島の役場とかで、悪霊たちが発生した原因、激戦地となった歴史を調べてほしい。何か対応できるようなヒントがあるかも知れない。まあ、なくても一緒だから、気楽にお願いするよ」


さて、夜も更けて、悪霊退治コンビの、この件での最初の夜が始まる。


最初は、怨霊になる前の霊集団。

これは、蒼月さんで対処可能だろうとお願いしたら、スタスタと浜辺まで歩いていき、水際で大量の霊に対処できてた。

蒼月さんは立ってるだけ。

動物守護霊たちが一斉に、襲いかかってくる霊たちを攻撃し、またたく間に数十体の霊を消滅あるいは昇天させている。

ただし、ある程度の霊力を蒼月さん自身も放出しているのか、だんだんと疲労が蓄積しているのが見える……これは俺にはオーラが見えるため。少しづつ、オーラの輝きが薄れていくのだ。


「蒼月さん、そこまでです。俺と交代しましょう」


「はい……悔しいですが、これ以上は無理と自分でも思います。低級霊たちの大半は消しましたので、すいませんが後はお願いします」


蒼月さんが、息を荒くして引き上げてくる。


「お疲れ様。これ以降は俺が引き受ける」


俺は蒼月さんの後を引き受けて、浜に向かう。

確かに低級霊の大半は、蒼月さんの守護霊たちに消されている。

俺は残る低級霊たちを次々とパンチ一発で消していく。


低級霊の大半が消されると、時間帯が変わったのか、怨霊たちが出てくる。

さすがにパンチ一発とはいかないが、ある程度のパンチとキックで怨霊たちも消えていく。


ただ、さすがに数が多すぎる。

俺は、明日の作業に影響のない時間だけ、怨霊に対処する。

そして、祟り神の出現時間に近くなると、俺も引き上げる。


「あの……田無さん?どうして、あの凶悪そうな霊に対処しないんですか?」


ある程度強い霊になると、蒼月さんにも見えるようだ。


「んー……残念だけどね。あのクラス、祟り神の類になると俺の力が通用……しないわけじゃないが、あまり効かないんだよ。だから、今はそれ以外の怨霊クラスまでの対応に力を注ぐことにしたんだ」


それからは、表の仕事が完全に終了するまで、俺と蒼月さんは低級霊と怨霊たちまでを相手にする。

そして、総務部長には、人名リストにあった山本某さんに連絡を取ってもらい、こちらに是非とも来てほしいと要望。

そうでもしないと、俺達の能力では、とても相手のできないレベルの霊たちがいると報告しておく。

総務部長からは、少し時間がかかるけど、割と近くの会社なので、至急、そちらへ向かってもらうようにするよと返事をもらう。


「田無くん、その山本くんには期待してもらって良いぞ。彼の能力は、とてつもないものらしいからな¥


どんな人が来るのやら……期待半分で待つとしよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。