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第28話_わたしの気持ち

――アリス視点


魔法少女になって、一年が過ぎた。

私は自室のベッドの上で、ぼんやりと天井を見つめながら考えていた。


オコジョさんが言っていた。

地球に溢れている「魔力」は、今もなお広がり続けている、と。

強い個体の魔法生物による被害。


そして――

お母さんを救うことができた、エリザちゃんのこと。


それから……

私たちを助けてくれた、あの人。


「……祐司、だよね」

思わず、呟いていた。


オコジョさんから、私は「魔法」について色々と聞いた。


富士樹海で発生した

“超次元魔力振動”


それが原因で魔力がこの世界に溢れ、

この地球における「魔法」の始まりになったらしい。


前から、疑問はあった。


十歳の頃。

幼馴染の祐司が、突然いなくなった日のこと。


失踪したと聞いた時、

私はショックで泣いてしまった。


でも、そのあと聞かされたのは――

祐司は、富士山を見に行っていただけという話だった。


「……」


富士樹海で起きた“超次元魔力振動”。


そして――

祐司がいなくなった日。


点と点が、

ゆっくりと線で繋がっていく。


「オコジョさんに……あの人のこと、聞いたけど……」


でも。


返ってきた答えは、

はぐらかすようなものだった。


――あの日。

研究所の最深部での戦闘。


漆黒の魔力弾が放たれた、

あの絶望的な瞬間。


――反応できない。


そう思った、その時。


『アリス! エリザ! 下がれ!』


私たちの前に、魔力障壁が展開された。


あの声。


「……同じ、だよね」


確証はない。

でも――


あの人=祐司。


私の心が、そう言っている。

幼稚園の頃からずっと一緒だった祐司。


一緒に遊んで。

一緒に勉強して。


……デートもして。


何をするのも、いつも一緒だった。


そしてきっと――

これからも。


「……祐司って…

絶対……私のこと、好きだよね……」


思わず言葉にしてしまい、

自分で顔が熱くなるのが分かった。


慌てて枕に顔を埋める。


恥ずかしい……。

挿絵(By みてみん)


映画館デートのことまで思い出してしまい、

ベッドの上でジタバタしてしまった。


その時、ふと別のことを思い出す。


「……エリザちゃんも……祐司のこと……」


最近のエリザちゃん。


祐司へのアプローチが、

ほとんど隠れていない気がする。


「……負けない」


ぽつりと呟いた。


魔法少女としても。


そして――

一人の女の子としても。


私は、意外と負けず嫌い。


特に……

祐司のことになると。


「絶対、負けない……」


もう一度、小さく呟く。


夏休み。

学校行事として、林間学校がある。


それだけじゃない。


海にも誘おう。


「デートに行く!」


私は、夏休みにやることを

こっそりと心の中で決意した。

作者( ゜Д゜):っく…ラブコメオーラがぁああ

オコジョ:作者が書いててダメージを負うな!

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