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第19話_それでも覗きみるのをやめられない

七月中旬。

中学生になって迎える、最初の夏休みが近づいていた。


原作アニメ二期――

エリザの父親との決戦。

もう目前だ。


俺は、あらためて原作アニメの流れを思い返す。


アリスとエリザ。

魔法少女としての出会いは、すれ違いからの戦闘だった。


学校では仲の良いクラスメート。

だが、魔法少女としてはライバル同士。

それが、物語序盤の関係性だった。


やがて二人は、互いが魔法少女であることを打ち明ける。

そこから、シナリオは大きく動き出す。


エリザの願い――

「母親を助ける」こと。

その目的のために、アリスも最後には協力する。


だが、エリザの父親の動きは早かった。


それまでエリザに集めさせていた魔結晶と、

昏睡状態の母親を連れ、研究所へと籠城。


アリスとエリザは、母親奪還のため研究所へ突入する。

それが――

原作アニメ二期、最終エピソードの始まりだ。


俺は、魔法でアリスとエリザを覗き見しながら、

現実との違いを考える。


(……大きな違いは、ない。)


(学校での二人の関係も、基本は原作通りだ。)

(俺を挟んで睨み合うこともあるが……仲はいい。)


(魔法少女としての関係も、原作と同じ。)

(オコジョに“お願い”をしたおかげか、

 シナリオも、ほぼ原作通りに進んでいる。)


「すべて……完璧、だよな……」


夜の高層ビルの上から、アリスの姿を見下ろす。



――アリス視点

挿絵(By みてみん)


「……周囲に、魔法生物反応……」

「最近、多いな。それに……強くなってる。」


今日は、エリザちゃんのお母さんを助けに行く日。

なのに――


「……どういうこと?」


(研究所に近づくほど、

 魔法生物の反応が増えてる……?)


「エリザちゃん……いた。戦ってるみたい。」


戦場の気配が、私を包む。


「合流しなきゃ……!」


私は空を翔ける。



――エリザ視点

挿絵(By みてみん)


(敵が……多いですわ。)

(どうして、こんなに……)


「……お母様を、助けるですわ……。」


周囲の魔法生物を撃破しながら、前進する。

放置すれば、街に被害が出る。


「……敵が、多すぎますわ。」


「アリス……!」


(近づいてくる、アリスの魔力……)


「……一掃しますわ。」


「――シュート。」


私は魔力弾を放ちながら突き進む。


「アリスと合流して……一気に進みますわ!」



(魔法少女アリス……)

(魔法少女エリザ……)

(最高だ……!)


俺は、繰り広げられる戦闘に、見入っていた。


最終エピソードの、始まり。


原作アニメより、魔法生物は多い。

しかも、一体一体が強い。


だが――

その違いを、深く考えようとはしなかった。


それでも。


それでも――


覗き見るのを、

やめられない。

作者( ゜Д゜):一章の大詰めのエピソード!

オコジョ:おれの活躍も見逃すなよ

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