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第4戦闘部隊~コア~  作者: きと
第2章 ジパニック編
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第55話 ニーナの問いかけ

「どうしました? ニーナ」


 2人きりの部屋に、レオの声が優しく響いた。


 アスカが出て行ってから、コアの部屋に出入りする者は誰もいない。ニーナもレオも好きなことをして過ごしていたが、ニーナはレオの方をちらちら見ていた。


 レオに感づかれたニーナは、顔を強張らせる。


「別に、怒ってるわけじゃありませんよ。大方、私がコアに入った理由のことでしょう?」


「なんで、分かって」


 ニーナは、茫然とした顔でレオを見つめる。


「一応、黒き知将と呼ばれてますからね」


 レオは、いつもの優しいほほえみで返した。

 それは、逆にニーナの警戒心を刺激する。


「なら、教えて。隊長が言ってたことが本当なら、何であなたみたいな人がコアに」


 隊長が言っていたこと。周りの者に、恐がられ、敬遠されている者。

 ルドルフは、幼いながらに突飛出た能力。ゼクスは、笑いながら敵を倒す異常さ。ニーナは、人の心を読んでしまうことから自ら人を遠ざけた。


 なら、レオはなぜ。


「直接聞かずに、読めばいいのに」


 ニーナは、無言で首を振る。


「副隊長の心の声、聞こえない」


 ニーナの呟きに、レオは笑みを深めた。


「そういう訓練を受けていますからね」


「どういうこと?」


 ニーナは、警戒心よりも好奇心が強くなるのを抑えられなかった。


 今まで、知らなかったということは、隠されてきたということに近い。それは、知ってはいけないことなのかもしれない。でも、同じ部隊にいる以上、チームにいる以上、知りたい。


「私は、戦いのために造られた人間なんですよ」


 レオの言葉に、ニーナの疑問は深まるばかりだった。


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