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鬼嫁は誰だ!?  作者: 腐りかけの卵
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ノート 後編

俺の疑問に答えるように日記帳から文字が消えそして新しい文字が浮かぶ。

なんというか江戸時代に始めて黒船みた幕府の役人ってこんな気分だったのかなと思いつつ新しいノートの言葉を読む。


「僕はあくまでも依頼をうけただけだからね。そこら辺の事情に関してはよくわからないかな。あと将来の奥さんを教えない理由はねその方が面白いからだよ。」

その方が面白い?どういうことだ??



「薄々君も感じていたかもしれないが20年後には過去に干渉する技術はあっても過去や未来に干渉することは法律で禁止されている。当たり前だよね誰でも自由に過去や未来に干渉できたら現在が破綻するに決まっている。しかし僕は今こうして過去に干渉しているつまり医者でいえば闇医者のようなもの裏の業者なんだよ。」

「未来の君は私にかなりの大金を支払って今回私に過去に干渉してもらってるわけだ。しかしただ答えを過去の君に教えるだけでは面白くないだろう?そこで私は彼と一つ賭け事をしたんだよ。」

「ところでさっきお姉さんにお風呂に入っちゃってと言われたんじゃなかったのかい?私との話はまた後でしようか。」

そういえばそうだった。俺はさっさと風呂を済ませ再びノートとの話を続けた。



ノートの話を要約すると

・将来の奥さんになる人物は現在つまり高校二年生の人物で俺が存在を認識している人物である。

・賭けの内容は俺がその鬼嫁になる人物を当てられたら依頼料はタダになるというものである。

・未来が変わったら依頼した事実自体なくなるが私は依頼料を受けとる手段を用意しているためその点は問題ない。

・そこで俺に俺が現時点で存在を認識していて美人だと思う女性にアプローチをすることで将来鬼嫁になる人物を探してほしい。

・ノートは答えを知っている。

ということらしい。ちなみに存在を認識している美人というのは芸能人などの現実的にアプローチするのが不可能な人物ではなく俺がコミュニケーションをとることが可能な人物を示すようだ。



「君が思う現実的にアプローチすることが可能な女性の名前を挙げてもらおうか。」

いや待て待て俺が20年後の俺のためにわざわざリスクを犯してそんなことをする理由がない。未来の俺のためとはいえ女の子にアプローチして将来の嫁を探すなど俺には不可能だ。

「勘違いされては困る。君が昔の失恋のせいで恋に臆病になったことなど私には関係ない。そもそもこれはお願いではない命令なんだよ。」

なんだその態度鼻につくわー絶対協力しねーわ未来に帰れこのノート野郎

「協力しないならしないで構わないよ。ただ協力しない場合は私はありとあらゆる手段で君を社会的に破滅させてから未来に帰る。」

大口叩きやがって俺を社会的に破滅させることなんてできるわけないだろ。直接的に干渉できるならそもそもお前は俺のノートに表れるなんて回りくどいことはしないだろ違うか?

「確かに私は直接的にこの時代に干渉できるわけではない。君を刃物で脅すとかそういった古典的な脅しを使うことはできない。だけどね君が三年前親が再婚してお姉さんができた時洗濯物を干していてお姉さんの下着をみた時に感じた感情をお姉さんのキャンパスノートに書きこむといったことはできる。」



不味い...それは不味い非常に不味いこの家で生活ができなくなるぞそんなことされたら。

姉さんは親の再婚でできたお義姉さんで血の繋がりはない。仕方ないじゃないかあんな綺麗な人の下着を干してて全く何も感じないとかそんなのは男じゃないだろ。下着を干されても怒らないくらい気を許してる姉に対してそんな劣情を抱いてしまうのが申し訳なくて封印したんだよ。嫌なこと思い出させないでくれよ......

「なら私に協力したまえ。さっきも言ったが現時点で君が認識している美人だと思う人物の名前を挙げるんだ。」

協力はするけど名前を挙げることに意味があるのか

「紙に書いて意識することに意味がある。」




俺は渋々名前を書いた。

「東条 菜々、安藤 氷咲(あんどう ひさき)、天羽 栗子(あもう くりこ)、相良 氷柱(さがら つらら)か。お姉さんの名前はないんだな意外だ。」

当たり前だろ姉さんは家族だ。そういう対象ではない。てかもう姉さんの話はしないでくれ忘れかけていた罪悪感が甦ってくるだろうが......

「ふーんそれぞれとの関係性はどうなんだ?」

東条 菜々とは喋ったことすらないし

安藤 氷咲はクラスが一緒なだけで数回喋っただけだ俺とあいつはカーストが違うから

天羽 栗子は幼なじみで小学生の頃は仲良かったけどあれがあってから疎遠になったし...中学は一緒だったけど高校違うしな今はほぼ接点ゼロだ。

後輩ちゃんはご飯一緒に食べたりするけどただの財布としか思われてないだろうな。



「ふむ属性わけするなら?」

お嬢様、ギャル、スポーツ少女、魔性の女って感じかな。

「心理的距離は相良 氷柱が一番近いようにもみえるが東条菜々から始めようか。」

まじかよあの人綺麗だけど怖いんだよなーでどうやったらいいわけ?

「うん??」

えっ焚き付けといてなんも考えてないとかないよな当然どうやって接点作るかとか考えてくれてるんだろ?

「それは君の考えることだ。私が考えたデートプランで上手くいっても私としては全く面白くないし。ちなみに明日東条 菜久と接点もてなかったら君の学校生徒全員のノートに西野 優が東条 菜々のジャージを嗅いでいるのをみたって書きこむから。じゃあまた明日ー」

どうやら俺は明日破滅を迎えるようだ。現実逃避で日記帳を壁に叩きつけ俺はベッドに入った。





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