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BLUE AGE  作者: 朝永有
6/10

信号が変わったら

雨みたいな足音は

途端に静まり返る

ボタンを一つ押した

少年は誇らしげだ


イヤホンを垂らす人

スマホを見つめる人

不規則な早いリズムで

汚れた革靴を鳴らす人


時間になったらお別れだね


風みたいに車は

優雅に走り去っていく

ボタンを一つ押した

少年はもう一度


空を見上げる人

鏡を見つめる人

人差し指を早いリズムで

へたれた鞄を鳴らす人


時間になったらお別れだね


信号が変わったら

皆足早に進んでいく

さっきまでのことなんて

すぐに忘れてしまうよ

それを理解できるのは

また信号が変わるときなんだろう

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