19,狂気的な殺人まで3
時は少し遡る。
俺、クロード・デイリーは侯爵家の令息であり、一つ下の妹、クローディアがいる。
そんな俺には母親と三人で今は暮らしている。
父は仕事であまり家にはいないらしい。
何と言うか、父の方から家には来たがっていないと言った方が正しい気がする。もう何年もあっていないがいつか遭えると信じている。
そしてある日の事、俺の十三歳の誕生会としてパーティーが開かれた。そこでであったのは伯爵家の令嬢、シャーロット・ベイルと言うその専属メイド、セレスティアと言う女が少し、気に入った。挨拶する前からこちらを見てくるので、最初はいつのものだろうと思っていた。
“いつもの”
普段から、パーティーとか開いたり、出席しているのだが、俺は顔は良い方なので、そこら辺のメイドや令嬢に好かれることが多々ある。
なのでいつもの事だろうとほおっていた。
その、顔合わせが来るまでは。
ご主人は伯爵家の令嬢、シャーロット・ベイル。
ピンクの髪色にピンクの瞳。顔の整った可愛らしい顔立ちだ。
そこら辺の令嬢とは比べ物にならないくらいの。
そして、そのとなりにいたのはさっきから俺の事を見ていた女。
名はセレスティアと言っていた。
元は孤児らしく主人のシャーロットに拾われ、メイドとしての実績を誉められ、八歳から専属メイドとなったらしい。
黒髪に青い瞳。シャーロットと比べれば負けるが、とても平民らしい顔立ちとは思えない顔立ちだった。
そしてそのとなりにの専属執事であるルーカスも元は孤児らしい。こちらもまた、物凄い綺麗な顔立ちの美形だった。
黒髪に黒い瞳だが、整った顔立ちがシャーロットとも並ぶ。
ただ警戒されているのか、目は会わなかった。
取り敢えず俺はいつもの作り笑いを向ける。
大抵の女はこれで頬をそめるが、シャーロット、そしてセレスティアは何も変わらなかった。
正直、始めてだったので、ひどく驚いたが、絶対に顔には出さない。とくに、セレスティアはさっきから見てみたのでもっと新鮮だった。
それもセレスティアの方は俺と同じで作り笑いで返していた。
頬一つ染めない二人に俺は興味が沸くが、どちらかと言うとセレスティアに興味を沸いた。
俺は元々、女には興味がない。
と言うよりも、人事態に興味がない。沸かない。
そして女は寄ってくるが、問題があった。
妹のクローディアだ。
妹の瞳は最も珍しい紫で、珍しいことから、異質や差別の対象となる。その瞳を俺は綺麗だと思うが、他の奴らはそれを気持ち悪い、変だと言う。
それも彼女達は、クローディアを見ても、驚きも怖がりもしなかった。
始めて俺は人に興味を沸いた。
そして俺はセレスティアに興味を持ったので探していたが、妹のクローディアがどこかに行ってしまったので急遽、クローディアを探すことにしたが、突然、急に湿った布で塞がれ、意識を失ってしまった。
そして目を覚ました。
「………っ………は……ここは……?」暗闇で、目を覚ました。
気配がしない。誰もいないようだ。
たしか突然、意識を失ったんじゃ………?
そして、突然、体が勝手に動く。
無理矢理動かされる感覚なので体が着いていけない。
「さあ、頑張って……私のクロード………」
――――――俺の、母親の声が、聞こえた―――――――
★★★★★★★
あれから、何分経っただろうか。
私、セレスティア・デイサンズはシャーロット様をぽけーッと探していた。探しているようで探していない感じだ。
まあ、自分は起きてるけど、脳は寝ていると認識しているような感覚だ。まあ、その場合は金縛り等にあっているのが普通なのだが。
「…!……クロード様…………」探していた私にクロードが現れる。
とくに驚きはしないが、少し不気味な雰囲気だ。
さっきとはまるで雰囲気が違う。
―――――――どうかしたのだろうか―――――――?
「どうかしましたか?」私は取り敢えず聞く。
何故、一目のつかないこの場所にこの人が入るんだ?
顔をこちらに向く。
その顔は何だろう……普通なのだが、冷酷無比な冷たい瞳だっだ。
綺麗な灰色の瞳が少し濁って、顔は無表情。
まるでゲームで見たクロードの本来のヤンデレ化の姿だ。
「………あの………?………」いつまで経っても答えないクロードに私から近づく。
そして彼は急に手を私の首を握り締める。
物凄い圧力だ。
「!?…ッ………苦しッ………」
何!?苦しい……息ができない………っ…………
そして段々と強くなっていき、考えがまとまらない。
どういうこと………
私はクロードの顔を見る。
そう、ゲームと全く同じ顔……涼しい顔で罪悪感など全く感じてない、冷酷無比の顔。
さっきまで澄んでいた灰色の瞳は暗い。
――――――疲れた――――――
突然、頭から思った。
何!?
―――――――もう、疲れた、どうして――――――――
そっか……そうなのか………
段々とその言葉通りに力が抜ける。
疲れてしまった。
私は何故抗っているのだろうか……
私はどうしてここにいるのだろうか……
私の願いは何……?
私は、誰だっけ………
段々とマイナス思考になり、体勢が崩れ、瞳を閉じる。
何故だろう
何も無い心になったような感覚。
まるで…………………………
マイナスなセレスティア。
どう、起死回生さて行くのか。




