表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/88

第六十五話 New world order

 俺はルシウスを破りアイリスと結ばれることが出来た。アイリスとのラブラブ生活をゆっくりと楽しみたいが課題が山積みだ。混乱する国内の統制、内乱に乗じて侵略する隣国の対処等々。だが、アリシャールが魔法史上最大の発明をしてくれたおかげで大幅に解決することが出来た。魔法の名を“時空間魔法”。空間と空間を繋げて一瞬で移動することが出来る魔法だ。この魔法のおかげで物流や人の流れに大幅な変化が起こった。


 そう、大量の冒険者がこの国になだれ込んできたのだ。それだけじゃない。今まで鮮度等でこの土地は食料難を抱えてきた。だが、需要があり売れることが明確なこの土地を商人達が見逃すわけがない。必然的に莫大な量の金とモノが溢れ、いつの間にか新興国にして世界有数の軍事力と経済力を持つことが出来た。だが、税がないこの国では人が増えれば増えるほど道路は荒れ治安が悪化していく。


 そこで、俺は妙案を思いついた。冒険者を管理するシステム“冒険者ギルド”を作ることにしたのだ。ここではダンジョンアイテムや報酬金やクエスト難易度の選定など冒険者に関するありとあらゆるサポートを行う。その際、ギルド職員による治安維持や公共事業をクエストとして行う事で事実上の政府として機能した。


 だが、通常の政府と違うのはここには政治が存在しない。なぜなら、殺人以外全て自己責任で処理されるから。それが自由の代償だ。では、障害者などは死ぬしか無いのかと思っただろう。だが、そんなことは無い。特殊クエストやギルド職員として働いてもらうことで雇用を生み出した。


 冒険者ギルドは非常に好評で他国からの冒険者の流入をさらに加速させた。だが、それが他国からの反感を買ってしまう……。


「シンドバッド、隣国から大量の兵士が攻め込んできたよ!」

「何!?いつの間に……、そうか時空間魔法で飛んできたのか。アリシャール、緊急クエストを発令してくれ」

「分かった、それとシンドバット。この国のリーダーについて後で話があるんだ」

「ああ。いい加減決めないとな」


 それからアリシャールが緊急クエストを発令すると、冒険者達は迅速に兵士たちを処理してくれた。おそらく、隣国の上層部が戦力の流出を恐れたのだろう。そもそも冒険者達は国の予備戦力として考えられてきた経緯がある。当然、仕事として人を殺す事に躊躇は無い。


 さて、今みたいな事態を対処するために国の象徴となるものが必要だ。つまり、王の選定が必要になってくる。さて、また会議が長引きそうだ……。


「アリシャール、例のリーダーの件どうする?」

「僕はシンドバットがいいと思う。現にギルド長であるシンドバッドがなるなら反対意見も出やすいだろうし」

「しかし、それでは権力が集中しすぎてしまう」

「いえ、形だけのものにすればいいのよ。責任の所在だけを明らかにする存在。それだけで十分よ。この国には政治は存在しないのだし」

「なら、俺が死んだ後はどうする?誰が王位を継承するんだ?」

「それはシンドバットが決めてよ。別に今じゃなくていい。ただ、死ぬ前には決めてね」

「分かった……」

「改めて、よろしくお願いいたします。王よ」


 そうして、俺はバルバット国の王となった……。


「面白かった」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から作品の応援をお願いします。


面白かったら☆5つ、つまらなかったら☆1つ、正直に感じた気持ちで大丈夫です!


ブックマークもしていただけると本当に嬉しいです。


また、毎週金曜日午後六時以降の投稿を予定しています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ