魔導学院編総集編
いよいよ魔導学院入学式を迎えることになった。
魔導学院は城のような作りになっていた。また、魔術演習場も兼ね備えており広大な敷地を有している。それに、戦士学院とも隣接しているそうで交流も時々あるらしい。
翌日、早速授業が始まった。クラス分けは一般入試組上位陣がAクラス次いで推薦組がBクラス、一般入試下位陣がCクラスだ。そのため俺とアイリスは同じクラスになることができた。それから俺はある目的のため時空間魔法の学習に特に務めた。
そんなある日、修練をしていると金色の髪をしたイケメンなおじさんに話しかけられた。
「やあ、君に少し話があるのだが、一緒に来てくれないか?」
「いいですけど、どこに行くんですか?」
「応接室さ。」
そして、俺は応接室に行くことになった。
「初めまして、俺はこの国の王シンドバッドだ。単刀直入に聞こう、君は三凶の一人フレイランス・ニースの息子だね?」
は!?どうして気づかれたんだ?
「何故気づかれた……、って顔だね。答えは君の魂の波動さ。」
「波動?」
「魂には人それぞれ心臓の鼓動のような一定のリズムを刻む波動がある。そして、そのリズムは血が近ければ近いほどよく似るんだ。そして、一度ニースと戦ったことのある俺はニースの波動を知っている。つまり、波動が殆ど一致している君はニースの息子だという可能性が高まり、加えてさっきの挙動。ここまで条件がそろえば、疑いの余地はないという訳だ。」
「そこまで分かっていて、なぜ俺を拘束しない?」
俺の語尾を不敬に感じたシンドバッド王の家臣が俺に迫ろうとしたが、それをシンドバッド王は制して話を続けた。
「それに意味がないからだ。君はどうやら俺が君を人質として利用しようとしていると思っているがそれは違う。そんなことをすればこちらもかなりの痛手を負ってしまうからね。そこで、君だ。ニースの血を引く君なら倒せる可能性があると思ったんだ。そこで、俺の下で修行してみないか?」
もちろん俺の答えはイエスだ。そして、俺は学年末試験やクエスト、ダンジョンを経てこの戦術の強さを思い知ることとなった。
それから五年後のある日、バルバット国に獣人が攻めてきた。最強の冒険者と謳われたシンドバット王すらもこの戦いで窮地に陥るほど戦いは激化した。それは俺たちも例外では無い。アイリスとライナはウサギの獣人による超高速攻撃によって致命傷を受け、俺もまた虎の獣人に胸を貫かれた。そして、意識の飛んだ俺は真っ白い空間に飛ばされた。
「久しぶり。私のこと覚えてる?」
懐かしいその声は……。
「星空の部屋にいたダチュラさんですね?」
「正解!さて、時間も無いから今からいう事に質問は無しね。私は世界がスキルを与えている瞬間だけ君に干渉することが出来るの。この事をよく覚えていてね。それから、いつか世界を解放してね。頼んだよ……。」
それから俺はスキル“シヴァ”を手に入れ虎の獣人と巨大な竜を消し飛ばした。そして、状況が悪化した獣人の軍勢はなんとか撤退。とはいえ、ミハール港は壊滅してしまったので復興するまでの間シンドバット王の師匠に波動の修行をつけてもらった。
一ヶ月が経ち再び獣人の国と戦火を交えることになった。その中で想定外のことが起こる。魔人王が現れたのだ。それから俺は魔人王が言う神の国“エデン”に向かった。そこでは先代の英雄が待っていた。そこで、記憶とスキルを継承し皆が待つ軍艦に乗り込んだ。
だが、フレイランス・ニースつまり俺の父の襲撃にあった。目的はライナ。だが、死闘の末ライナを奪われてしまった。奪還を誓った俺たちは波動の合致を修得する。
魔導学院卒業試験経て、強さに確信を持った俺たちは大和の国へ向かうことを決意した……。
その時の俺たちは思いもしなかった、俺たちが信じた常識がこれから全てひっくり返されることに。運命の歯車はもうとっくに狂っていることに。
第二章まで読んでくださりありがとうございます。ここから物語は最終章を迎えます。
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