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第三話 聖術

 俺は治療の時に使っていた魔法が気になったので聞いてみた。


「それはね、聖術を使っていたからよ。魔法が心の負の面、例えば悲しみや憎しみの力つまり、魔力を使うのに対して、聖術は心の正の面、例えば喜びや愛の力、つまり聖力を使用しているの。ただ、聖術は使えば使うほど寿命が縮んでしまうわ」

「じゃあ、治療するたびにどんどん寿命が縮むってこと?」


 レオンは笑いながら言った。


「まさか!それならとっくに死んでいるわ。聖力は喜びや愛の感情で心が染まると一時的に増えるの、その増えた分を治療に使っているから寿命は縮まないのよ。」

「じゃあずっと増やし続ければ不死身じゃ……」

「ええ、そうよ。ただ、病気や重症すぎたりすると聖術では治しきれないから完全な不死身ではないけどね」


 にしても、十分すぎるほど凄い。前の世界の科学と合わせれば不死身だって出来ない話ではないのではないだろうか……?


「俺にも聖術を教えてよ」

「それはまだ早いわ。さっきの言葉は裏を返せばそういった経験が少ないと修得しづらいの。それに聖術は一時的に聖力を増加させないで使うとなると直接寿命を減らすことになるから、増加させる技術を身に着ける前に死んでしまうわ。」


 まだ、そういう経験が足りないか……。確かに、年齢=彼女いない歴の俺では足りないけど?でもこの世界ならきっと彼女の一人や二人できるよな、うん。出来る……よな?


「そうだ!もし、魔法に興味があるならアカデミーに行ってみない?」

「アカデミー?」

「うん、アカデミーで優秀な成績を取ることが出来ると魔導学院っていう魔法を専門に学べる所に行けるの。それに友達とかも出来て楽しいところよ」


 学校か……、確かに家だと魔法の練習にも限度がある。行ってみるか、アカデミー。


「アカデミーに行ってみるよ!」

「分かったわ。けど、今入るのはタイミングが悪いから新学期が始まる秋から入ることになるわね。それでもいい?」


 俺はこくりと頷いた。


 それから俺はアカデミーに入るまでの間、スキルを練習してみることにした。庭先にいた小鳥の目をまずコピーしてみると、遠くの樹木に張り付いている虫まで見えるほど視力が上がった。それに加えて動体視力も上がったようで周りの動きが少し遅く見える。


 次は近くにいた羽虫の目を見てみることにした。すると、視野が背中や頭上まで広がり、右後ろにある家や左後ろで洗濯している母の姿、さらに雲の動きまでを同時に捉えることが出来た。


これにより真後ろ以外死角は無くなったので、奇襲をほぼ無効化出来るようになったのはかなりの収穫だ。


 そういえば、コピーした目の形もコピーされるのだろうか。もし羽虫の複眼が自分の眼の中にあるのなら中々に気持ち悪い。気になって手鏡を見ると、虫の眼にはなっておらず安心した。むしろとてもきれいな青色だ。


 そんなこんなで色々スキルや魔法の練習をしているうちにアカデミー入学する時期になった。日本では入学式を象徴するものと言えば桜だがこっちでは紅葉だろう。アカデミーでの授業で使う新しい剣と杖も買ってもらい、いざアカデミーへ……。


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