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第二十三話 ダンジョン

 初めての報酬。俺たちはそれを打ち合わせ通り三等分して各々欲しいものを買いに行くことにした。だが、俺は夜まで我慢した。なぜならこの世界で初めての風俗店に出かけるからだ。どんなプレイでも叶えてくれる楽園にいざ……。


「いらっしゃいませー。」


 俺が入ると受付嬢にいざなわれ、好みのタイプや時間などのカウンセリングをされた。俺は獣人がいると聞いたので猫の獣人、通常プレイ、三時間コースを選択。料金は諸々含めると600カイラス近くになった。


 個室に入ると要望通りのネコ型で美形の獣人がいた。さあ、シャワーを浴びた後いよいよ本番だ。


「ねえ、お客さんってもしかして初めて?」


 突然、そんな事聞かれてかなり動揺した。というか、何故そんな事を聞いたのだろう?童貞感が出ていたのだろうか?


「その表情はそうだよね……。ねえ、私が初めてで良かったの?」

「ええ、貴方がいいから指名したんだ」

「ありがとう。うん、そうだよね……。私も初めてなんだ……。だから不安で……。こんな事をお願いするのは違うと分かっているけど、どうか聞いてくれないかな?」

「いいよ、言ってごらん?」

「三時間だけでいいから、愛して……」


 それに応えるようにモフモフな体を抱き寄せた。“愛している”なんてチープな愛を耳元で囁き、頭を撫でる度に小さな耳がピクピクンっと動いている。


 初めは緊張していたが、次第に慣れてくると足を腕を絡ませていった。そういえば、甘くいいにおいがする……。


 そうして次第に声が漏れ始め、俺の息子は魅惑の穴に入っていった……。


 翌日、ダンジョン攻略の為にダンジョンの前に集まった。ダンジョンは塔のような構造をしており、雲を突き抜けるほどの高さだ。


 早速、ダンジョン検問所でギルド許可証を見せて中に入った。道中、昨日の買い物の話になりライナがアイリスに話しかけた。


「アイリスは昨日何を買ったの?」

「私は新しい服と杖を買ったわ。マギ製の杖だから前のよりも格段に撃ちやすいから楽しみだわ。ライナは何を買ったの?」

「私は念願の刀を買ったわ。」

「刀にしたの?剣じゃなくて?」

「うん、色々お店で見てみたらこっちのほうがしっくりきたから。」

「そうなんだ、そういえば今まで剣術の練習とかはしたことあるの?」

「学院で支給される剣で練習はしていたからある程度は大丈夫だと思うよ。」


 そんな話をしていたらモンスターに遭遇。と言っても小さい蜘蛛の群れだったので火魔法で焼き尽くした。その後もトカゲやコウモリみたいなモンスターが出てきたが順調に倒していった。


 1階層、2階層と進むごとに徐々にモンスターは強く多くなっていき、10階層に差し掛かった。


 ここはいわゆるボス階層と言われており、モンスターの出現個数こそ少ないが各々非常に強力らしい。中でも特に強力なモンスターがこの階層に一体いるらしく、そのボスを倒すと見事B級昇格だ。


 道中、モンスターを倒しながらボスモンスターを探していると遠くで爆音が聞こえた。現場に行ってみると、死神のような大鎌を持っているフードを被った高さ2メートルほどの骸骨が女性の魔術師を刺し殺していた。死に際に火魔法を放ったのだろう、骸骨のフードは少し焦げて煙を出している。近くには男女の冒険者が大量の血を出して倒れていた。おそらく……、もう手遅れだろう。


「次はお前たちか……。」


 死神のような骸骨は言った……。


「面白かった」


「続きが気になる、読みたい!」


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