第二十二話 報酬
ライナは巨大蛇に突撃していった。
「ライナ!絶対眼を見るなよ!眼を見ると精神攻撃を喰らうぞ!」
「大丈夫!私、精神攻撃効かないから!だって、私魔力ゼロだもん。」
え?ゼロだって!?この世界では誰しもが魔力を持っているはずなのに……。
すると、ライナは目にも止まらぬ速さで巨大蛇に連撃をした。アイリスと戦った時
よりも格段に早くなっている。この模眼を持ってしても、何とか眼で終える速さだ。
巨大蛇は完全に翻弄されており、もう勝負は決まったかのように思っていた。が、巨大蛇は信じられない耐久力を持っているようで中々倒れない。
そこで、俺は身体強化魔法で蛇の顔まで近づき、蛇の鼻の中に炎圧弾を撃ち込んだ。すると、肺が焼かれて呼吸ができなくなったのだろう。のたうち回った末に絶命した。
流石にこのままでは持って帰れないので、アイリスの時空間魔法で巨大蛇を異空間に格納し帰ることにしよう。
そして、予めギルドに座標指定していたので時空間魔法でギルド前までワープした。
「クエスト完了しました!」
と、報告すると受付嬢はとても驚いた顔して言った。
「随分早いですね!五時間くらいかかると思っていたのに、三時間で帰って来るなんて。それはともかく、討伐した蛇の確認をしますのでギルド裏にお回りください。」
ギルド裏に行くと、様々な冒険者が討伐したモンスターの処理をしている。俺たちもモンスターの処理を依頼した。
「あの、討伐したモンスターの確認をお願いしたいのですが。」
「確か、郊外にいる蛇の討伐だったね。それで、モンスターはどこに?」
すると、アイリスは巨大蛇を異空間から取り出した。
「おい、あんた達どう見てもこれC級が討伐する蛇じゃないだろ。確かに、蛇は蛇だがこいつはタイタンスネークだぞ。山のような大きさが特徴で、まさにこいつだ。それにしても、よくこんなの相手にして生きていたな。こいつはB級クエスト相当の魔物だぞ。」
「それで依頼料は貰えそうなんですか?」
「いや、依頼詐欺の可能性があるからギルドで調査隊を派遣して真偽を確かめてからになる。ただ、モンスター討伐の戦利品については査定が完了し次第受け取れるから安心してくれ。」
査定は一日かかるそうなので、ひとまず無事クエストをクリアしたので祝杯をあげることにした。最近は忙しくて中々集まる事が出来ずにいたので、こうして久々に集まれてとても嬉しい。
ちなみに、戦利品の蛇肉の唐揚げを振る舞って貰った。ジビエ料理だけあって気が引けたが、食べてみると案外ジューシーで美味しい。
翌日、三人で査定結果の確認の為にギルドに向かった。
「よお、昨日のタイタンスネークの人だね?」
「ええ、早速ですが査定結果はどうなりましたか?」
「聞いて驚くなよ?1万カイラス(日本円で100万円)だ。」
「1万カイラス!?」
「おい、そんな大声出したらほかのやつに聞こえるだろ。」
査定のおじさんは俺たちをたしなめながら奥から袋を持って来た。
「ほら、こいつが報酬だ。」
初めての報酬。俺たちはそれを打ち合わせ通り三等分して各々欲しいものを買いに行くことにした。だが、俺は夜まで我慢した。なぜならこの世界で初めての風俗店に出かけるからだ。どんなプレイでも叶えてくれる楽園にいざ……。
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