第二十一話 クエスト
二学年となりようやくダンジョン攻略やクエスト受注など冒険者らしいことが出来るようになった。
そしてそれらをするためのギルド許可証を得るためにアイリスと共にギルドの受付に行くと、美人受付嬢からクエストについての説明を受けた。
どうやら、クエストは依頼掲示板から受けることが出来るらしい。また、個人で受けるなら同階級、パーティーを組めば自分の一つの上の階級まで受けられるらしく、パーティーを組めば二つ上の階級まで受けることが出来るとのこと。
そして、無事クエストクリアすると依頼者が依頼料としてギルドに支払った70%をもらうことができるシステムだそうだ。ただし、モンスターを狩って手に入れた戦利品を売る場合については、ギルドで審査価格に基づき報酬と共に貰えるらしい。
さて、早速パーティーとしてクエストを受けようとしたら、さっきの受付嬢に止められてしまった。
「ダメよ、そんなバランスの悪いパーティー。近接戦闘型を一人入れないと。」
「でも、俺近接戦闘もこなせますよ。」
受付嬢はとても驚いた顔をしていた。
「君、魔術師じゃないの?」
「魔法戦士と言って両方こなせるんですよ。」
「なら……、だけどやっぱり不安だわ。近接専門ってわけでもないし……。」
すると、黒髪の美少女がこちらに呼びかけてきた。
「近接戦闘型にお困りですか?」
聞きなれたその声に俺たちはとても驚いた。
「ライナ!」
「私がパーティーに入ればちょうどいいんじゃないかな?」
すると、受付嬢はそのたわわな胸を揺らしながら手を叩いた。
「これで万事解決ですね!」
という訳で、アイリス、ライナそして俺というメンバーでパーティーを組むこととなった。
さて、早速街の郊外にある巨大蛇の討伐というクエストを受けることにした。道中、クエスト報酬で何を買うか話した。アイリスは新しい服、ライナは剣を買いたいらしい。今まで、貧乏で剣を買うお金も無かったので、もし成功すれば無事買えるととても張り切っている。
ちなみに俺は新しい杖と二人には言っておいた。が、本当は風俗店に使う予定だ。この世界の風俗店は異世界だけあって、ありとあらゆるプレイができるらしい。リルのリルは考えただけで大興奮である。
それはともかく、巨大蛇がいるという郊外の森にやってきた。郊外の森と言えど流石、中世である。未だ未開の森は薄暗く、ひんやりとしている。太古の雰囲気さえ感じられる程の樹木と獣の気配が三人に緊張を与えた。
そんな不安を感じながら魔力感知をして森を探索していると、突如地響きがした。すると、地面から巨大蛇が飛び出してきた。
圧倒されるほどの巨体に鋭い眼光、莫大な魔力から放たれる覇気はまさしく山神。それは、俺たちを戦慄させるのに十分すぎる程だった。
だが、驚いてばかりはいられない。すぐに、態勢を直して応戦状態に入った。
「魔力感知に引っかからないなんて、どういうこと!?」
と、少し混乱しながらアイリスは言った。
「いや、引っかかってはいたさ。ただ、大きすぎて地面の持つ魔力と勘違いしていたんだ。にしても、これどう見てもC級クエストの内容じゃないよな?」
「もしかして、巨大蛇の子供を討伐するのがクエストだったんじゃ……。」
と、ライナは言った。確かにそれもあり得るが、一番の可能性は依頼料をケチるために難易度偽装をしたのだろう。だが、それは心の内にしまうことにした。というのも、ライナは人を疑うのを嫌うからだ。そんな事をここで口走れば言い合いになってしまう。
すると、一瞬俺の体の力が抜けた。突然の出来事に混乱したが、模眼の能力で即座に理解した。どうやら、俺は蛇の瞳術による精神攻撃を受けたらしい。
しかも、スキルによる攻撃なので、魔力操作をもってしても事前に防ぐことができない。だが、蛇のスキルを即座にコピーしたお陰で同じスキル同士相殺した。
だが、アイリスとライナは別だ。攻撃を受ければ即、夢の中だろう。すると、ライナが巨大蛇に突撃していった。
「ライナ!絶対眼を見るなよ!眼を見ると精神攻撃を喰らうぞ!」
「大丈夫!私、精神攻撃効かないから!だって、私魔力ゼロだもん。」
え?ゼロだって!?
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