第十五話 ミハール
そして、精神魔法が解かれた。
「私がお父さんについて知っているのはここまでよ。そして、この話を聞いて分かると思うけど決してお父さんの息子だと気づかれては駄目よ。もし気づかれれば、酷い目に合うのは確実なんだから。」
俺は頷いた。そして、まだ見ぬ父に思いをはせながら眠ることとなった。
しばらくして、俺は魔導学院に出発する事となった。
「気をつけてね、リル。」
「行って来るよ、お母さん!」
戦士学院と魔導学院はシャルラ村から遠く離れたバルバット国の首都ミハールにあり、少なくとも時空間魔法を習得するまでは魔導学院の寮で生活することとなる。移動は馬車での移動となり、約三週間かかかるそうだ。
馬車ではアイリスとライナと相席することになった。三週間馬車に揺られながら色々なことを話した。今までのこと、これからのことを……。時々魔物も出てきたが護衛の冒険者が倒してくれた。
三週間後、首都ミハールに到着した。ミハールは海沿いにあり海の景色がとても綺麗なところだ。町の中を散策してみると、魚や海老の焼いた香ばしい匂いや、リズミカルな音楽であふれていた。どうやら、今日は謝肉祭らしく出店をあちこちで開いていたのだ。
「ねえ、あの魚を焼いたのを食べてみようよ!」
とライナが目を輝かせながら言った。
「私は海老を食べようかな。いい匂いするし。」
とアイリスはお腹を鳴らしながら言った。
俺はどちらも食べたが色んな香辛料がかかっておりとても美味しい。そんなことをして色々とお店を回っていたら気づけば日も暮れ海が紅く染まっていく……。暗くなってきたので予約していた宿に泊まることにした。
翌日、いよいよ魔導学院入学式を迎えた。
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