おっさん おばさんとキレる
教会を出て俺とリーネさんは門へ走り出した
道すがら色々な人に話を聞いてみたが 皆見ていない といってたが 一人のみすぼらしい格好をした
獣人の女の子が
「豪華な馬車ならすごいスピードで門へ向かいましたけど・・・」
と教えてくれた まだベイクのものと決まっていないが 急いでいたということから その馬車の特徴をきき その少女に礼を言い
「今は急いでいてお礼が渡せないんだ ライネルさんの工房わかるかい?」
と聞くと わかります と頷いたので
「その横に教会ができたから 中にいる アルって美人さんに アマガイに言われてきたと言って俺が帰るまで待っててくれるかい?」
というと お礼はいいです といったが リーネさんが 娘の一大事なんだ 受け取ってくれ というと
少女は戸惑いながら わかりました とお辞儀をして工房のほうへ走っていった。
「とりあえず馬車を探そう そうそう遠くへは行っていないはずだ」
リーネさんがいい 俺は頷きながら 門へと再び走った。
門に着くと
「はいはい 止まりな」
と見知らぬ門番に止められたので 俺は
「少し前に豪華な馬車が通ったか?」
と聞くと門番は ははーん お前がアマガイってやつだな? と言ってきたので そうだ と答えると
「馬車はみてねぇなぁ それとリーネとアマガイってやつは町からだすなと上から言われてんだ 悪いがここは通れねぇぜ?」
と下衆い笑いをしながら言ってきた。
「どういうことだい!?」
とリーネが殺気を込めて怒鳴ると門番は 蒼い顔をし後ずさりながら 俺に言われても 上からの命令なんだよ と強がりながら硬い笑いを見せながら言ってきた。
「逆らうのは国への反逆だ へへっ この国に居られなくなるどころか 追われる身になるぜ?」
と へへっ 言ってきた ぐっ と怒りをかみしめながらリーネさんが狼狽したのをみて門番は
わかったら街へ戻りな と犬を追い払うように シッシ と手を振った。
リーネさんが握りこぶしを震わせながら怒りを抑えている 前に一歩出て 門番とリーネさんの間に俺は立つと
「残念だが俺はこの国にも街にも何の思い入れもないんでね 追われようがどうしようが一向にかまわないんだが?」
と殺気をこめ 闇属性の火を付与した身体強化を体に纏わせ セイの作った短剣を抜きながら言った
「お!・・・おまえがやったら お前の仲間まで追われる身になるぞ?!」
と焦りながら言ってくるので 俺は
「お前 この場で死ぬのに誰が俺がやったと証明する気なんだ?」
と短剣を門番に向け さらに殺気を強くこめ 身体強化に魔力を流す
「お・・・おい アマガイ!!」
とリーネさんが焦りながら俺を止めようとし 門番はへたり込み ひっ た たすけ と声にならずに命乞いをはじめたが
「リドリーは俺の大切な仲間だ もはや家族と言ってもいいほどのな そのリドリーに手を出したんだ
やられる覚悟があってやってるんだろ?」
と俺はさらに魔力と殺気をこめる それを聞いてリーネさんも覚悟をきめたようで
「そうだね 娘の危機に母親の私が尻込みしてちゃいけないね ペイルには後であやまるよ」
といい 全身にバチバチと音と光をとばす紫の光を纏いながらいい槍をだし構えた
「ひぃ!!! 俺はただ 隊長にいわれただけなんだ!!! たのむ助けてくれ!!!」
と門番が股間を濡らしながら謝ってきたが 遺言はそれでいいか? と短剣を振るおうとしたら
「なにごとだっ!!!!」
と街のほうから怒声が響き渡り 俺は目線だけ声のほうへ向けると 10人ほどの騎士たちがこちらに綺麗な隊列を組み向かってきた 隊の後ろには馬に乗った3人の騎士がいて その中の一人 白髪の騎士が
俺らに向かって
「貴様ら なにをやっておる!」
といってきた門番はその人物を見て びっくりしながら
「ロ・・・ローレンス副騎士団長様・・・!?」
とつぶやいた そしてもう一人の 馬に乗ったチャラそうなおっさん騎士が
「とりあえず 武器をおさめろよ? 国家反逆罪になっちまうぞ?」
と やれやれ と言いう感じで俺とリーネさんにいうが俺とリーネさんは武器をそのままに門番をつきつけて リーネさんはそいつらにこう言った
「私の娘が攫われた 探しに行こうとしたらこの門番が上からの命令で私とこいつは通せないといった
この街の騎士は王と民を守るためのものだろ? ならこいつは騎士じゃないだろ」
と槍をさらに門番に近づける
すると3人の真ん中で一番つよそうな騎士が
「おい! リーネ!! もしかしてリドリーがかっ!?」
とうろたえながらリーネさんに尋ねてきたので リーネさんはその騎士に軽蔑の眼をむけながら
「だからそうだといってるんだよ! ローエン騎士団長殿! だから邪魔すんな!」
と言った
「リーネ! ローでいい それで犯人のめぼしはついてるかっ!?」
と馬から降りリーネさんのほうにかけよってくるローエン騎士団長に ローレンス副団長とよばれた爺さん騎士が 団長! 公務中ですぞ! とたしなめたが 団長は うっせぇよ! ローレンスさん! 身内の危機だ! と取り合わず それみたもう一人のチャラ騎士が あーっはははは やっぱ 団長 最高!と大声で笑い ローレンスに サイス! 貴様も止めんか! と怒られていた
「人攫いは重罪だ! どういうことか説明してくれ ことによっては騎士団も憲兵も動く!」
とローエン騎士団長がリーネさんにつかみかかりながらいうとリーネさんが門番をみながら
「こいつを見る限り もはや騎士団も憲兵も信用できないね 自分たちで探すからじゃまだ消すんじゃいよロー」
と言った それを聞いた瞬間 周囲の温度が数度下がったかのように冷たくなり トーンが数段落ちた声で門番に
「どういうことだ?」
と殺気を込めた目で門番を見ながらいった。
門番はガタガタ震えながら
「じ・・・じぶんは・・・・ファル隊長の命で・・・あの」
というとローエンは
「ローレンスさん! サイス!!!」
と叫ぶと 二人は 「「はっ! 直ちに!!」」
と馬を街のほうへ走らせていった
「そして門番を指さし おい こいつを尋問室に連行し情報を聞き出せ」
と引き連れてきた騎士にいうと2名の騎士が門番を捕まえ こっちにこい! と日ごろ門番が待機している小屋のような建物の中に連行していった。
ローエンは こちらをみて
「すまん リーネ こちらでも情報を集める とりあえず話を聞かせてくれ」
といい リーネさんはあらかたの情報をかいつまんで説明した 説明を聞いたローエンは
「わかった おい! この門を通った赤い豪華な馬車の持ち主をさがせ それと犯人の情報を街の者に聞き込みをしろ!」
と隊列を組み待機していた騎士たちに指示を出し 騎士たちは数名ずつに分かれ あちこちに散らばっていった。
「団長! カマルが吐きました! 馬車は東の森のほうへ向かったようです!!!」
と先ほど門番を連行していった騎士の一人が言ってきた それを聞いたローエンは俺たちに
「きいたか!? 後の話はリドリーを保護してからだ! とりあえず門からでる許可はする! 行ってくれ!!」
と言ってきたので俺とリーネさんは身体強化をかけたまま全速力で東の森へと向かった。
それをみて ローエンは
「おおごとになりそうだな・・・・ことによっちゃぁ・・・すべてのギルドと慈愛教会が・・・この国の敵になるかもしれん・・王に話は通しておくか・・・・」
とつぶやき 城のほうへと馬をはしらせた。




