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おっさんおばさんの救出劇

東の森へと走り出した俺たちは お互いに索敵をしながら 属性付与した身体強化を使い全速力で走った。

森までの距離は3㎞ほどで前に行った小ダンジョンの手前に広がる小さな森で俺が南の森へ行く前

毎朝狩りをしていた場所だった。


「森の中は何度も行きましたが人が隠れれるようなものはなかったはずです!」


と俺がいうとリーネさんは


「道中も注意していこう! 馬車の跡があるかもしれない! 見逃すなよ!!」


と言ってきたので索敵だけではなく目視でも注意深く探していく

段々と森が近づいてくると俺たちはさらにスピードをあげた


森に到着しあたりを注意深くみていると数頭の馬の蹄らしき後に2本の直線的な跡が続いているのを

リーネさんが発見した。


「アマガイこっちだ!」


といいその跡の先へと向かっていくと馬車と真っ白い馬2頭が太い木に結ばれていた

俺たちは注意深く慎重に馬車へと近づきリーネさんが馬車を覗くとすでに馬車はものけのからだった


「森にはいったのか?」


と俺がきくと リーネさんが たぶんな と地面をクイッと親指で指した そこをみると

数名の足跡と何かが引きずられたような跡が森へと続いていた 俺はそれを確認すると リーネさんに

頷き 俺たちはその跡を追って森へ入っていった。


「アマガイ 索敵を全開でつかいな 少しでも怪しい気配を感じたら わかるね?」


とリーネさんが聞いてきたので 俺は はい と答え索敵をしながら進んだ


体感で10分程進んだ時 リーネさんが 手で止まれと合図をしてきたので 身を潜め リーネさんに近づいた


「今 声が聞こえた」


こっちだ というので後についていくと 


「こら! あばれんな!」

「往生際が悪いぞ!!! いてっ! このアマぁ!!」


という騒ぎ声が聞こえてきた。

声のほうに慎重に隠れながら進み目視可能な距離までいき茂みの中から様子をうかがうと

両腕を縛られ上に持ち上げられそこを苦無の様なもので木にとめられ 吊るされたような姿の

リドリーが居た 口には布のようなものでさるぐつわをされているので しゃべれないのだろう


俺たちは頷きあい隙をうかがっていた


「てめぇ 下てに出てれば!」


と一人の男がリドリーを殴りそうになると 


「サンガまて! おちつけ」


もう一人が止めると サンガと呼ばれた男が ケッ! と拗ねたように地面をけり 少しリドリーから

離れた すると


「やれやれ・・・リドリーもうあきらめて自分の意思で俺のものになってくれないかな?」


と大げさに両手を広げ 困ったような 口調でリドリーへ言い寄るベイクがいた

ベイクは更に


「それでなければ 父に頼み隷属の儀式をして君を俺の奴隷していうことを聞かせなきゃならなくなる」


儀式はものすごく痛いよ? と下衆な笑いをしながらリドリーの顔に顔を近づけていっていた


その時 リドリーがベイクに渾身の頭突きをかまし ベイクの鼻へクリティカルヒットした

鼻を抑え後ろに倒れたベイクに取り巻きの2人がそれぞれ 大丈夫ですか! と駆け寄った


その隙をつき俺はベイク達のほうへリーネさんはリドリーのほうへ属性付与した身体強化をかけ駆け寄った


一瞬で自分の前に母親のリーネさんが現れ 驚いたリドリーは


「!!! んんーん(おかあさん)!!」


と叫んだ リーネさんは 怪我はないかい? と言いながら リドリーのさるぐつわを外し縛られた手のロープを切った


「お母さん!!!」


と自由になったリドリーが泣きながらリーネさんに抱き着くと


「リドリー・・・無事でよかった・・・・」


と涙目になりながらリーネさんはリドリーを受け止め抱きしめた


ベイクは突然の出来事に鼻血が噴き出ている鼻を抑えながら


「なんだ!? リーネ!? なぜここに!?」


と狼狽え


「いきなり現れたぞ!?」

「なんなんだ うげっ」


取り巻きの二人が続けて混乱したまま騒いだのでサンガと呼ばれていた男を少し力を抑え蹴とばした

蹴とばされたサンガは2mほど転がりながら木に激突し 気を失った


「サンガ!? 畜生! あー!! てめぇは!! うひぃ」


もう一人の取り巻きの鳩尾につま先キックを叩き込み気絶させ


「レンド! くそがっ! アマガイといったな! 僕にこんな事したらどうなるかわかっているのか!」


と いまだ とまらない鼻血を手で必死に抑えながらベイクが俺に言ってきたので


「お前こそ わかっているのか? 俺の大事な仲間に手を出したことを」


と殺気をこめて短剣を抜きながらいうと


「や・・・やめろ! 僕が誰だかわかっているのか!? 冒険者風情が誰に手を出してるのか考えろよ!」


とベイクが震えながらいうので


「リドリーの ただクラスが同じだけのすっごく嫌なやつ だろ?」


と皮肉たっぷりにいい ニヤリ と笑うと 後ろでリーネさんに抱き着いたままの リドリーが


「ぷっ」


と吹いて笑いをこらえていた それをみたベイクが 顔を真っ赤にしながら


「貴様ぁ!」


と叫んだので短剣の柄で軽く顎を殴ると うがっ と声をあげ数本の歯が飛んでいき口から血をだして倒れた。


俺はベイクの意識がなくなったのを確認すると二人のほうへ振り向きながら


「リドリー 大丈夫だった  ぐっはぁ」


大丈夫だったかと言い切る前に リドリーがタックルのように抱き着いてきた そして


「アマガイさん! 遅いよ!!! 怖かったんだからね!?」


と泣きながら必死に訴えてきた 俺は一瞬困ったが でも助けてくれてありがとう とリドリーが

顔を俺の胸にうずめながら言ってきたので すまん と謝り 頭を優しくなでた


「ゴホンっ! さぁイチャつくのはその辺にしときな 皆が心配してるんだ こいつらしょっ引いてさっさと帰るよ」


とリーネさんがいうと リドリーは 顔を真っ赤にして もう!お母さん!? こんな時まで 台無しだよ! と怒りながら俺から飛びのくように離れた。


とりあえずその辺の蔦をつかい3人を縛り上げ身体強化をかけた俺が3人を乱雑に引きずりながら歩き

リーネさんはリドリーと手をつないで森の外へと向かった


途中 幾度となく 岩や木の根などの段差を ダンダン と乱雑に引きずられ うが ふげ などの

声を出していたが 気絶しても声はでるんだな くらいにしか思わなかった

途中なんどか意識を取り戻すも すぐ俺にまた気絶させられ 森を出るころには3人の顔はひどいものになっていた。


「この馬車使いましょうか」


と俺がいうと 悪だくみを思いついたのか そうだね とリーネさんが黒い笑みを浮かべ同意した

それから少し準備をして 準備が終わって


「リドリー 待たせたね 帰るよ」


とリーネさんがいうと


「・・・・・・なにこれ」


とリドリーが白い目で自分の母をみていた

馬車には俺とリーネさんが苦労して乗せた3人組が乗っていた

ただ

取り巻きの二人はそれぞれ一人ずつ 馬車をけん引する馬の背中に抱き着くように縛り付けられ 

主犯のベイクは

馬車の後ろにリドリーがやられていたように吊るされていた 全員パンツ一丁で 

しかも腹には


私ベイクは誘拐犯です 


と墨で書かれていた


「の・・・・乗りたくない」


リドリーが思いっきり嫌そうに言ってきたが いいから乗れ とリーネさんに抱きかかえられ馬車の中へと投げ込まれた


「アマガイ リドリーを頼んだよ(逃げ出さないように)」


と言われたので わかっています(逃がしませんよ) と力強く 頷いた それをみたリドリーが


「助けられた気がしないよぉ!!! 助けてぇ お父さぁーーーん!」


と叫んだが スルーして


「じゃぁ 出発するよ」


とリーネさんは馬車を走らせ街に向かった リドリーの


「いーーーーやぁーーーー」


という叫び声とともに







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