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Season 4 隠していたもの

この物語は、私が見たひとつの夢から生まれました。

『全season5』


処置が始まってから、私はずっと俯いていた。

誰とも目を合わせられなかった。

「怒られる……」

そう思っていた。


全部バレてしまった。

自分を傷つけていたことも。

クスリを使っていたことも。

誰にも言えなかったことも。


もう隠せない。


けれど、A先生は怒らなかった。

「今まで、ずっと一人で抱えてたんだね」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が苦しくなった。


「……言えなかった」

「うん」

「言ったら、迷惑かけると思って……」


A先生は少し黙ってから答えた。

「迷惑じゃないよ」

私は顔を上げた。

「先生たちは、あなたを怒るためにここにいるんじゃない。守るためにいるんだよ」


M先生も静かに頷いた。

「今は何があったのか、全部話さなくてもいい。でも、一人で抱えなくていい」

その言葉が、心に残った。


私はずっと、「誰にも言わないほうがいい」と思っていた。


知られたら、全部が変わってしまうと思っていた。


でも、隠し続けることも苦しかった。

「……怖かった」

初めて、自分の気持ちを口にした。

「何が?」

A先生が聞く。


「自分でも、自分がどうなるのか分からなくなるのが……怖かった」

涙がこぼれた。

A先生は何も急かさなかった。

ただ、そこにいてくれた。

それだけでよかった。


しばらくすると、腹部の痛みも落ち着いてきた。

医師からも、しばらく様子を見るように言われた。

私はベッドの上で天井を見つめた。


今日一日で、たくさんのことが起きた。

逃げた。

隠した。


そして、先生たちに全部知られた。

怖かった。


でも、不思議と少しだけ心が軽くなっていた。

秘密を一つ、誰かと共有できたから。


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