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Season 5 ここにいていい

この物語は、私が見たひとつの夢から生まれました。

『全season5』


夜になっても、先生たちは帰らなかった。

A先生も、M先生も、他の女の先生も、交代しながら私の様子を見てくれていた。


「眠れそう?」

「……分からない」

「じゃあ、眠れるまでここにいようか」

A先生が椅子に座った。


私はしばらく黙っていた。

そして、小さな声で聞いた。

「……私、学校に戻れるのかな」

「もちろん」

すぐに答えてくれた。

「でも、今までと同じじゃなくていいよ」


私はA先生を見る。

「苦しくなったら、逃げる前に先生に言っていい。何も話せなくてもいい。『今しんどい』だけでもいい」


M先生も続けた。

「助けを求めることは、弱いことじゃないからね」


私は何度も頷いた。

今まで私は、全部一人で何とかしようとしていた。


先生に知られたくなかった。

迷惑をかけたくなかった。

心配されたくなかった。


でも、本当はずっと――誰かに気づいてほしかった。


「……先生」

「ん?」

「今日、見つけてくれて……ありがとう」


A先生は少し驚いたような顔をして、それから優しく笑った。

「見つけるよ。何回でも」

その言葉を聞いて、涙がまたこぼれた。

私はまだ、何も解決していない。


これからも苦しくなる日があるかもしれない。


また逃げたくなるかもしれない。


それでも。


今日、私は知った。

苦しい時に助けを求めてもいいこと。

誰かに頼ってもいいこと。


そして――

自分の居場所は、自分一人で見つけなくてもいいこと。


ベッドの横には、ずっと先生たちがいた。

私は目を閉じた。

「……明日も、ここにいていい?」

A先生はすぐに答えた。

「うん。ここにいていいよ」


その言葉に包まれながら、私はゆっくり眠りについた。


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