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Season 2 突然の痛み

この物語は、私が見たひとつの夢から生まれました。

『全season5』


「……お腹、痛い」

それから数分後。


突然、腹部に強い痛みが走った。

私は身体を丸めるようにして、その場から動けなくなった。


「どこが痛い?」

A先生がすぐに近づいてくる。

M先生も私の様子を確認した。


二人とも医療の知識がある先生だった。

けれど、私は質問に答えることすらできなかった。


「喋らなくていいよ」

A先生が私の表情を見て、すぐに非常ボタンを押した。


集会場にいた医師が駆けつけ、検査が始まった。

いくつもの確認を受けた。


けれど、すぐには原因が分からなかった。


「今のところ、大きな異常は見つかっていません」

その言葉を聞いても、私は安心できなかった。


痛みが怖かった。

しばらくすると、少しずつ痛みが和らいでいった。


「今日はみんなでここにいようか」

A先生がそう言った。

しばらくして、先生たちが食べやすいうどんを作ってくれた。

「何も食べてないんでしょ?」

どうして分かったんだろう。


私は小さく頷いた。

うどんを少しだけ口にした。


けれど、やっぱり食欲がなかった。

「……もういい」

箸を置くと、A先生と途中から来た女の先生が顔を見合わせた。


「食欲ない?」

「……少し前から、ずっと」

「そっか。じゃあ、あとで検査しよう」


女の先生は優しく笑った。

「痛くないから安心してね」


その瞬間、またお腹が痛くなった。

私は思わずお腹を押さえた。

「また痛い?」

A先生がすぐに気づいた。


けれど、しばらくすると痛みは少しずつ落ち着いた。

私は息を吐いた。

「……爪切り、欲しい」

食事中から爪が欠けていて、ずっと気になっていた。


「ごめんね。今は貸せないよ」

先生たちは心配そうに答えた。

私がまた自分を傷つけるかもしれない。

その理由は分かっていた。

だからこそ、何も言い返せなかった。


A先生は私の手首を確認した。

私は目を逸らした。


この時、先生たちはまだ知らなかった。

私が心の中に、誰にも言えないものを抱えていたことを。


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