表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/5

Season 1 視線

この物語は、私が見たひとつの夢から生まれました。

『全season5』


その日は、全校生徒が集まる大きな集会の日だった。


私はみんなと同じ場所に座っているはずなのに、ずっと落ち着かなかった。

何度も周りを見てしまう。


特に気になっていたのは、先生たちの視線だった。


「……大丈夫」

自分に言い聞かせるように、小さく呟いた。


その時だった。

「何してるの?」

他学年の先生が近くまで来た。

私は反射的に手首を隠した。

先生の目が、私の動きを追う。

「今、隠したよね?」

「……隠してません」

思わず、強い口調で言い切ってしまった。


本当は、先生に気づかれるのが怖かった。

何かを聞かれたら、全部バレてしまいそうだったから。


その直後、後ろにいた男子がちょっかいをかけてきた。

何度も続く言葉に、私の中に溜まっていたものが一気に膨らんでいく。


「もう……無理」


私は立ち上がり、その場を飛び出した。


廊下に出た瞬間、集会場の音が遠くなった。


戻ろうと思っても、足が動かなかった。

結局、私は集会が終わるまで外にいた。


少し離れた場所から集会場を見ていると、A先生が何度もこちらを見ていることに気づいた。

目が合いそうになるたび、私は視線を逸らした。


集会が終わり、生徒たちがバスへ向かい始める。


私も移動しようとした。


けれど、その途中でO先生と言い合いになった。

頭の中が真っ白になる。


これ以上、何も受け止められなかった。


そして私は、その場で自分を傷つけてしまった。


その後のことは、覚えていない。


気がついた時

――私は集会場にあるベッドの上にいた。

隣にはA先生とM先生がいた。

「……どうして、ここにいるの?」

震える声で聞く。


A先生は静かに私を見つめた。

「自分で自分を傷つけちゃったんだよ」

その言葉を聞いて、私は何も言えなかった。


「今日は学校には戻らないよ。ここで少し休もう」

A先生の声だけが、ぼんやりと耳に残っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ