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アルテリア魔法学校で最下位合格した男の話  作者: 霧雨
第一章 入学編

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#93 中間試験・結果発表

試験は…俺にとってはあっという間に終わった。


廊下に出ると、すでに人だかりができていた。掲示板の前で、みんな息を潜めている。俺もその輪に混じって、ちらりと貼り出される紙を確認する瞬間を待った。


教員が紙を掲示板に貼った途端、ざわめきが一瞬にして静寂に変わる。全員が息を呑んで見つめている。


――目に飛び込んできたのは、学科順位一覧。


1位 佐々峰 紫亜(A)

2位 佐々峰 莉亜(A)

   篝火 昴(A)

   天竜 玲磁(E)

5位 仁公儀 蒼南(A)

6位 慈恩寺 貴満(B)

7位 水無 寡燐(D)

8位 天針 琉月(B)


掲示板の前が、一気に爆発したみたいに騒がしくなる。


Aクラスの二人の顔がひときわ光って見える。

莉亜は「……天竜 玲磁、やはりただ者ではないわね」と言い、

「ふふ……いいわ。莉亜姉も、玲磁くんも、もっと追いかけてきて?」と不敵に笑う紫亜。


Bクラスも驚きを隠せない。

「……七不思議が一つ増えましたね」何が起こったのかと二度見する貴満。

「ちょ、玲磁くん!? なんでそこにいるの!?」と弥来。


Cクラスからも声が上がる。

「え、ちょっと待て……Eクラスの150位のはずだよな……?」人気者の輝きを放ちながらも戸惑いを隠せない。

「おい玲磁! お前いつの間に勉強してたんだよ!!」叫ぶ皓。


Dクラスは少し冷めた反応だけど、内心は驚きまくりだ。

寡燐は小さく拍手。

陶之介は呆れたように、「アイツ……また面倒なやつが結果出しやがって」とつぶやく。


Eクラスの連中は、俺のことを知ってるだけに色んな反応が交錯していた。

瑞翔は静かに、「……やっぱ、こうなるんだ」とだけ。

理紅虎はフェンリルを撫でながら呟く。「玲磁くんって、本当に……何者なの?」

魅亜は両手を広げ、「中間試験燃やしていい?」と叫ぶ。

遥花は少し震えた声で、「れ、玲磁くん……すごい……!」


虹矢は怒りとも驚きともつかない声で叫ぶ。

「テメェぇぇ! 何で普通にしてて2位なんだよッ!?」


俺は肩をすくめるしかない。

「俺も分からん。やったらこうなった」


別に狙ったわけじゃない。いつも通りにやってただけだ。

でも、こうなることは――まあ、ちょっと嬉しい気もする。

結果は玲磁が学年2位を取って終了。


他はほぼ全員、いつもより勉強しているにもかかわらず。

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