# Tale『第十七代校長』 ## 第一章 廃校
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昭和五十四年三月。██県██郡██村には、まだ冬の名残が色濃く残っていた。校庭の隅に寄せられた雪は日ごとに少しずつ痩せていたが、それでも春に場所を譲るのを拒むように、黒ずんだ塊となって残っている。日当たりのよい場所では雪解け水が細い筋を作り、鉄棒の下には柔らかくなった土が覗いていた。校庭を囲む桜の木々にも、まだ固い蕾が並んでいる。
村の人口は八百人にも満たない。その中央から少し離れた高台に、木造二階建ての校舎が建っていた。██村立██小学校。明治の末に前身となる尋常小学校が設立されて以来、六十年以上にわたって村の子供たちを送り出してきた学校だった。
午前八時を過ぎるころ、校門を抜けた児童たちの声が冷たい朝の空気に響き始める。
「おはようございまーす!」
「先生、おはよう!」
「廊下走るなよー!」
「走ってない!」
「走ってるだろ!」
いつもと変わらない朝だった。職員室ではストーブの上に置かれた薬缶が小さく音を立て、教師たちは出席簿を抱えてそれぞれの教室へ向かっていく。用務員は玄関前に残った雪をスコップで崩し、一年生の教室からはランドセルを落としたらしい大きな音がした。二階からは六年生の笑い声が聞こえてくる。
廊下の掲示板には、色紙で作られた「六年生を送る会」の文字が貼られていた。
そのすぐ横、児童たちにはまだ見せていない一枚の紙が、校長室の机の上に置かれていた。
第十七代校長、████ ███は、その紙をもう何度目になるか分からないほど読み返していた。
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**██県教育委員会通知**
**██村立██小学校の廃止について**
児童数の継続的減少ならびに██村教育行政再編計画に基づき、昭和五十四年三月三十一日をもって――
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そこから先は、もう読まなくても分かっていた。
去年の十一月にも読んだ。十二月にも読んだ。年が明けてからも何度も読み返した。そして三月になった今も、その文章は一文字も変わっていない。
校長は紙を裏返した。
それでも、「廃止」という二文字だけは紙を透かして見えるような気がした。
「……校長先生」
声に顔を上げると、教頭が校長室の入口に立っていた。
「ああ」
「そろそろ朝礼です」
時計を見ると、八時二十二分だった。
「そうだったな」
校長は立ち上がり、通知書を机の引き出しへ戻した。閉める直前、手が止まった。
廃校通知の下には、何枚もの書類が重ねてある。廃校撤回要望書。村民から集めた署名。教育委員会への再検討申請。県議会議員宛てに送った手紙。村役場との協議記録。
どれも結果は同じだった。
決定は覆らない。
校長は静かに引き出しを閉めた。
「行こう」
教頭と並んで廊下へ出る。
体育館へ向かう途中、二年生の男子児童が勢いよく走ってきた。
「あ、校長先生!」
「走るな」
「走ってない!」
「今、走ってただろう」
「急いで歩いてた!」
校長は思わず笑った。
「じゃあ、ゆっくり急いで歩きなさい」
「はーい!」
児童は元気よく返事をすると、やはり走っていった。
その後ろ姿を見送りながら、教頭が苦笑する。
「元気ですねえ」
「ああ」
校長も小さく頷いた。
「元気だ」
それ以上は言わなかった。
全校児童、四十三名。
最盛期には三百人を超えていた。
校長自身がこの学校に通っていたころは、一学年に五十人以上いた。運動会ともなれば校庭は村中から集まった人で埋まり、酒や弁当を持ち寄って、子供だけでなく大人まで一日中騒いでいた。徒競走、玉入れ、騎馬戦、綱引き。最後には村の青年団まで参加した。
あのころ、この学校がなくなる日が来るなど、誰が想像しただろう。
だが村から人が減った。
若者は高校を卒業すると町へ出た。林業は衰え、商店が閉じ、診療所が閉じ、バスの本数が減った。子供が減り、一学年十人を切るようになった。
今年の一年生は四人。
来年度の入学予定児童は三人。
そのうち一人の家庭は、四月から県外へ転居することが決まっている。
数字だけを見れば、学校を維持する理由はない。
体育館の壇上に立つと、四十三人の児童たちが校長を見上げた。全員が整列しても、広い体育館の半分にも満たない。
「おはようございます」
「おはようございまーす!」
四十三人とは思えないほど、大きな声が返ってくる。
校長は少しだけ笑った。
「まだ朝は寒いですが、少しずつ春が近づいています。雪が溶けて、もうすぐ桜も咲きます」
何人かの児童が窓の外を見た。
「六年生は、あと少しで卒業ですね」
六年生たちが顔を見合わせる。
十二人。
そのうち九人は町の中学校へ進学し、残り三人は家族とともに別の地域へ引っ越すことになっている。
「残り少ない小学校生活です。下級生のお手本になるように、最後まで――」
そこで言葉が止まりかけた。
最後まで。
普段なら何の意味もなく口にする言葉だった。
今年だけは違う。
六年生だけではない。
この学校そのものにとって、最後だった。
「……最後まで、立派な六年生でいてください」
「はい!」
子供たちの返事に、校長は微笑んだ。
「では、今週も元気に過ごしましょう」
朝礼が終わり、児童たちは列になって体育館を出ていく。
その途中、一年生の女児が校長の前で立ち止まった。
「校長先生」
「どうした?」
「桜、いつ咲く?」
校長は体育館の窓から校庭を見た。
「そうだなあ。卒業式のころには、まだ少し早いかな」
「じゃあ四月?」
「ああ。四月になれば咲くだろう」
女児は嬉しそうに笑った。
「じゃあ見ようね!」
校長は返事ができなかった。
女児は気にした様子もなく、友達を追いかけていった。
「……四月になれば、か」
小さく呟いた。
隣にいた教頭は聞こえなかったのか、それとも聞こえないふりをしたのか、何も言わなかった。
昼休みになると、校長は校舎の中を歩いていた。
最近、この時間になると無意識に校内を歩くようになっていた。
一年生教室。二年生教室。図書室。理科室。音楽室。体育館。
どこも古い。
廊下を歩けば床板が軋み、窓枠は木製で、冬になると隙間風が入る。強い雨が降れば体育館の屋根から雨漏りもする。
決して立派な学校ではなかった。
それでも、ここには記憶があった。
壁に残る傷。児童がぶつけて欠けた柱。歴代卒業生の写真。昭和三十年代の運動会で使った旗。図書室の本に書かれた、ずっと昔の児童の名前。
階段の手すりには、小さく「昭和三十二年 六年一組」と刻まれている。
誰かが教師に隠れて彫ったのだろう。
校長はその文字へ指を触れた。
全部、この学校が生きてきた証拠だった。
六年生教室の前まで来ると、中から笑い声が聞こえてきた。
「校長先生!」
児童の一人が気づいて声を上げた。
「何してるの?」
「見回りだ」
「悪いことしてないよ!」
「まだ何も言ってないだろう」
教室に笑いが起きる。
別の男子児童が手を挙げた。
「先生!」
「なんだ?」
「卒業しても遊びに来ていい?」
校長の表情が、ほんの少し止まった。
「……もちろんだ」
「夏休みに来る!」
「俺も!」
「先生いる?」
「校長先生、来年も校長?」
質問が次々に飛んでくる。
校長は苦笑した。
「お前たちは中学生になるんだから、いつまでも小学校に来るんじゃない」
「えー」
「いいじゃん!」
「遊びに来るくらい!」
「まあ……たまにならな」
「やった!」
子供たちは喜んだ。
そのとき、窓際の席にいた女子児童が、ぽつりと言った。
「でも学校、なくなるんでしょ?」
教室の空気が止まった。
校長は、その子を見る。
誰が話したのだろう。
いや、もう隠しておける時期ではなかった。親から聞いている子もいる。村では誰もが知っている。
「お母さんが言ってた」
女子児童は続けた。
「四月になったら、ここ学校じゃなくなるって」
誰も喋らない。
「本当?」
校長は教室の中を見渡した。
四十三人のうちの十二人。
もうすぐ卒業する子供たち。
今さら嘘をついても仕方がない。
「……本当だ」
誰かが小さく息を呑んだ。
「三月三十一日で、この学校は閉校になる」
「じゃあ遊びに来れないの?」
「校舎は?」
「壊すの?」
「まだ決まっていない」
それだけは本当だった。
廃校後、校舎をどうするかは村議会でも結論が出ていない。倉庫にする案、公民館として使う案、取り壊す案。いくつか話は出ている。
ただ一つだけ、決まっていることがある。
もう学校として使われることはない。
「……やだな」
誰かが言った。
小さな声だった。
「俺、この学校好きなのに」
校長は何も言えなかった。
教師なら励ますべきだった。
卒業は別れではない。
新しい出発だ。
思い出はなくならない。
学校がなくなっても、ここで過ごした時間は残る。
そういう言葉なら、いくらでも知っている。
だが校長自身が、その言葉を信じられなかった。
建物がなくなれば、やがて記憶も薄れていく。
村から人がいなくなれば、この学校があったことを知る者さえいなくなる。
それは、死ぬことと何が違うのだろう。
「校長先生?」
「……大丈夫だ」
気づけば、そう言っていた。
「学校は……」
続きが出てこない。
それでも、子供たちは待っている。
校長は無理に笑った。
「学校は、なくならない」
言ってしまった。
根拠など何もない。
「本当?」
「ああ」
「絶対?」
「……ああ」
「約束?」
校長は答えるまで、ほんの少しだけ時間がかかった。
「約束だ」
子供たちが笑った。
その笑顔を見た瞬間、校長の胸の奥に重いものが沈んだ。
放課後になると、最後の児童が帰った校舎は急に静かになった。
昼間まであれほど騒がしかった廊下には、時計の音だけが響いている。職員も一人、また一人と帰宅していった。
午後六時を少し回ったころ、教頭が校長室を覗いた。
「校長先生、まだ残られますか?」
「ああ。少し書類がある」
「根を詰めないでくださいよ」
「分かってる」
「……それじゃ、お先に失礼します」
「ああ。お疲れさま」
玄関の扉が閉まる音がした。
これで校舎には、校長一人だけになった。
窓の外は暗い。校庭の照明も消え、遠くの山は黒い壁のように見える。
校長は机の引き出しを開けた。
廃校通知。要望書。署名。手紙。
一枚ずつ取り出す。
今日、六年生に言ってしまった言葉を思い出した。
学校は、なくならない。
「……馬鹿なことを」
自分で呟いた。
約束できるはずがない。
教育委員会は決定を覆さない。村には金がない。児童はいない。誰に頼んでも結果は同じだった。
学校を残す方法など、ない。
校長は両手で顔を覆った。
そのとき、校長室の電話が鳴った。
――ジリリリリリリリ。
突然の音に、校長は顔を上げた。
こんな時間に誰だろう。
受話器を取る。
「はい、██小学校です」
返事はなかった。
「もしもし?」
一秒。
二秒。
かすかな雑音が聞こえる。
やがて、男の声がした。
『夜分遅くに申し訳ございません』
落ち着いた声だった。
年齢は分からない。三十代にも五十代にも聞こえる。
『第十七代校長、████ ███様でいらっしゃいますね』
「……そうですが」
『突然のお電話、失礼いたします』
「どちら様ですか」
わずかな間があった。
『私、鬼灯産業株式会社の者でございます』
聞いたことのない会社だった。
「ほおずき……?」
『はい。鬼に灯と書きまして、鬼灯でございます』
「……何の会社です?」
『弊社は、お客様のご要望に応じまして、建築、補修、保全、管理、解体、移設その他、各種業務を承っております』
「営業なら間に合っています」
校長は受話器を置こうとした。
そのとき、男が言った。
『学校を残したいと、お考えだそうですね』
校長の手が止まった。
受話器を耳へ戻す。
「……誰から聞いた」
『申し訳ございません。営業上の情報源につきましては、お答えいたしかねます』
「村役場か?」
『お答えいたしかねます』
「教育委員会?」
『同様でございます』
妙だった。
だが声には、威圧感も妙な熱意もない。
ただの営業電話のように聞こえる。
それが逆に不気味だった。
「……それで?」
『はい。もし████様が現在も学校の存続をご希望でしたら、一度弊社にてお話を伺えればと思いまして』
校長は思わず笑った。
乾いた笑いだった。
「無理ですよ」
『と、申しますと?』
「児童がいない。金もない。県も村も廃校を決めた。三月三十一日で終わりです」
『承知しております』
「なら、何ができるんです」
『それを確認するためにも、一度現地を拝見できればと存じます』
「建物だけ残しても意味がないんだ」
校長の口調が少し強くなった。
「校舎を倉庫にしたいんじゃない。記念館が欲しいわけでもない」
『はい』
「学校なんです」
電話の向こうは黙っている。
校長は続けた。
「子供がいて、先生がいて、授業をする。朝になれば子供が登校してくる。チャイムが鳴る。運動会をやる。遠足へ行く。六年生になったら卒業する」
そこまで言って、自分が何を話しているのだろうと思った。
見ず知らずの営業マンに。
「……そういう学校を残したいんです」
短い沈黙。
『承知いたしました』
男の声は何も変わらなかった。
『でしたら、なおさら一度拝見する必要がございます』
「……できるんですか」
自分でも驚くほど弱い声だった。
『現地確認前ですので、確約はいたしかねます』
まともな返答だった。
むしろ、まともすぎた。
『ですが、弊社では過去にも類似した保存業務を承った実績がございます』
「学校を?」
『教育施設に限った話ではございません』
意味は分からなかった。
「……明日は?」
『午後四時以降でしたら』
「五時にしてください」
『承知いたしました』
「名前を聞いていなかった」
『失礼いたしました』
男は名乗った。
校長は机の端にあったメモ用紙へ、その名前を書いた。
そして下に、
**鬼灯産業株式会社**
と記した。
「では明日」
『はい。明日午後五時に伺います』
電話は切れた。
校長はしばらく受話器を持ったまま座っていた。
やがてゆっくり元に戻し、時計を見る。
午後六時十九分。
「……鬼灯産業」
もう一度、メモを見る。
聞いたことがない。
村で工事をした会社なら大抵は知っているはずなのに、この名前にはまるで覚えがなかった。
校長は椅子から立ち上がり、窓から校庭を見た。
真っ暗だった。
校舎のガラスに、自分の顔だけが映っている。
その向こう、校門のあたりに何かが見えた気がした。
黒い車。
一瞬だけ、そう思った。
だが目を凝らしたときには、何もなかった。
翌日。
午後四時五十八分。
校長室の窓から、一台の車が校門を入ってくるのが見えた。
黒い乗用車だった。
派手さのない、どこにでもありそうな国産車。
車は来客用の駐車スペースへ静かに停まり、運転席から灰色の背広を着た男が降りてきた。
黒い革鞄。磨かれた革靴。
胸元には、小さな社章が付いている。
男はその場で一度、学校全体を見上げた。
一階。
二階。
体育館。
校庭。
時計。
そして校門。
まるで学校そのものを数えるように、ゆっくりと視線を動かした。
午後五時ちょうど。
校長室の扉が叩かれた。
「どうぞ」
扉が開く。
「失礼いたします」
男は深く頭を下げた。
「昨日お電話いたしました、鬼灯産業の者でございます」
差し出された名刺は、白く、ごく普通のものだった。
会社名。氏名。電話番号。住所。
何一つ奇妙なところはない。
ただ左上に、小さな会社章が印刷されていた。
植物の鬼灯を図案化したものにも見える。
二本の角を持つ顔にも見える。
校長は名刺を受け取った。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
男は椅子へ腰掛け、革鞄を膝の横に置いた。
「まずは、現地を拝見しても?」
「今から?」
「はい。ご希望内容を正確に把握する必要がございますので」
校長は少し迷ったが、立ち上がった。
「分かりました」
二人は校舎を歩いた。
一年生教室。二年生教室。図書室。理科室。音楽室。体育館。給食室。
男はほとんど喋らなかった。
ただ時折、短い質問をした。
「現在の在籍児童数は?」
「四十三人です」
「教職員は?」
「私を含めて九名」
「最終卒業式は?」
「三月二十四日」
「閉校日は?」
「三十一日」
「校舎解体の予定は?」
「未定です」
「土地の所有者は?」
「村です」
淡々としていた。
そして男は、教室に入るたび必ず児童の机を数えた。
「……何を見ているんです?」
校長が尋ねると、男は答えた。
「収容可能人数を確認しております」
「収容?」
「失礼いたしました。業務上の表現です」
男はそう言って、また机の数を確認した。
最後に二人は校庭へ出た。
夕方の山の向こうへ太陽が沈みかけ、古い校舎が赤く染まっていた。
男は校庭の中央まで歩き、振り返って学校全体を見た。
しばらく何も言わない。
校長は待った。
やがて男は革鞄から小さな手帳を取り出し、何かを書き込んだ。
「どうです?」
校長が聞く。
男は手帳を閉じた。
「はい」
「……無理でしょう」
男は校長を見た。
「いいえ」
「え?」
「問題ございません」
あまりにも普通の口調だったため、校長は意味を理解するまで少し時間がかかった。
「問題……ない?」
「はい」
男は校舎を見上げた。
「建物の状態は許容範囲内です。土地にも大きな問題はございません。在籍人数については調整が必要ですが、対応可能です」
「ちょっと待ってください」
校長は一歩近づいた。
「何を言ってるんです」
「保存についてです」
「だから、校舎の?」
男は首を横に振った。
「昨日、お電話で伺っております」
男は確認するように、一つずつ言った。
「児童がいること」
「……はい」
「教職員がいること」
「はい」
「授業が行われること」
「はい」
「学校行事が継続されること」
「そうです」
「つまり████様は、建築物としての校舎ではなく――」
男は赤く染まった学校を見上げた。
「学校としての保存をご希望である」
校長は息を呑んだ。
「……できますか」
男は校長へ向き直った。
そして、見積もりの説明でもするような、ごく穏やかな口調で答えた。
「はい」
風が吹いた。
校庭の端に残っていた雪が、少し崩れた。
「こちらの学校でしたら――」
男は言った。
「永久保存が可能です」
校長は何も答えられなかった。
遠くで午後五時を知らせる町内放送が鳴っている。
その音に混じって、誰もいないはずの校舎から、一度だけチャイムの音が聞こえた。
キーン、コーン、カーン、コーン。
男は振り返らなかった。
ただ手帳を開き、何かを一行だけ書き加えた。
そして、その文字を校長に見せることはなかった。
次回予告
第二章 永久保証
9月19日18時投稿予定




