新人戦 決着
「優勝アスランチーム、この賞状を持って今年度新人戦優勝と認める。おめでとう良くやった!!」
俺は右手左手と順番に賞状を掴みお辞儀をして受け取る
そしてルフェイとミラーナも同じよう賞状を貰う
3人が振り返り賞状を見せるとところどころ拍手もせず呆然と立っているが殆どの生徒から拍手喝采が送られた
「学園長よりありがたいお言葉を頂戴致します」
俺らが壇上から降りるとすぐに会は進められていく
「1組2組と優秀な貴族の子女が在校し今まで6組7組の生徒は1組の生徒に勝つことは無かった。けれど今日その歴史は塗り替えられた!私はこの格差が嫌で嫌でしょうがない!なぜ才ある者が金にものを言わせられその才能を発揮せず終わらねばならないのか!いいか、血によった才能など1割にも満たない一部が持つ特権だ!そんな甘い才能とかいう言葉を盲目的に信じた者達よ、その考えは否定された!諦めるな!止まるな!努力が報われるとは言わない!けれど努力なくしてなぜ才能に勝つ?才能を開花させる?才能がもたらす恩恵が全てか?断じて否だ!!死ぬ気でやれ!死んでも構わん!それが出来ずに生きる意味などない!それも嫌なら戦うことなど辞めてしまえ!」
会場は再び二つの空気に割れる
息を荒立てる平民や爵位の生徒達
対して憤慨や呆れ、全く信じていないものと学園長の話を否定する貴族の生徒達
学園長は貴族を敵にした
けれど彼は止まらないだろう
俺が起こしたようなどんでん返しが起これば必ず他でも起き続ける
「諸君がこれより厳しい苦難に立ち向かうことを私は望む。諸君の健闘を祈る。」
先ほどのように拍手が起こるところと起きないところがある
けれどさっきより激しい拍手になったのは間違いない
恐らくこの学園は今日ここから変わるんだろう
すると突然ランキング1位グレン·グラディウスが立ち上がる
悠然と会場の壇前に歩み寄る
「そんな戯言取るに足らん!貴族の血こそが高潔であり高潔な魂はに力は宿るものだ!平民と貴族に差がないだと?ハッ!笑わせるな!ただ一度の大番狂わせ程度で息巻いたものだな!」
この一言で会場で意気消沈していた貴族達が息を吹き返す
それも俺と戦わなかった1年共が中心だった
「そーだ!」「貴族と平民が一緒なわけがあるか!」「頭おかしいぜ!」
「黙れ下郎ォ!!貴様らは何も出来ずに逃げて見ていただけではないか!所詮何も出来なかった者は口を開くな!貴族の名が穢れるわッ!!」
この一喝で不満を残しながらも喚いた連中は押し黙る
「だが、そこの平民は力を示した!我は力を好む!どうだ?我の配下にならんか?」
俺に手を差し伸べるグレン
きっと普通の生徒はここで手をとるのだろう
王位があるものの下につけば自らの地位すら取れるのだから
だからこそこいつはカリスマがあると思ってる
お前にカリスマ性なんてないッ!!
お前の言葉に俺は魅力を感じ無いのだから
「お断りします。私は私なりに高みを目指す。貴方の力など必要ない!」
グレンからプチッと何かが切れた音がたしかにした
キレタのか?
はっ、ならこんなにも笑える話はない!
「言ってくれるな平民の分際で。···よしそうだ、面白いものを思いついた」
グレンは大声で言い放つ
「ここにランキング1位の名の元に!闘技大会出場メンバー決定戦予選を開催する!本戦参加をするには学園長ランキング200位内になれ!自分より強い者を倒せばそれだけ順位は上がるぞ!複数人で戦うのもよし、サシでやるのもよしだ!そしてそこの平民!アスランと言ったな?お前はランキング100位に置いてやる!上がってこい!そして力を俺に示せ!」
そうして会場中を見渡して言い放つ
「3ヶ月やる!力を蓄え権利を掴め!」
『ウォォォオオオオオッ!!!』
会場が沸き立つ
今突然決まったのに誰も躊躇なく沸き立つ
「さぁ!試合開始だッ!!」




