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聖典のアルカナム  作者: ヌキヤ讃岐屋
第一章 学園(前編)
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続新人戦6

ルフェイとミラーナの傷は深くはないが気を失って倒れている

過度な怪我以外では強制転移が発動しないため

医務室への転移が行われていない


俺はルフェイとミラーナをそっとお姫様抱っこでコートの端へと移動させた


「アラン兄!どうだ俺の力は!ワクワクするだろ!ゾクゾク来るだろ!俺の『流星よ来たれ(アポロスフィア)』は!さすがに連発は出来ねぇけど1発であの威力だぜ!あの2人だけで防ぐたァやるじゃねぇか」


「当然だ、俺の仲間だぞ?あれぐらい出来て当然だ!」

強がりで言ってはみるが正直あれはヤバイ

代償は日に1回、その代わり莫大な火力を誇る制限技

制限は覚悟の証

生半可な力じゃない


「ははは!まぁあとはアラン兄だけだ!さぁルガル!援護するからやっちまえよ!まぁ、お前らにゃあ無理だろうけどな!」


仲間だろうと挑発するガヘリスに仲間もイライラしてるらしい

皆手が震えている


「まぁ、いいわあとは1人だもの。ここまでやってくれればどうとでもなる」


「さっさと片付けちゃおうよぉ!」

「そうだよそうだよ!」

「······。」


めちゃくちゃ物騒な4人組と1人落ち着いているテル

次の瞬間ガヘリスとテル以外の三人の姿が消えて

ガヘリスは弓に矢をつがえる


バシュッとガヘリスの弓が放たれた瞬間消えた3人が後ろと左右から同時に斬りかかってきた


俺は大きく跳躍してその剣を避ける

するとガヘリスの弓が俺を追尾するように頭めがけて一直線に飛んできた

これも剣で叩き落として地面に着地する


するといつの間にか泥が広がっていて足を取られた

見るとルガルが土属性の『土城(キャッスルヴァニア)』を発動し

テルが水属性『大雨(アルレイン)』を使い大量の泥を生み出した


一瞬の攻撃の後にすぐさま魔法を発動させた?

いや、呼吸を挟まずにあの魔術の行使は出来ない

ならなんだろう?

考えるまでもなく答えは決まっていた


「ルガルの能力は詠唱無用化だね?」

俺の質問にルガルは驚いた顔をして一瞬でそれを取り去った


「ふふ、やるじゃないか。1発で私の能力を見破ったのは君が初めてだよ。ただし私にはもう一つある。君には防げるかな?」


「ハーイそこー!僕らを忘れて2人ではなしずきだよぉ?」

「そうですよー!私達もいますからネッとぉ!」


ミチルとサヤが双剣と大剣を連続で叩き込んでくる

避けるのは簡単だがずっとやってては芸がない


俺は避けずに叢雲を取り出し2人の剣にぶつける

形状は呪槍(ゲイボルク)

再生不可の力でPWを壊せば一時的に使用不可に出来る

俺は双剣めがけて全力で突きを放つ


キンッと音が鳴る

なんと俺の突きがテルによって防がれていた

盾の形状のPW(ピースウェポン)が俺の攻撃を通さない

同時に残りの三人のケリとグーパンが飛んでくる


当然体が動かず全部受けてしまって

腹の底から血が溢れ出そうになる

何とか我慢するもダメージがデカくてなかなか立ち上がれない


「アラン兄!そんな程度じゃないよね!早く力を解放しないとやばい事になるよ?」


軽口を叩いるガヘリス

それとは裏腹に残りの4人は俺への猛攻を止めない


剣かと思えば大剣

殴りかと思うと剣

前から後ろから様々に現れる敵に翻弄され俺はかなりのダメージを蓄積した


「アスラン君の構えは穴だらけです。だからこそ私たちが君に付け入る隙が出来るわけだが···」


そして再び吹き飛ばされる俺

しかし、今回は置き土産を置いてきた···


「そうかな?なら後ろの2人は武器はどうしたんだろう?」

ルガル達が後ろを見るとサヤとミチルの武器が砕けて消失した

その反動で2人は戦闘不能になった


「な、な、なにを?」

心底驚いてこっちを見てるいるルガル

俺は親切に軽い紹介を入れてやる


「今のは呪槍(ゲイボルク)決して傷を癒せなくする呪槍さ。当然心から発した武器だけに壊れたらすごい精神疲労に見舞われる」


「つまり貴様は武器破壊でダメージを与えられるということ···か?」


相手のチームは唖然とした2人と

当然!と花を高くしてるガヘリス

するとルガルが言う


「仕方ないやるわよテル!」

「は、はい!」


薔薇の剣(ブラックローズ)は人々の袂へ」

叡智の盾(ロールス)は人々の心へ」


『二つの力を我らは紡ぎ、我らの御柱の力一つに!』


閃光が走り辺り一面が見えなくなる

次に見えるようになるとそこにはフォルムの変わった2人の少女がいた


「これは私達の盾と剣のPWを一つにまとめる力!盾と剣に別れた二つはその能力の幅が飛躍的に向上する!」


俺がゲイボルクで突こうとするとテルが前に入り盾になる

盾からは霧散の魔力が発動し盾を扱うものへの反動が無くなっている


その間に力押しになったルガルが斬りかかってくる

剣から薔薇が舞い散り触れた地面が切り裂かれる

その様子はまるで薔薇の棘に刺された様なものだった


2人のコンビネーションは隙がなく

危険で強く、正直ヤバイ状況になった


『おい、叢雲の新しい力見てやれよ』

『こういう時こそ使えるね』

そう言われ状況打開のため叢雲に心で聞く


するとある一つの呪文が出てきた

俺は頭の中の呪文を唱える

『不変不朽の叡智の結晶に渇望せよ···刹那の営み、永久の破滅、全てをもたらすは我が心にあり』


詠唱終了後俺はあまり変化を感じながった

その時ルガルが全力の速さで高速の斬撃を放ってきた


やられるッ!?


次の瞬間俺に訪れたものは斬られた感触ではなく

2人の悲鳴だった


気がつくと俺の周りに槍が地面から突き出し針山を作っていた

槍はゲイボルクと同じ色と形状から傷が治らない所も同じだろう


テルは膝をついて動けなくなっているが

ルガルはほとんど真っ直ぐ突っ込んできていたため

肌が切り裂かれ俺の前で医務室に強制転移されて行った


「さぁ、終わったことだしアラン兄!やろうかぁ···二ヒィ!!」

醜悪な笑みを浮かべたガヘリスが疲れ切った俺に突進してきた···

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