正体
ミラーナとの熱い夜の翌日
俺は再びぼっちを味わっていた
いやいや、今日はハブられてるんじゃないんですよ
ミラーナとの一件で何となく落ち着かないだけで...
今ある問題は二つ
一つ·今日はミラーナの家に行くのにミラーナとの関係は最悪!
ぶっちゃけ積んだ感があるんだが...
二つ·礼服が無い...
旅しててこんな機会もなかった俺に礼服はないし正直どんな服で行けばいいのかすらわからない
はぁ~、どうしよう
と、ため息をついて悩んでる俺に近づいてくる人物がいた
「やぁ、どうしたんだい?ランカー二人を倒して英雄扱いの君がこんな所で一人で悩んだ顔して、僕でよければ話を聞くけど?」
そこに立っていたのは赤毛でショートヘアで、髪に可愛い猫のピン留めをしている女の子だ
見たことないから上級生か?
「あぁ、私はランキング五位のルフェイ、聖王国モルガン家の者です。驚きました?驚いちゃいましたよね!」
なんだろう、この妹感漂う美少女は?
俺のハーレム異世界生活は始まるのか?ここからなのか!?
「まぁ、そんなことより確かアスラン君?で良かったよね?少し話があるんだけどいいかな?」
え!?マジですか!?
こ、これはラノベ系の校舎裏告白パターン...
なわけないけど、相手さん貴族だし...
「わかりました」
そうして俺と彼女はクラスを後にした
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校舎裏
これはまさかまさかの逆ナンなのか!?
やはり俺の異世界ハーレムは...
「貴方は、聖王国円卓の騎士が一人モルドレッド卿の息子アルス·モルドレッド様ですね?」
はい違いましたー
お疲れ様でーす
それにしても
なんで正体知っとるん!?
こんなに早くバレたら俺の計画が台無しに...
「卿はどうしてここにいるのです!?貴方は円卓の一員として認められたお方ですよ!?どうしてなんですか、お答えください卿よ!?」
あぁこれは説明しないでほかすの無理かなぁ一応ダメもとでごまかすかぁ
「俺は別人ですよ?俺の名前はアスラン。決して聖王国剣技大会三連覇の異形をもつアラン·モルドレッド卿とは別人です」
頼む諦めてくれ、俺はまだ貴族に戻るわけには行かないんだ...
「認めませんか?なら証拠を提示しましょう、まずひとつはあなたの剣は二年前の大会で決勝戦にて聖国騎士団隊長のメルハン殿を圧倒した技と同一の剣でした」
跪きながら証拠を説明してくる
いゃー、よく見てるな(汗)
俺の剣は日本で学んだ剣術が色濃く出ている
この世界の技術とは根本的に違うため、よく見れば俺の動きは独特と言えるんだ
「そして、もう一つのは我が国の剣聖のみが習得し扱える『付与』です。一般人がそうやすやすと手に入る技術ではありませんし何より、あの出力は聖国広しと言えど私は見たことがありません。ただ一人を除いては…以上のことから貴方様がアラン様と判断致しました。どうかと認めください!そして理由を話してください!」
どうしたもんかなぁ
これは『俺は絶対に違う』って言っても決闘とか仕掛けてきそうだし、どうしよう俺はミラーナをどうにかしなきゃ行けないのに...もう!勘弁してくれ!?
「俺がアランというものだとして先輩はどうしたいんです?なんでそんなにアランという方に執着するのです?」
すると彼女は目を見開きカッと顔が赤くなって俺を睨んでくる
「な、なんでそんなふうに聞くんだい!?と、というか君は僕の質問に答えていない!君はアラン様ですよね?」
「とりあえず俺の質問に答えてください」
「わ、分かったよ。ぼ、僕はアラン様のお付騎士になるはずだったのです。その技術を直に学ばせて貰いアラン様を王にしたいと思っていたのです。しかしある日突然王都から消えてしまい、僕は別の騎士に付かされそうになった、他の国のくそ貴族の元に嫁ぐまでになりそうだったのです。しかし、父がどうにかそれを止めて僕をこの学園に入れてくれたのです」
なるほど、俺の家出で迷惑がかかってしまったというわけか
確かにそれは悪いことをした
とは思うが俺にもやることがあったんだ
でもせめて名乗ってやった方がいいのだろうか?
「私はアラン様を見つけ、闘技大会で優勝しアランを王にする。これが私の願いです。本当に貴方はアラン様ではないんですか?」
目元を潤ませて上目遣いで見てくる
うわぁ、俺って上目遣いに弱ぇ〜
どうしよう名乗るのかどうする?
いや、ここは名乗っておこう
話すことは大事な事だと俺は理解してるはずだろう?
やはり話さなければ何も始まらない
「すまないルフェイ殿、確かに私がアラン·モルドレッド。現王家の長男であり、君の元上司だ。君に起きたことには謝罪する、しかし、俺にもやることがあったんだ。本当にすまない...」
ルフェイは嬉しさと哀しさを帯びた顔で俺を見ている
「ほ...本当...なんです...ね...?本当に...アラン様なのですね?」
声は震えて目元はまた潤みだしている
「では、私ルフェイ·モルガンはアラン·モルドレッド卿の配下として仕えさせていただきます!卿よ、私を何なりとお使いください!」
え?待って待って、俺は今は貴族じゃないんだよ?
仕えられても困るしなぁ
というかクラスメイトになんて言えば...
「待ってくれないか?俺は貴族の、身分を隠してるんだ配下になられても困る!」
「それなら簡単ですアラン様!新入生のアラン様にランキング五位の私めが学校になれるようにお付になるということにすればよいのです!」
なに!?そんなてありなのか?
でも確かに前の世界ではおかしいが、この世界の常識な照らせば...
いや、ないな...
「いや、無理があるだろう...」
「いいえ、この学園では、ランカーが白と言えば白、私どもが何かしたいと言えばそれが行なわれるのでございます!」
なんだその腐りきった理論は
だけどこいつはどうしても離れる気は無いようだしなぁ
はぁ、美少女は歓迎だけどこんな感じとは...
『俺のラブコメはマジがっている』とか言いたくなるね
「諦める気は無いんだよな?」
「はい!」
めっちゃ力強く頷かれた…
「じゃあ人目があるところでは、俺達は対等でむしろルフェイの方が立場上と思って接しろ?」
「はいっ!」
「あと、絶対に俺を立てようとするな?」
「はいっ!」
なんかダメそうな雰囲気出まくってるし...
でもしょうがないか、よし諦めてやり抜くしかない
キーンコーンカーンコーン
あっ
「はぁ、遅刻か...」
「はいっ!」
何故かルフェイは最後まで明るげだった
当然クラスに戻るとミラにいろいろと怒られ
ルフェイは俺のクラスのおれの横の席で先輩として俺達と授業を受けることになった
まじで学園長緩すぎないか?
まだ操作に慣れてなくていろいろグダグダですけど…楽しんでいただけるように毎日頑張りますので、楽しんでください




