新たな陣営
遅くなりました!!
本当に申し訳ありません。
まだ続くんじゃよ。
流血、欠損表現あり。駄目な人はここでお引き取りください。
根元を崩さないよう土をほりあげ、軽く縄で崩れないよう縛る。ハーブの中には植え替えを嫌うものもあるが、全体に生命力があり植え替えやさし木さし葉ができる。
ブラウンは新しい苗をまた一つ籠に入れた。
数日前、謎の“マスク”を使う集団にブラウンが丹精していた薬草園や香草畑が吹き飛ばされた。
よく家や仲間に被害がなかったものだ。これもクロウがいてくれたため。そのクロウはコウとともにマリエを浚い、攻撃魔法をお見舞いしてくれた輩を追いかけていった。
無茶だと思ったが、もう遅かった。無事を祈るしかない。
村からもソネ村からも人がきて大騒ぎになった。未だ色々あるが、ぼやぼやしているわけには行かない。人は食わなければ死んでしまうのだ。
ナギが陣頭指揮をとり、畑を作り直すことになった。今から間に合う種や苗を村や近隣の村の人に融通してもらったが、ブラウンが育てているようなハーブや薬草は自生している物を採ってきた方がいい。
ブラウンは自生しているハーブや薬草を求めて一人森の中へと赴いた。そうしてせっせと植え替えできるようにした苗や差し葉にできるものをとっている。
忙しく働いているとあのときが嘘のように感じられる。
それでもそれは本当にあったこと。
くしゃくしゃの黒髪と赤毛が仲間からかけた。
それまで二人のいた空間が空いていた。忙しい日々の中でふとそれに気づき、立ち止まっている仲間をよくみる。
ブラウン自身、二人の不在に戸惑うことがよくある。
思わず籠を握った手に力が入った。
「どうか無事で──」
祈るような気持ちで空を見上げ──衝撃に飛ばされた。
「な、な──」
顔を上げれば木々が倒れていた。体を打ちつけたのかあちこちが痛い。いつの間にか籠を落としていた。
これと同じ物を見た──攻撃魔法──マリエを攫った連中が使ったものだ。
誰が、いったいなんの目的で。
冷たいものが全身を走り、ブラウンは立ち上がることすら忘れた。
純白の輝くものが目に入った。全身を覆う鎧のようなもの。頭部についているそれはまるで髪のようにも見えた。左の腕がなく、肩口から胸の半ばまで切られたようにぱっくり口を開け血を流していた──だが、その顔は──造作のない仮面──“マスク”だ。
それが顔を上げ、自分を見て笑った──とブラウンには感じられた。
『ついてるな、この身体はもうもたん』
脳裏にそんな声とも言えない声が響いた。
「コウ、“レアマスク”なんてどこで手に入れたんだ?」
クロウがコウに聞いた。
サードの翼が起こす風きり音や風の音が酷いが、鞍の上で密着した状態ならばコウにも確実に聞こえる。
クロウはコウが“レアマスク”を持っていたことが不思議だった。
コウが“マスク”を所持していると知ったときには、基地で山積みにされていた“マスク”の一つだろうと思った。
中の魔法を抜かれていても、吸魔の性質は変わらない。魔法を吸収し盾とするため持っているのだと思いこんでいた。
だがそれは“レアマスク”だった。
ならば少なくともアスガルドの基地のひとつの中に山積みされていたものではないだろう。
もともと探していた“レアマスク”を間違うはずもない。
だとしたら、コウはいったいどこからそんなものを手に入れたのか。
コウはうつむき加減で答えた。
「……サードの巣の中……ごめん、兄貴」
コウの声は泣きだしそうなものだった。
「なにがだ?」
コウは手綱を握る手に力を込めた。
「おれが“マスク”を持っているって言っていれば、兄貴の“マスク”は壊れないですんだかもしれない」
クロウの家系が長らく受け継いでいた“マスク”
クロウの先祖が代々使い方を工夫し探求し、“レアマスク”の使い手からすら称賛されたほどのそれ。
それは掛けすぎた負荷のせいで砕け散ってしまった。
コウがもっと早く『ヒエン』の宿る“レアマスク”を使っていたら、クロウの“マスク”が失われることはなかった。
「過ぎたことだ。それに“マスク”ならあるぜ」
ぽん、とクロウが懐を叩いた。
けれどコウは知っていた。クロウが新しい“マスク”を使おうとしなかったことを。
それは敵将から奪った謎の加工がしてある“レアマスク”なのだ。クロウが慣れ親しんだ“マスク”とは違う。
意識しているかはわからないが、信用できないのだろう。
上空からでも集団の家の回りがぽっかりひらけているのがわかった。よくもまあ助かったものだと思えるくらい周りが吹き飛ばされている。近づくと何人かが鍬で土を掘り返しているのが見えた。
こちらに気づいたのか一人が指を刺すと、全員が作業を放り出して手をふる。
ぐんぐんサードはその人影に近づいていく。みんなの顔が見えた。
コウは思いっきり叫んだ。
「ただいまー! 帰ってきたよ!」
みんなが手をふっていた。
「兄貴~! コウ~!」
ナギが駆け寄ってきた。シーズ、クラムやポトの顔も見えた。
サードが空いている地面に降り立った。
「よく無事で」
「大丈夫だったか?」
「あれからどうなった?」
「マリエちゃんは?」
皆が口々に疑問をぶつける。
まったく連絡を取っていなかったから不安なのだろう。
ひらりとクロウがサードから降りる。
「マリエは取り戻して元から預ける予定だったところだ。怪我はねえ」
一同がほっとした顔をした。
「なにやってたんだ?」
ナギ、トキ、シーズと年少組が総出で焼かれた土地を掘り返しているように見えたので、クロウは聞いてみた。
ナギが胸を張る。
「せっかく障害物がなくなったんで開墾してた。畑広げて、牧草地を作って、家畜でも飼おうかと」
トキが自慢そうに言う。
「ナギがせっかく平らな土地になったんだから、放っとくのはもったいないって」
「逞しいな」
クロウは苦笑した。
畑はもちろん森やなにやら回りは奇麗に吹き飛ばされていた。それを利用して広げられなかった畑を広げるつもりらしい。それでもあまる土地は牧草地にして家畜を──あったことは仕方ない。できうることで最善をつくすべきだと考えたのだろう。
まったくもって正しい。なんでも利用しなければ辺境では生きていけない。
嘆いているだけでは腹は膨れないのだ。
クロウはあたりを見渡して、いるべき顔が一つ足りないのに気づいた。
「ブラウンはどうした? 中か?」
えぐっと集団のみんなが涙ぐんだ。
「どうした?」
クロウは不吉な予感がした。
ナギがクロウの肩に手を置いた。
「いいか、落ち着いて聞いてくれよ。ブラウンは行方不明なんだ。いま、みんなが探してくれている」
謎の組織に襲撃されて集団の回りは奇麗に吹っ飛ばされた。もちろん、これだけの騒ぎになれば村の方から人が来る。あまりにも物騒なことだったのでソネ村から兵士がきたほどだ。
それにはブラウンとナギ、シーズが対応した。もっとも、集団にとってもなにがなんだかわからない。
“盗賊に襲われた女の子をかくまって安全なところに移そうとしたら、盗賊の仲間が着て女の子をさらって行った。
家の回りはそのときにやられた。集団のものが追いかけている”としか言えない。
シーズが苦虫を噛み潰したような顔で言う。
「多分、納得してねーぜ。追いかけてたクロウとコウが戻ったって知ったら話を聞かれると思う」
「うわ」
クロウが顔を覆った。
「勘弁して欲しいぜ」
事態は非常にデリケートなのだ。
まさか滅びたはずの旧大国の残党が戦力拡大を目指して“マスク”狩りをしているなどとは到底言えない。アスガルドとの争いに巻き込むことになるし、相手が信じてくれるとは思えない。
ごまかすしかないだろう。
「おれらも散々聞かれた。覚悟しとけよ」
シーズが不機嫌にそういった。
畑は消し飛ばされてしまったが、土地がなくなったわけではない。呆然としていては食えなくなる。新たに畑として活用するため一同はせっせと土を掘り返した。
地下室に溜め込んである飛竜のお宝があるので費用に不自由はしなかったが、手に入らないものもあった。
消し飛ばされたブラウンのハーブや薬草の畑の種だ。
そこでブラウンは植え替えや刺し木、刺し葉のできるハーブや薬草を求めて森に入り──
「最初は森のほうで爆発っていうか地鳴りっていうか、騒動があって、村の人と一緒にいってみたら、ここみたいに魔法でむちゃくちゃに荒らされてて、人が死んでて近くにブラウンの籠が落ちてたんだ」
そこまで言うとナギは俯いた。ぽろぽろと涙が零れ落ちる。
コウは思わず呟いた。
「………そ……んな、じゃあブラウンは?」
「わからねえよ! でもブラウンは攻撃魔法なんて使えねえし──帰ってこないんだよ」
ナギが悔しそうに言う。
ブラウンは薬師兼まじない師で簡単な魔法なら使えるが、攻撃魔法は知らない。
ブラウンの仕業でなければ、事態は最悪の形をとっても不思議ではない。
「そいつはどんな死に様だった?」
うろたえるコウとは逆にクロウが冷静に聞いた。
「あ、殺されたみたいだ。腕が片方なかったし、大きな傷がからだにあったって」
ナギが惨場を伝える。
少し考えていたように間をおいて、クロウが口を開いた。
「第三者がいたということだな。そいつと死んだやつ──男か?」
ブラウンは攻撃魔法を知らない。
ならばその場を荒らした攻撃魔法は別の者が使ったということになる。
第三者か死んでいた人間。あるいは両者。
「ああ、男」
「──が争っていて、ブラウンが偶然に居合わせた、てえ線だな」
どちらが使ったにしろ、殺された男より強大なものがいたということになる。
コウが不安そうにこぼした。
「ブラウン、殺されちゃったのかな?」
クロウは横に首を振った。
「いや、生きているかも知れん。相手は死体を放り出して行ったんだろう。殺していたとしたら、ブラウンの死体だけ持っていったということになる。そんな手間をかける必要がどこにある?」
全員が顔を上げた。
「じ、じゃあ、生きている?」
「可能性はある」
死体を残していったのなら、一つも二つもかわらないはずだ。ならば生きている可能性はある──ならば、なぜ帰ってこない?──囚われているのか、遠くに連れ去られたのか──
「ああああ、ひでえ冗談だ!」
がりがりとクロウは頭をかいた。
本当ならブラウンを探したいが──ミゥエス大佐と約束してしまった。最長でも二週間いや、すでに三日たっている。行きの時間を考えれば八日しか猶予はない。
苛立つクロウの様子を不審に思ったのかナギが声をかけた。
「クロウ?」
クロウは覚悟を決めてナギを見た。
「ナギ、俺達は八日後にはここを立たなきゃならない。本当なら、その報告にきたんだ」
「はあ? なんだよ、それは」
憤慨するナギにクロウはざっと事情を説明した。
「マリエを取り戻した話はしたな。実はマリエをさらったやつらはでっかい組織だったんだよ。そいつらを追っかけてる役人がいて、マリエの保護と引き換えに雇われることになったんだ」
「人身売買かなんかか? “マスク”なんか使ってたもんなぁ」
なにやら納得したようなナギに本当のことを言うつもりはなかった。巻き込まれるのは自分とコウだけで充分だ。
他の集団もクロウの言い分を鵜呑みにした。
「マリエちゃん可愛かったもんな」
「よっぽど大きな組織だぜ」
「怖~」
何かに気づいたようにシーズが口を挟んだ。
「もしかしたら、ブラウンもそいつらに捕まったんじゃねえか? ブラウンだって奇麗だし、呪い使えるし、薬草の知識だってあるぜ」
──それはない。とクロウは思った。アスガルドの真の狙いは“レアマスク”だ。
「魔法がらみだしな」
符牒はあうが、ブラウンは“マスク”には縁がないのだ。
「兄貴、どうしよう?」
コウが縋るような目を向けてきたが、クロウにもどうしようもない。
「ナギ、俺達も八日間はブラウンを探すが、見つからなかったら──」
ナギが頷いた。
「仕方ねえよ。クロウがいたって何もできねえだろうし。もしかしたら、その組織に捕まってるかも知れないしな」
「後は任せた」
ぽん、とナギの肩を叩いた。
「おう。任せとけ」
こうして集団の仕切り役はナギになった。
なぎ倒された木々と、その向こうに正反対に向かった隆起した地面。砕けて鋭くなった鉱石が散らばっている。
クロウは顔をしかめた。
「明らかに魔法だな……こんな派手なまね、誰がしやがった?」
爆風に飛ばされたのか一部の木に焦げた跡がある。隆起した地面は地の属性魔法だろう。
異なる二つの力がぶつかった後がありありと分かる。
「ここに死体が落ちてたんだ」
とナギが指差した。
クロウは現場を確認して唸った。
「……少なくとも二組の魔法を使う陣営があったってことだな。木を倒したやつらはわからんが、地属性の魔法を使ったやつらは少なくとも二人いた」
ナギが目を見張った。
「なんでそう思うんだ?」
「地属性の魔法の方が後で使われたからだ」
焦げた後は火炎か爆裂系であり、地属性の魔法はそれを覆いかぶさるように発動していた。
相手の魔法の攻撃を地属性の魔法で防いだようだ。
砕けた鉱石は反撃だろう。
殺された男と、その後で地属性の魔法を使ったやつ。せいぜいわかるのはそのくらいだ。痕跡をたどって推測しても、ブラウンが見つかるとは限らないが、それ以外に手がかりがない。
ややあって、クロウは舌打ちした。
「だめだな、時間がたちすぎた」
クロウがここに来るまでの数日間雨風に晒された現場は色んなものに荒らされている。
さすがに現状から読み取るにも時間が立ちすぎた。
追跡系の魔法を使うにしろ、今一つ信用できない“レアマスク”に頼るのは不安だ。
何よりもクロウはこの“マスク”がどんな魔法を記録しているのか知らない。
追跡系の魔法があるだろうか?
ナギは実際に直後の現場を見たものとして証言した。
「反撃された方にも怪我人か死人が出てるはずだぜ。もう消えてるけど血だまりがあったぜ」
「それは連れて帰ったんだろうな」
どうにも魔法──もしくは“マスク”がらみではないかという印象が強い。“マスク”を使う集団といえばアスガルドだが、それが絡んでいるのか、あるいは──考えたくもないが──同じような“マスク”を使う別の集団があるのか、どちらにしても厄介だ。
「ひでえ冗談だ」
がりがりとクロウは頭をかいた。
俯いていたコウが突然顔をあげた。
「兄貴、『ヒエン』がね、残留魔力っていうか、魔法が使われたときに空間がぐちゃぐちゃにかき回されたから、追跡系の魔法は役に立たないって言ってる。やったやつはそれも狙いだろうって」
「あ? いましてないだろ?」
コウはいま“レアマスク”をつけていない。なのに『ヒエン』と会話できるものかとクロウは首をかしげた。
コウが説明する。
「マリエみたいにすると話はできるんだ。あの状態だと意識はあるんだって」
クロウはいつかのマリエの腹部に人面相のように張り付いていた“マスク”を思い出した。なら、今のコウの腹にも『ヒエン』が張り付いているのだろう。
「ヒエンって誰?」
『ヒエン』を知らないナギがきいた。
「………………今は聞いてくれるな」
世の中には知らない方がいいこともある。
「追跡系もだめとなると、この呪いもだめだな」
クロウはペンダントを取り出した。案の定何も映し出さない。森に入るのだからとブラウンは迷子避けの呪いをしていった。これが使えるのなら、すでにブラウンは見つかっているだろう。かき回された空間が落ち着けば再び使えるようになるが、それがいつになるか分からない。それにいつまでも呪いをつけているかどうか。見つかって取り上げられるかもしれない。
クロウはペンダントをしまった。
顔を引き締めたナギがクロウの肩に手を置いた。
「兄貴、コウ、もういいよ」
「ナギ?」
クロウが訝ると、ナギは覚悟を決めた顔で宣言した。
「ブラウンはおれ達や村のみんなで探す。二人は引き受けたっていう仕事に行ってくれよ」
「なにを」
ナギが真摯に訴えた。
「いったん引き受けた仕事はやり遂げるもんだって昔から言ってたのはクロウだろ? それに、もう何日も過ぎているんだ。ブラウンが近くにいる可能性は低い。むしろクロウたちの仕事に関わってくる可能性だってあるだろ。“マスク”を使う集団なんてそうそういるもんか」
「────それも一理あるな」
クロウは考えた。
“マスク”絡みなら、“マスク”に執着するアスガルドが関わることは充分に考えられる。片方がアスガルドという可能性も捨てきれない。ならば、大佐のほうに情報が入ってくるかもしれない。
クロウは長い息を吐いた。コウの顔が鳴きそうに歪む。
「コウ……明日たつぞ」
コウはきゅっと唇を噛んだ後、ナギに向かいあった。
「…………ナギ、ブラウンを頼むね」
ナギが力強く請け負った。
「当たり前だ。おれらはファミリーだぜ。クロウ、コウ、無事に帰って来いよ。みんな待ってるからな」
飛竜で三日、それは本来ならマリエを連れて行くための道のりだった。
ノゼライに近づくと道が丁寧にならされていたりレンガがしかれていたりした。橋も立派になり家も多くなっていった。
「なんか、いかにもって感じだよね~。ソネ村よりすごくない?」
「そういや、コウはあんまりこういうところにきたことなかったな」
ノゼライは大きな国だ。コウが感激しているところも田舎にすぎない。王都にでもいったらどうなるかとクロウは少し笑った。
ランバル家には少しはなれた開けた場所でサードを降り、徒歩で向かった。飛竜で乗り付けるのは無作法だし、相手を驚かせてしまう。
屋敷はコウが知るソネ村の一番の家より大きく立派だ。敷地も広い。門の前で大口を開けて硬直しているコウを放置してクロウが門番にミゥエス大佐の名前を出すと、すぐに門が開いた。
初老の男が頭を下げた。
「お話はうかがっております。ちょうどお話の人も着ております、お入りください」
「コウ、行くぞ」
クロウは気後れせず先に進んだ。
「う、うん」
コウは慌ててクロウの後を追いかけた。前庭も広く庭師が丹精しているだろう植木が茂っていた。武門であるランバル家には訓練場や馬のための設備が整っている。クロウはともかくコウには馴染みのないものだった。
前庭を突っ切って屋敷にたどり着くとすぐになかに通された。
執事らしき男の先導でぴかぴかの廊下を歩いていくと、先に腕組をして仁王立ちしている顔見知りにあった。
「よう、遅かったな、剣士。忘れられたのかと思ったぜ」
クロウは肩をすくめた。
「よう、偉い人(仮名)。帰ったら大変なことになってたんだ」
ミゥエス大佐はいたずらっぽい笑みを浮かべた。
「こっちも進展があったぜ。聞いて驚け。アスガルドを襲う兵が出てきたぜ。“レアマスク”の集団だとよ」
お待たせして申し訳ございません。
新たな陣営登場でございます。
そんでもってブラウン君、ちょっとだけ再登場。でも不憫。




