第四話「レッツ身元確認」
Solid Heartsがめちゃ重い展開なので、ちょっとばかし気分転換に書きました。
俺は振り返る。——背後の少女を見据える。
「よう。始めましてだな。
そして、久しぶりだな、オイ」
俺はケラケラ笑いながら話す。
人間、やっぱり笑うべきだ。人生観がガラッと変わる。すごく楽しくなる。
「——てかよお、いい加減聞かせてくれよ。
……お前、何者だ?」
さっさと本題に入ってしまおう。グズは嫌いなんだ、俺。
「——出会って早々、失礼な人ですね。
あなたこそ、なんなんですか? 何度も繰り返して、暇なんですか?」
さらっとどぎついことを言うボブカットの女の子。
「アホか。俺だって好きで繰り返してるわけじゃあねえよ」
こんな無限ループ、誰が好き好んでやるんだよ。馬鹿じゃねーの?
「——それ、私への当て付けですか?」
は? 当て付け? 何? この子もルーパー?
……ああ、ルーパーってのは、無限ループする人のことだ。俺が今、2秒で考え出した。
「当て付けじゃねーよ。お前がルーパーだったなんて、今知ったわ」
「ルーパー? ……ああ、ループする人ってことですか。よくもまあ、そんなどうでもいいこと思いつきますね。暇なんですか?」
うざっ。こいつうぜえ。それに俺は2秒しか使っていない。つまり、暇じゃない。
「んなこたあどうだっていいぜ。俺が知りてえのはよお、お前が何者なのかってことなんだよ! もったいぶってねえで教えろよ!」
叫ぶ。また聞く前に滅亡されてはたまらない。
「せっかちな人ですねえ。……心配しなくても、私が死なない限りはこの宇宙も大丈夫ですよ」
意味が分からない。
「はぁ? なんなのお前。もしかしてアレか? 宇宙の化身的なヤツか?」
馬鹿にしながら言う。あのボブカット野郎……ああ、女の子だから野郎じゃねえな。よし、テイク2行っちゃおう。
馬鹿にしながら言う。あのボブカット女郎、ふざけんじゃねえ。……なんか結局、汚い言葉だったがまあいいか。
とにかく、あいつの怒りに震える姿が目に浮かぶ————って、アレ? 全然怒ってない?
「おお、正解です。なんだ、やればできるじゃないですかお兄さん」
「……えっ。
ええーーーーーーーー……。
えええーーーーーーーーーー……」
嘘ですやん。俺、クイズ番組出ようかなぁ。
そんなことを思う、土曜の朝であった。
つづく
これのジャンル、「終末系雑談コメディ」にしてしまっても構わんのだろう?(アーチャー感)
……ごめんなさい。ローペースでもちゃんと書きます。




