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小望月 ―― 決着
寺院は全焼。そこで幽閉されていた人々は、無事助け出され、村へ帰ることが出来た。
寺院は廃寺。土地も没収され、帝の宣下により、民のためになる施設を建てる方向で、現在検討中である。
寺院にいた僧は全員捕らえられ、略人の罪、略奪および私有化の罪、妖言と惑衆の罪、謀反・陰謀罪など、数々の罪を問われ、厳しい処罰を受けることとなった。
最高権力者である道安上人、阿闍梨、その他幹部クラスは全員死刑。下級の僧や見習いも反逆者、賊の罪で、死刑もしくは重刑に処された。死刑を免れた者も二度と仏門に関わることは許されない。
五平は全ての財産を没収、被害にあった村の者たちへ還付された。五平と彼が率いる男たちは、この後、公開処刑が待ち受けている。
庫持皇子は、身分剥奪、庶民となった後、裁判にかけられた。道安の自白から、先代の帝の殺害にも関与していたことが明るみとなり、道安と同様に処刑された。
庫持皇子がなぜ表舞台から消えたのか。
その本当の理由は、身分剥奪と極刑によるもので、公にできなかったのではないか。
――これは、月野海の見解である。




