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聖女派遣いたします  作者: ゆうゆう


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32/43

だれ?

ロジェが侍女長には見えない様に私達を睨んできます。

「ええ、侍女長様なんでもありませんよ」

仕方なく、私もロジェに合わせる。


「そうですか、それならいいのですが…」

チラっとロジェを見てため息をひとつ。


「では、こちらのワゴンをお願いします」

そう言ってお茶セットを置いて行かれました。


そしてロジェも、もう何処かへ行ってくれると思っていたのに…


コンコン、中から一緒に来た侍女のカーラが合図を送ってくれた。

私とドーリスはドアを開けてお茶を運んで行く事にした。


「失礼いたします」

私はそう挨拶をしてワゴンを押して入って行った。


ソファーテーブルの前まで運んで止まる。私とドーリスは並んで…ドーリスの横にはなぜかロジェまで付いてきている。


ドーリスも横に並ばれて目を丸くしていた。


「お茶のご用意を致します」

私がそう言った途端、後ろから回り込んだロジェが王太后様にカップを置いています。


マリーエル様もこの侍女は誰?と言う顔をしています。


本当はこの後マリーエル様の両隣に私達が座りマリーエル様に紹介頂く事になっていたのです。

その間にマリーエル様に付いていた本当の侍女のカーラ、ナナルの2人がお茶を、入れてくれる手筈でした。


皆予定にないロジェの行動に一瞬固まってしまって、何だかシラケた雰囲気になってしまった。


1人事情を知らない王太后様だけがどうしたの?とマリーエル様に聞いています。


マリーエル様はその声に我を取り戻し、気を取り直して私達に声掛けました。


「フランカ、ドーリスこちらへ座って」


「「はい」」

私達がお茶を放ってマリーエル様の隣に座ったのをみてロジェが声をあげた。


「なっ! どういう事?

王妃宮では侍女がそんな行動を取るの?」


これはまずい。

この国のトップ2人の交流を侍女の分際で声を上げて中断させ、割って入った様なものだ。


マリーエル様が座れと言ったのを聞いてなかったのかしら?

今の発言では、王妃に意見した事になる。


「無礼者! 誰に向かって言っているのです」

さすがにカーラが憤慨した。

私達の計画を邪魔されただけでなく、主人のやることに意見されたのだ。


カーラはロジェと違って平の侍女ではないからね。


大体彼女は主人のお側に仕える許可をもっているのかな?


だってさっき王太后様も誰?って顔だったわよ。



お読み頂きありがとうございます。

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