初めての朝 進展する事件
今回から少し書き方が変わっています。
具体的には、今までシーンが変わるごとに数字がありましたが、あの数字の後に"日にち•時間•場所"を追加で書くことになりました。
これが少しでも読むことが楽になる事の助けになればと思います。
1. 3月14日 朝 比嘉家マンション
朝、私はどこからか聞こえて来る朝食を作る音で目を覚ました。
(……そういえば昨日このマンションに引っ越してきて、それで……)
寝起きでうまく働かない脳を必死に働かせて昨日の事を思い出して状況を整理する。
(えーっと、今日からここが新しい家になるから……え、じゃあ今ご飯作ってるのって誰⁉︎)
慌てて部屋から出てキッチンを見ると少し髪の長い女(?)の人が立っていた。私が部屋のドアを開けた音に反応して私の方を振り返る。
「おはよ。昨日はその……色々ゴメンな。もうそろそろご飯できるから、顔洗ってきなよ」
中性的な整った顔と、長いけれどちゃんと手入れされた黒髪、180cmにちょっと届かないくらいの背の青年が立っていた。
そうだ思い出した。私は昨日から目の前の彼、比嘉 翔太郎くんと少しの間同棲する事になったのだ。
私は彼に促されて洗面台で顔を洗う。
(うーん、確かにイケメンだけど、昨日のアレがあるからな……)
何度思い出しても色々ドキドキさせられる昨夜、あの瞬間彼にムチャクチャ殺意が湧いて思わず殴りかかってしまったが、2回殴った内の2回ともあっさりとかわされ、さらにこけそうになったところを体を支えられて助けられた。
(あーもう、何なのよアレ!しかも中学生呼ばわりするし!)
顔を拭いてダイニングに戻ると、既にテーブルの上に朝食が並べられていた。
「お、丁度出来たとこだよ。早く食べようぜ」
「え、これ全部作ったの?」
「当たり前じゃん。最初の頃は買ってたけど、安く済むからやっぱし自炊が1番だよ」
テーブルの上に並べられているのはシンプルな和食だったけれど、彩りもよくて美味しそうだ。
いただきます、と言って食べ始めた彼を見て私も箸をつける。
(……美味しい。それにしても凄いなー私と同い年なのに、こんな事もできるんだ)
彼の料理スキルに少し驚きながら食べていると、前から視線を感じる。顔を上げると比嘉くんが私の事を見ていた。
「な、何?何か私に付いてる?」
「いや、別にそういう訳じゃ無いんだけどな」
そう言ってお茶に口をつけているけれど、どうも歯切れが悪い。
「何?教えてよ」
問い詰めると、少し嫌そうな顔をしたが渋々話してくれた。
「あー、えっとだな……お前身長どれくらいだ?」
余りにも意外すぎる事を聞かれて唖然としていると、彼はなおも続ける。
「いや、この前弧門さんから聞いたのを鵜呑みにするんなら150ちょっとなんだろうが、見た感じ150もないだろ。148じゃないのか?」
「ハァ⁉︎私だって一応150はあるよ!」
「ギリギリ、だろうが」
ぐぬ、言い返せない。確かに背は150はあるけれど、本当にギリギリなのだ。
「わ、悪かったわね低身長で!」
半分くらいヤケになりながらご飯をかき込んでいると、
「まぁ顔が中学生みたいなもんだから、背も相応でいいんじゃないのか」
とフォローなのか追い討ちなのか分からない一撃が来て、思わずむせてしまった。
「せ、背は100歩譲っていいとして、何で顔が出て来るのよ!」
「だって初めて顔見た時、かなり可愛いとは思ったけどそれと同時に『アレ、俺まさか間違えて中学生連れてきたのか⁉︎』って少し焦ったんだぞ」
真面目腐った表情でつらつらと言って来るので、多分本気でそう考えていたんだろうけど、全体的にやたら私に突き刺さる。
「もう何でもいいわよ!ごちそうさま」
食べ終わって自分の部屋に戻ると、まだ完全には終わっていなかった荷物の整理を始めた。とはいっても、これからいくつか荷物が届けられるからこれからが本番だ。
(えーっと服とかはクローゼットにしまって、あとは……)
しばらく服をしまっていると、廊下から比嘉くんの声がした。
「おい三浦、このダンボールどうすりゃいいんだ?」
ドアを開けて見てみると、さっききたのか私宛のダンボールがいくつか届いていた。
「あ、ゴメン。それ全部私の部屋に運んでくれる?」
比嘉くんは、オッケーとだけ言って私の部屋にダンボール箱を運んでくれた。
「オイ、コレやたら重いぞ。何入れてんだよ……」
「うん、まあ色々と。ありがとね」
「どうする、手伝おうか?」
荷物の重さから心配になったのか、彼は私の方を見ている。
「……変な事したら殴るからね」
「安心しろ、中学生には興味は無い。好意を持ってほしいんなら考えるけど」
そう言って着ているシャツの袖をまくっている。
「もういいわよ中学生で。それに、アンタから好意持たれても色々困るし」
何だかんだ言いながらも、私は比嘉くんに手伝って貰いながら荷物を整理した。大方の荷物の整理が終わった頃に、私はある物を発見した。
「あ、コレ入れてたんだ。すっかり忘れてた」
「何だそれ?」
「これ?アルバムだよ。私の家族の写真が入ってるの。……ひょっとして、アルバム知らない?」
「あー、そもそも俺あんまし写真撮りたくないんだよな」
「見てみる?って言ってもあんまり写真多く無いけど」
無言で頷いた彼を見て私はそっと表紙を開く。初めにあったのは、どこで撮ったのか判らない、まだ幼い私を抱えた母と、中学生くらいの兄が写っている写真だ。
「へー、このちっこいのがお前か」
「うん、私が産まれてすぐの写真だね」
そこから私はページを一枚一枚めくりながら写真を見せた。ただ、ページをめくるたびに少しづつ気が重くなって、胸が締め付けられるような気持ちになった。
「…………もう大丈夫だよ。ゴメンな、見せてくれなんて言って」
彼はそう言うと私の代わりにアルバムを閉じて本棚に戻した。慌てて顔を触ると、わずかに頬が濡れている。自分も知らない内に泣いていた。
「んー、じゃあ俺の写真見てみる?ちょっと待ってて」
私の事を気遣ってくれたのか、そっと笑いかけて部屋を出て行った。しばらくすると、小さな紙袋を手に戻ってきた。
「お待たせ。俺はアルバムなんてたいそうなモンは持ってないから、コレに入れてるけどな」
そう言って最初に取り出したのは2人の少年が写った写真。1人はかなり小柄で痩せていて、もう1人はその子よりも年上で背も高い。
「この右のちっこいのが俺で、左は探偵事務所にいるけど門矢っていう俺の先輩」
「え、ウソ!こんなちっさかったの?」
「うん、確かこれは11歳の時だけど背は……140無かったな。135くらいじゃなかったかな」
「納得いかない!なんでそんなに背が伸びるの!」
「それは俺にも分かんねーな」
イタズラっぽく笑うと、次の写真を出してくれた。
次はどこかの道場なのか、合気道のような道着を着た比嘉くんが写っていた。背は前の写真に比べて随分と伸びている。
「え、比嘉くんって合気道か何かやってたの?」
「いや、俺がやってたのは"躰道"って言う格闘技……というよりは、空手のちょい変わったバージョンみたいなのだよ。知ってる?」
「うーん、名前だけは知ってる。それで、強かったの?」
しかし比嘉くんは首を横に振った。
「まさかそんな訳ないよ。道場にいた師匠に比べたら俺なんかまだまだ。それに俺は3年しかやってないし」
最後に見せてくれたのは、探偵事務所の中で撮ったらしい写真。写っているのは今とほとんど変わらない姿の比嘉くんと、3人の男の人たち。
「これって比嘉くんと、あとは誰?」
「1番左の人が我らが所長の弧門さん。その隣が門矢で、右端が弧門さんの親友の加藤さん。加藤さんとも、後々仕事で一緒になるだろうな」
そうして彼は写真を袋に収めた。
ただ一つ気になったのが、彼の11歳以降の写真は見たけれど、それ以前の写真が無い。それに家族と写った写真も無かった。
初めは聞こうかと思ったけれど、やっぱりやめた。誰にだって聞かれたく無い過去はあるし、彼は私にとって聞いてほしく無い事は聞こうとしなかった。
「よし、じゃあこれくらいにしておこう。
ああそうだ、午後からちょっと外に行こうと思うから、そうだな……外に出てもいい格好に着替えておいてくれ。俺は昼ごはんの準備してくるから、後の荷物整理は一人でできるだろ?」
そうして彼は私の部屋から出て行った。
(何だか色々変わってるな。でも、優しい……)
2. 同日 昼 比嘉家マンション
「どう?もう準備できた?」
昼食も済ませた後、俺が自室にいる三浦に問いかけると、ちょっと待ってて、と返ってきた。大人しく待っていると、他所行きの服に着替えた三浦が現れた。
「どう、これでいい?」
「うん、よく似合ってるぞ。ところで一個聞くが、お前バイクに乗った経験は?」
「え、無いけど?」
キョトンとした表情で首をかしげている。顔がいい彼女はそれだけでも結構絵になるが、俺としては少し困る。
俺はほとんどがバイク移動なので、三浦と一緒に行動するとなると自然とバイクで移動する事になる。ただまだバイクに乗ったことが無いならこれから慣れてもらうしか無い。
「よかったな、これからはバイクに乗れるぞ。もっとも俺の運転だがな」
「わ、分かったけど私初めてだからね?」
「大丈夫、優しくするから」
そう言って俺は玄関の鍵を閉めた。
一階の駐輪場で三浦にヘルメットを渡すと、これからどこに行くのか聞いてきた。
「ああ、これから行くのは俺が色々お世話になってる人達だ。多分この先お前もお世話になるだろうから、顔見せに行くんだよ」
すると三浦は何か疑問ありげな顔をしている。
「なんで探偵事務所に行かないの?昨日も本当なら探偵事務所に向かうはずだったのに、急に比嘉くんのマンションに向かう事になったしさ」
「ああ。実は弧門さん曰く、探偵事務所の前におかしな輩がいるらしい。
見立てでは警察じゃないかって言ってるんだが、とにかく薄気味悪いから来ない方がいいって言われたんだ」
そう軽く説明はしたが、明らかに理解できていない。当たり前だ。急に予定が変わった理由がそんな訳の分からない事では理解できるはずがない。
第一、健全な心の持ち主の三浦は、なぜ警察がそんな事をせねばならないのかは分からないだろう。
「まあアレだ『不審者いるから来ちゃダメだよ』って事だ」
俺なりに分かりやすく砕いて説明すると、何となく理解できたようだ。
「よし、それじゃ行くぞ」
それだけ言って俺はバイクを走らせる。後ろの三浦はというと、初めの方はかなりビクビクしていて俺の体を掴む腕がキツかったが、5分もすれば慣れたのか腕の力も弱まった。
10分ほどバイクを走らせて、たどり着いたのは最初の目的地。俺の行きつけの喫茶店"ねこまんま"だ。
「着いたぞ三浦」
「喫茶店?って言うかさ、今入って大丈夫なの?準備中って書いてるけど」
そう指差す入り口には確かに『ただ今準備中』という札が掛かっている。
「それなら問題無い。事前にアポ取っといたから、他のお客さんが来ないようにあえてやってもらってるんだ」
不審がる三浦を少し見て、入り口に近寄ってゆっくりとドアを押す。すると案の定すんなりとドアは開いた。
喫茶店の奥のカウンターには、俺にとってはよく見知った人物がいた。
「おやおや、いらっしゃい」
そう挨拶してくれたのは60歳くらいの物腰柔らかそうな、絵に描いたような大人の男性。白髪混じりの清潔感のある短髪に、口髭を蓄えた、俺にとっての保護者のような人だ。
「どうも、お久しぶりですマスター」
「相変わらずのマスター呼びですね」
そう言うマスターの声も心なしか嬉しそうだ。
「マスターこそ相変わらずお元気そうで。すみません、最近お店来れなくて」
「そこまで気を遣わなくても大丈夫ですよ。……おや、そちらのお嬢さんが」
地味に俺の後ろに隠れていた三浦を発見したマスターが、俺の方を見た。
「ああそうでした。紹介します、コイツが新しく探偵事務所に入った三浦です。三浦、自己紹介して」
「どうも初めまして、新しく弧門私立探偵事務所に入所しました、三浦 めぐです。不束者ですがよろしくお願いします」
まるで前々から準備していたかのように、丁寧に挨拶した三浦に思わず苦笑いしてしまった。
「どうも、私がこの"ねこまんま"の店主の、中村 卓治です。弧門さんの探偵事務所の方々には、長い間ご贔屓にしてもらっています」
「いやいや、俺ら『ご贔屓にしてもらってます』なんて言ってもらえるほどの事出来てませんよ」
マスターに少し訂正を入れるが、当のマスターはいたってマジメだ。なんだか、色々面倒をかけているのにそんな事を言ってもらうのは俺としては気が引ける。
「そういえば、比嘉くんにはまだコレを渡せていませんでしたね。忘れてしまわない内に渡しておきます」
そう言われてマスターから渡されたのは一つの紙袋。中を覗くと、そこにはコーヒー豆が入っていた。
「うわー、ありがとうございます!ちょうど無くなりそうだったんで、凄い助かります」
俺が喜んだのを見てマスターも嬉しそうに笑った。
「あ、そうだ。マスター、少し頼み事があるんですけどいいですか?」
「何ですか?私に出来る事ならなんでもしますよ」
「アールグレイってありますか?紅茶の茶葉……だったような」
おぼろげな記憶で伝えるとマスターは、ちょっと待っててください、と店の奥へ消えて行った。少しすると、黒い八角形の缶を手に戻ってきた。
「これはどうでしょう、オススメですよ。それにしても珍しいですね、ずっとコーヒー派だった比嘉くんが紅茶に手を出すとは」
「ありがとうございます。コレは三浦用にですよ」
すると三浦は驚いた表情で俺の方を見てくる。
「なんで私なの?」
「あれ、お前紅茶苦手だっけ?」
心配になって確認すると、いや、むしろ好きだけど、と答えた。
「いやー、昨日の夜お前紅茶飲んでたけどウチに紅茶無いからさ、昨日の間に紅茶ってどんなのあるのかなーって調べたんだよ。それで三浦はコレがいいかなって思って」
「なるほど流石は比嘉くん、観察眼は優れていますね」
「観察眼って、そんな上等なもんじゃ無いですよ」
俺は笑って腕時計を見た。すると、思いのほか時間が経っていた。
「やべ、次のとこにも行かねーと。それじゃあこれで。今度またご飯食べに来ますね」
「ちょっと待ってよ!あ、あのありがとうございました!」
少し駆け足になった俺と三浦を、それでもマスターは笑って送り出してくれた。
次の目的地までバイクを走らせると、三浦が話しかけてきた。
「いい人だねマスターさんって」
「うん、マスターが俺に料理を教えてくれたんだ。ただやっぱり料理はマスターには敵わないな」
「そうなんだ。それでさ、次ってどこに行くの?」
「次に行くのは、俺の情報屋だ。もし何か情報が必要になったらコイツのトコに行くといい」
そうして着いたのがとある裏路地。人目に付きにくいかなり不気味な場所だ。
「こ、こんなとこにいるの?なんかいかにもって感じね」
「そう言わずに。ほらここだよ」
俺が止まったのは若干胡散臭い占い屋。札には"営業中"の文字が書かれている。
「おーら手塚、遊びに来たぞ」
「おいコラ、ここは占い屋だぞ。クラブじゃねーんだよ」
狭い店の中に居たのは紺のスーツを着た青年。ぱっと見はどこにでもいる男だが、中身は凄腕の占い師だ。
「いいじゃねーかよ、ホラこいつが新しい事務所のメンバーの三浦。情報を欲しがってたら渡してやってくれよ」
俺が三浦を指さすと、手塚は嘘だろと言わんばかりの表情で俺を見てくる。
「どうも、手塚 瑛斗です。ってかお前、とうとう彼女つくったのか?愛想の欠片も無いお前が?」
愛想の欠片も無いは余計だろうが。
「そうならいいんだが、残念ながらそんな事したらコイツが怒るからダメだ」
「ちょっと比嘉くん、いらない事言わない。初めまして、三浦 めぐと言います。以後お見知り置きを」
ちょい待て三浦、手塚といいマスターといい、初対面の対応が俺と違いすぎないか?
俺は正直そうツッコミたかったが、それは何とか抑えた。
「そうだ手塚、せっかくだからコイツ占ってやってくれ」
「占うって何を?」
俺が三浦を見ると、三浦は一瞬驚いた表情をしたが顎に手を置いて考えた後、
「じゃあ、せっかくだから恋愛について占ってください」
と言った。
手塚は静かに頷くと、何枚かのカードを手に取って、その中から三浦に好きなのを2枚取るように指示した。そうして三浦が手に取ったカードには1枚は青い数字で"14"もう1枚には赤い数字で"20"と書かれていた。
「いいかい、この青い数字が結婚する相手と出会った年齢。そして、赤い数字がその相手と結婚する年齢だ」
「14歳の時に出会った相手、ねぇ」
「なるほどね、でも14歳の時のことなんか忘れちゃった」
おいおい、と三浦につっこむと、覚えてる訳ないでしょと返された。
確かに俺も14歳の頃なんてあんまり覚えていない。
「すまねーな手塚、急に押し掛けてきて」
「全くだよ。あーそうだ、今は時間無さそうだからあれだが、今度来た時はもうちょい詳しく占うよ」
「OK、じゃあまた今度」
そうして俺と三浦は、明日から探偵事務所に行かなければいけないので、少し足早に手塚の店を後にした。
家に帰る頃にはもうすぐ午後の6時になろうとしていた。俺は慌てて夕食の準備を始める。
「よかったら私も手伝うよ?あんまり難しい事は出来ないけどさ」
流石に時間も時間なので心配になったのか、三浦が俺の元に来たが、これくらいなら俺一人で大丈夫なので休んでもらう。
そして、そろそろ夕食の準備も終わるという頃に、インターホンが鳴った。
「三浦、悪いけど出てくれないか?」
ダイニングにいる三浦に話しかけると、三浦はちゃんと対応してくれていた。が、
「え⁉︎ちょっと待っててください……」
と、明らかに普通ではない反応をしていた。その理由は、三浦のその後の一言で腑に落ちた。
「ひ、比嘉くん、警察の人が来てる。何か、ある事件の事で聞きたいことがあるって……」
キャラクター設定
三浦 めぐ(18)
弧門私立探偵事務所新事務員
小柄な可愛らしい少女で、異性にあまり興味の無い比嘉でさえ目が合っただけでドキドキさせられるほど。
事務仕事をする事になっているが実は空手も得意で、比嘉や門矢など他のメンバーには及ばないもののかなりの実力の持ち主。
探偵事務所に入った動機は現在のところ不明。
背が低い事と童顔な事を本人は気にしており、比嘉にはそこをよくイジられている。
朝が苦手で、比嘉にしょっちゅうイタズラを仕掛けられる。また料理ができないので、そのうち比嘉から教えてもらうらしい。
加藤 一 カトウ ハジメ(30)
加藤警備株式会社社長
弧門の1番の友人で、探偵事務所の面々とも仲の良い青年。眼鏡をかけておりそこそこ長身。時々その見た目から学校の先生などに間違えられる。
数年前までは弧門達と探偵事務所で働いていたが、ある事がきっかけで今の警備会社を設立する事となった。ただし、加藤の立ち上げた会社は政府軍や警察、特殊部隊を何らかの理由で辞めた人物を多く雇用しているため、政府や警察から少し危険視されている。
性格は物静かでリーダーシップのある方。戦闘ができないわけでは無いが、頭脳を使う方面に長けている。
作中でも数少ない弧門の過去を知る人物で、弧門がなぜこの探偵事務所を設立したのかを知っている。ちなみにそれは弧門と親しい門矢や比嘉でさえも知らない。




