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G④

とてもお久しぶりです。

ピロリ菌であります。

申し訳ありません。

最近塾の夏期講習がめちゃくちゃ忙しくて、更新が遅くなってしまいました。

それでは本編を、どうぞ。



あ、あと、今回は無い頭を絞ってバトルシーンを作りました。

それとかなり長いです(当社比)。


それでは、どうぞ。



こっそりAを見上げると、やっぱりギャルゲ(PSP)に専念していた。


しかもかなりいい所らしい。


近い近い画面と顔の距離がゼロに近い!!



しかしこっちにとっては好都合だ。


一気にそこを駆け抜ける。カサカサカサカサ……。



ガバッ!とAがこちらを向いた!


とっさに隠れる!


Aはギャルゲに戻っていく。


部屋が薄暗くて助かった……。


俺はそこをできる限りのテクニックを駆使して音を立てないようにその部屋を脱出した。





次は廊下だ……と思ってその先のキッチンを見据える。だけど…………











先が霞んで見えなーーーーーい!!!









ただでさえ長い廊下にこの小さいからだ、その相乗効果は半端ではない。


だが俺は負けない、負けないんだぁーーー!!


カサカサカサカサカサカサカサカサ…………。





ハァ、ハァ、ハァ……。


やっとついた。疲れた……。


ここはリビングにつながるドアの前だ。


行くぞ!突貫!うおぉぉおぉおお!!


ちょっとだけ開いたドアの隙間から一気に駆ける!




ゴ―――ル…………じゃな―――い!!


まだだ!まだ魔王(とB)がいるじゃないか!


もう少しだ!俺!


よし、Bがテレビを見ていて魔王がご飯の準備をしている間に――――――――


GOォォォ!!


しかしBが即座に反応を示した!


「お母さんゴキブリ!!」


その言葉が警鐘のようにリビング全体に響き渡り、魔王がその姿を見せる!


まあ、俺は始めて見るんだけどね。


その姿はまさに、まさに――――――――









どこにでもいそうなおばちゃんだぁぁぁぁぁ!!!!!









ガッカリだよ!!!


こちらとしてはとてもガッカリだよおおおぉぉおおおおおぉお!!!!


俺的にはもっとラスボスオーラをまとったごっつい人を想像していた。


しかし違った。


そう、その姿は完全無欠なノーマルおばちゃんだった。





右手の皮製スリッパを除けば。





(くそっ!!)


おばちゃんがオーラを発しているんじゃない。


スリッパがオーラを発しているんだ!!


心の中で悪態をつきながら全力疾走を開始する。


しかし埋められないのが体格差。


腐ってもゴキつぶし選手権№1(今決めた)、すぐさま俺をロックオンし、距離を縮めてくる。


そして――――――――







スパァァァン!!!!






激しい音が床に、壁に、空間に、そして俺に叩きつけられる。


(ぐっ……がぁっ!!)


俺の体がそれに耐えられるはずもなく、あっけなく吹っ飛ぶ。



べしっ、と体が壁に叩きつけられる。


すぐさま起き上がるも、思うようにバランスが取れない。


疑問に思い自分の体を確認する。





足が一本、抜け落ちていた。




なんてこったい、ゴキの体ってこんなに簡単に分裂するもんなのかい。


足一本取れただけで心が折れるとは。


不思議と痛みはない。人間やめる前、刺されまくったときと同じ感覚だ。


頭の中で長の声が再生される。


(よいか?できる限り時間を稼ぐのじゃ)


そう、俺は時間稼ぎだ。所詮やられ役。即死側だ。


もういいかなぁ、と思った。


ささっと仲間のいる場所まで逃げ込んで、全員道連れにしてやろうかな、なんてことも考えた。


だけど俺の頭に移るのは二人の顔。


父さんと母さんの顔だ。


俺がどれだけこの俊足を生かし、逃げ回ろうと、根気よく俺に話しかけてくれた。


そのおかげでみんなに心を開くことができた。


そんな両親を思い、もうヤダと叫び散らす足どもに鞭を打つ。


立ち上がる。


だが自慢の足はもう使い物にならない。


そう思いつつもう一度自分の背中を眺めると、そこで気づく。






まだ羽が残っている。






そうだ、俺にはまだ羽が残っている。


しかし昔から母さんにいわれ続けてきた言いつけがフラッシュバックする。


(絶対に飛んではだめ。これは昔から言われてきたことなの。あなたもよ、絶対に飛んではだめ)


しかし俺は今日、禁忌を破る。


(ごめん、母さん。俺、飛ぶよ!!)




生まれてから一度も開かなかった羽を、開く。


この焦げ茶の体には正直似合わない半透明のきれいな羽だ。


そしてそれを準備運動のごとく軽く動かす。


そして――――――――




全力で、上下に動かす!!




ぶぅぅぅん……という音とともに俺の体が浮き上がる。


そしてその勢いで魔王に突進する!!


流石の魔王も虚を衝かれたようで、攻撃はせず、さっと身をかわすだけにとどめた。


(よしっ!)


その行動に確かな好感触を覚え、俺は勢いよくぶんぶんと飛び回る。


しかし――――――――





すぱぁぁぁぁぁぁん!!!!




激しい音とともに俺の体が地面に叩きつけられる。


ぼんやりとした頭で、俺の状態を確認する。


ひどいもんだ。軽く三本は足が取れ、自分自身の体からは乳白色の液体が漏れ出している。


視界が黒く滲んでいく。


ああ、死ぬんだな、と自分でも感じる。


だけど今回は、










とても心が満たされていた。

なんだか最終回みたいになってますけど続きます。

続きますったら続きます。

あと、明日から三日完熟の合宿があるので、最低3日以上は更新できません。

本当に、申し訳ございません。

じゃあ、また会いましょう!


でわぁ!

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