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魔法と魔力庫

朝起きる、知らない天井だ。今日から本格的に魔力の特訓をしていきたい。

「ん、んぅ、、」

体を伸ばす、、眠い、前世はもう少し長く寝ていただろうか、こっちの世界に来てから睡眠の時間がどんどん少なくなっている。

だがこの世界の子供は成長が早い、すでに俺が普通に話せるようになっているのに、誰も驚きはしない、この世界の成人は12歳らしい、かなり若い、12歳といえば小学6年か中学1年くらいだろう。成人年齢が若いぶん成長も早いのかもしれないそんなことを思いながら服を着替えアングルストンの元へと向かう。

「おぉ来よったか、思ったよりは早かったのぅ」

「緊張でうまく眠れませんでしたから」

「さて、魔法の特訓に入るか、とその前にお主魔力庫の調子はどうじゃ?」

「普通です、痛みとかはありませんが、、」

「痛み、フォッフォ、魔力庫に痛覚は存在せんよ」

ちっ、俺が恥ずかしくなっただけじゃねぇかよ、この世界について何も知らないのに口を出すのは控えようかな

それにしてもそんなに魔力庫を心配してるがなんなんだろうか

「来い、わしが特訓に付き合ってやる」

「いいんですか?」

「もちろんじゃ、なんせわしはバスターの弟子だからのぅ、魔法については色々知っておるぞ」

こいつそんなすごいやつだったのかと思い口を開け驚く

「フォッフォ、冗談じゃよ」

くそ、これがアグルラスジョークか、なんであたかも本当ですみたいなテンションで話せるんだよ、詐欺師かこいつ

「は、はぁ、冗談でしたか」

そんな話をしている間に中庭に着いた。広すぎて思わず声が出てしまった

「さて、お主よ、魔法を撃ってみ?」

「は、はい。どの魔法を撃てば?」

「ふむそうじゃな、初級の火属性魔法でも撃ってみろ」

ふぅ、やってみるしかないか、ここで才能があって無双できる見たいな展開期待してるぜ俺の体

「火よ集え、我の敵を焦がせ ファイアボール!」

発動しない、詠唱は間違っていなかったはずなのに、なんで

「不発か、お主まさか、、、」

なんだろうか、そんなに真剣に話してきて、、

「昨日のはたまたまとは言わないよな?」

「多分?」

「あの時は初めての敵で感情が昂り、魔力庫のリミッターが外れてしまったと考えるのが妥当か、、」

「へ?」

てことは俺の無双ライフは今なくなった?そんなバカなことあるかよ、

「魔力庫にリミッターがあるのですか?」

「フォッフォ、もちろんじゃ、魔力庫から魔力を出すときにリミッターがないと溢れてしまうからのぅ」

「僕はもう魔法が撃てない?」

「それはないんじゃが、、見たところお主の体は魔力に強くできている、魔力庫のリミッターを全て解放すれば魔法が使えるようになるじゃろうが、、」

「リミッターを少しだけ解放するのではダメなのですか?」

「リミッターの制御はかなり難しい。お主の体は魔力が全て出たとて、耐えれるじゃろうが、、」

ならそれで俺はいいんだがな、、、魔法が撃てるならもうこの際なんでもいい

「いや、やはり危険じゃな、方法を変えよう」

「別の方法が?」

「まぁ、あるにはあるんじゃが、、」

「教えてください!」

「リミッターをなくすか、いや、、わしの友人に聞いてみるかのぅ、」

「友人?」

「あぁ、そうじゃ、確かもうそろそろ成人してる年代だったかのぅ」

「いいんですか?」

「もちろんじゃ」

そう言い、教授は一人中庭を出た

「それにしてもなんでできなかったんだろう、、」

体中に魔力が巡っている感覚がない、まずはそれを掴むところからか、、

「やってみるか」

ベンチに座り目を瞑る。体に意識を向ける。まだだ、感じれない、、、まだ、

だめだ、、これ以上やっても何も変わらない、、部屋に帰るか、、

部屋のドアを開ける、そこにいるのは、、俺の知ってるやつだった

俺の椅子に座りやがって、、不法侵入だろこれ、訴えれるだろ、、

「やぁ、久しぶりだね」

結界の王、いや案内人の方が俺にとってはわかりやすいかな、、、

「アストル、、、」

「覚えててくれたなんて嬉しいね」

「なぜお前がここにいる、、」

「君が困ってそうだからかな」

「お前、アングルストンの友人なのか?」

「違うよ?僕はただ君を監視しているだけだよ」

監視、、俺が異世界に来てからの生活は全て知られているのか、、、

「助けに来てくれたってことか?」

「僕にももっと柔らかく接してくれてもいいんだよ?」

「お前は俺に色々隠してるだろ、、」

「ん〜そうだね、けどね今はそれをいうことはできないよ」

『今は』か、後々教えてくれるとも思わないが、、、

「で、助けてくれるのか?」

「ヒントだけね」

「ヒント?」

「うん、そのまま過ごしてても魔法は撃てないよ」

「アングルストンの友人ってやつは?」

「こっちに来る途中に死ぬね、君はこのままじゃ変われない、まぁそいつが死なずにこれても買われないんだけどね、、、」

「ヒントはそれだけか?」

「ん〜、、明日、隣の街に行って、ルーシャって子に会うといい」

知らない名前だ、、そもそも探せるだろうか、、、

「じゃ、また会おうね」

「お、おい!」

はぁ、、どうやって消えたんだよ、あいつまぁいいや、明日は元々休みにしようとしてたところだ、、行ってみるとしようか

「ルーシャ、、どこにいるかすら教えてくれなかったな、、これはめんどくさくなりそうだ、、」

なんでこうなるんだろうな、そもそもあいつの意見は聞いてていいのか、、わかんねぇなまぁ明日のことは明日決めようか、まだ夜までは時間がある、けど今日は疲れた、もういいや寝よ、、、

そうしてベッドに体を預けた


はい、4話でした。5話への導入って感じでしたね、では気が向いた時に連載続けていくので、4話「魔法と魔力庫」どうでしたか?本当は5話のタイトルにしようか迷いましたが、今はこれでいいでしょう

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