84.泣いてるルシア
アテナとの挨拶が終わり、もうこれ以上ここにいたくなかった。
このままでは、アテナと戦う事になると思い後は、アルテミスの従者に任せる事にした。
そして、皆んなが待っているダイニングルームに向かった。
すると中からルシアの鳴き声が聞こえた。
うえぇぇぇ〜〜〜ん!えぇぇぇ〜〜〜ん!
夢が、急いで中に入った。
「どうしたルシア〜〜!!」
ダイニングルームではアテナの神々と皆んなが揉めていた。
夢の護衛の船乗りが皆を守りながら口論していた。
ミコが怒っていた。
「夢、聞いてよ!この神達がルシアに酷い事をしたのよ」
「何をしたの?」
皆で食事をしていたらここの神々が絡んできたの、ミコの説明を聞いた。
「人間や天使が、神と同じテーブルに座ってんじゃねぇよ」
護衛の船乗りが話に入り、「夢様のご友人です」と言ったが、向こうは「たしかにペットを友人ともいうが神が食べるテーブルや食器を使ったら汚いだろう」と言ってきた。
そこにいた神々は、調子に乗り「船乗りの分際で生意気だ高貴なアテナ様の神に口答えをするとは主に恥をかかせるだけだぞ」と言ってきた。
皆は、その言葉で食事が止まった。
だが、それだけではなかった。
ルシアが、目の前の豪華なフルーツパフェを食べていた。
「おい天使!俺の話を聞いてないのか?」
アテナの神がルシアの食べてるフルーツパフェを取り上げ床に落とした。
「どうした! 床で食べろ!」
ルシアにもプライドがある。
どうする事もできず泣きだした。
それを聞いた夢の怒りが頂点に達した。
紅い瞳が鋭く光り、背中から光の粒子が溢れて翼になった。
その怒りのオーラと殺気にパルテノン神殿の神々は気づいた。
アテナの顔が険しくなった。
「この殺気は、アントリュース、いや違うアントリューにしては弱い夢の殺気か!?」
アテナの側近が急いで向かってきて状況の説明をした。
「如何がなさいましょう」
「ゴミのような奴らだ」
殺気がするほうへアテナ達も向かった。
ルシアに酷い事をした神を夢が睨んだ。
その紅い瞳を見て絶望しかなく、必死に弁解をしてきた。
「夢様、お待ちください、私は天使と人間に教育を」
言葉が終わる前に夢がぶん殴った。
その神は、ふっ飛び顔が潰れて倒れた。
夢としては、殺したかったがこのくらいなら、治療魔法で治る。
ここは、親善大使として来てるのに殺すわけにはいかなかった。
そこにアテナが来た。
アテナとヘカテーは、自分達が企んだ作戦を遂行するため夢との戦いを抑えていたのに、このままでは夢が怒ってこのギリシャから出て行ってしまう、ヘカテーの怒りをアテナの神々は買ってしまった。
「夢殿、この者の処分は、私に任せて頂けませんか?」
「どうするんですか?」
ヘカテーが治療魔法ですぐにその従者を治した。
「眠ったまま楽には殺さない目を覚ました所で恐怖を味あわせて首を斬り落とします」
アテナは、ヘカテーを止めた。
「たくさんの英雄は、あの戦争で死んだ!お前のようクズがなぜ生きている!お前の行いでまた多くの神々が死ね事になるのだぞ!」
そして、アテナが首を斬り落とした。
そこにいた周りの神々を見た。
「他にもいるだろ、誰だこの天使と人間に絡んだのは?」
フレイアがら怒りが溢れていた。
「アテナ様、殺すなら私に殺らせて頂けませんか?」
「ほう、相当恨んでるみたいだなよかろう、お前の好きなようにしろ」
「ありがとうございます!でも無抵抗の者を斬るのは面白くありません、全員武器を持たせてまとめて相手をします」
「何だと!?」
アテナもここまで言うからにはかなりの腕がたつとみた。
「どうだ、夢せっかくだから余興をしないか、この娘の言う望みを叶えてやる」
ミコ達がフレイアの所に来た。
「フレイア、大丈夫なの相手は10人以上いるよ」
「私は、皆んなが絡まれてるのに何もできなかっただから私への罰よ」
フレイアがルシアの前に来た。
「ルシア、ごめん助けてあげられなくて次に絡まれたらすぐに戦う」
「フレイア〜〜!」
ルシアがフレイアに心を開いた。
この神殿の近くにある闘技場で行う事になった。
危害を加えた神々は、勝てば死刑を免れ調書を取った後、改て罪が決まるという条件だった。
どのくらいの罪になるかわからないが死罪は免れた。
夢もこの戦いは、許可をした。
フレイアがもし死んでも復活の玉がある。
だが、時間を与えた事は、フレイアにとって不利になった。




