81.堕神
奏が去った後もルシファーの事を考えてしまい、ひたすら剣を振った。
僕が強くなっても、ルシファーはもっと強くなっているかもしれない!
アミスがタオルを持ってきてくれた。
その笑顔を見ていると癒され少し休憩することにした。
「アミスは気がきくよね、ありがとう」
「お兄ちゃん、どうしたの勉強もすごく頑張ってるけど剣術はそれ以上じゃない」
「負けたくない奴がいて、今のままだと負けるかもしれないんだ」
「へぇ~、お兄ちゃんが本当の力を出して勝てない神何て誰なのかな?」
「神じゃないんだけど」
しまった!軽はずみに言ってしまった。
「じゃあ幻獣?」
「その話はやめよう、そうだ何処か出かけないか?」
「じゃあ、ミカエルさんの所に行く?」
夢はその言葉で慌てた。
アミスの顔を見ると可愛いい顔でニコニコしていた。
まさか・・・
「な、何でミカエルさんなの?」
「フレイアから聞いたよ堕天使のルシファーと戦ったんだって」
「アミス、お母様とかか様には内緒にして!」
「どうして?」
「お母様が、天使に負ける神は情けないから天界を追放して堕神にするって言ってたんだよ」
「知ってるよ、あの日、私も近くで聞いてたもの」
「最初から言ってよ!」
「お兄ちゃんが隠し事してたからいけないんだよ」
「男にはプライドがあるんだよ」
「だけど、私には言ってよ、心配してるんだから」
どちらにしても、アミスのおかげで、これをきっかけにミカエルさんの所に行ける。
アミスと二人でドラゴンに乗りパネース神殿に向かった。
パネースに会い、事情を説明し、ミカエルに話を聞いた。
「面倒な男に目をつけられましたね」
神が天使を作り、その神に戦いを挑んでも、勝てるわけがない、なのにルシファーは傲慢でプライドが高いことから力の差が明らかななのに神に反逆した。
「私が、神ではなく天使だったときルシファーと戦いましたが、際どい戦いでしたが、勝負の流れで私が勝つ事ができました」
「僕がルシファーとまた、戦う事になるかもしれないからミカエルさん稽古をお願いしたいんです」
パネースが夢に言った。
「悩む事はない、俺が行ってルシファーを殺してやるから安心しろ」
「パネース様、堕天使相手に原初の神が戦いに行くのはどうかと思います」
「ならミカエルお前が殺してくれるか?」
「私は、もう神ですから今更、堕天使に真剣に戦うのは、恥ずかしいです」
グサッ
僕も神なんだけど・・・
ミカエルが、夢を鍛える事になった。
一週間達、ミカエルを本気にさせる場面もいくつかできた。
「これだけ強くなればルシファーより力は、上ですが、油断しないでください、実戦では何が起きるかわかりません格下が格上に勝つ事もよくあります」
ミカエルからその言葉をもらっても、自信がなかった。
ギリシャに親善大使で行く日までまだ日にちがあったから、ここでギリギリまでミカエルに稽古をしてもらう事にした。
パネースが、紋章の入った赤い玉を二つ出し、夢とアミスに見せた。
「この玉は、蘇生の力を与えてくれる復活の玉だ」
「あげる前に一つ聞きたいが冬休みも、ここに遊びに来るか?」
「冬休みは、二週間しかないから来れないけどその分夏休みは長くいます」
「一週間で帰ろうとしてるじゃないか、アミスは冬休みは遊びに来るか?」
「来ます!」
「アミスにこの玉をやろう」
「始祖様、僕も遊びに来ていいですか?」
「冬休み待ってるからな」
そう言って夢にも玉をくれた。
この玉は、蘇生させるのに、かなりの神聖の力を使うから、一人を蘇生させたらしばらく休まないと使えなくなるということだった。




