57.島のレストラン
レストランに入り、席に座るとメニューを置いていかれ、夢とフレイアは、注文を悩んでいた。
「夢、ここで食べるの?」
「朝食を食べないと戦いのとき力がでないよ、食べて待っていれば魔族や精神支配された人達も来るんじゃない」
「こんな侵入は初めてだよ」
フィリアもメニューを見出した。
「食べて待っているだけで、向こうから来てくれるのは助かるわ」
フィリアは、毒が入っていればわかる。
夢とフレイアは朝食セットの一番量が多いのを選んだ。
みんな同じ物を注文した。
「エルミナにしては、食事の量が少ないね」
「侵入中に食事をした事がないから食べる気がおきない・・・」
ウエイトレスの女の子が、料理を運んできたから夢が聞いた。
「この施設に人間の精神支配をされた人はいますか?」
エルミナは、声が出なかった。
本当に普通に聞いてる。
ウエイトレスが、困っていた。
フィリアがチップを渡した。
「わかる範囲の情報でいいから教えて」
ウエイトレスが喜んで話しだした。
「ここには、魔族と悪魔の方しかいません、人間は、あそこの礼拝堂にいますよ」
ウエイトレスが窓から指をさした。
すると魔族のような男が話しに入ってきた。
「あんた達、魔族とやるんか?」
「そうだよ、ここは、魔族だけなら破壊するから避難したほうがいいですよ」
「あの、あなたは魔族じゃないんですか?」
「よく、間違われるけど俺は、亜人だ」
この亜人は、この島で長くこの店を経営しているが、ある日、堕天使が魔族と悪魔を連れてきた。
そして島の逆らう者は、服従の呪文をかけられるか殺された。
この亜人は、人間が多い所に移住しても自分の姿を見ると魔族だと思われるから商売ができなかった。
悪魔や魔族なら逃げないが金払いがよくない、この島から抜けだそうとすれば精神支配されるから、仕方なく切り詰めながらここで生活していた。
最近は、この島に人が来なくなって困っている。
夢達は、レストランを出た。
「夢、礼拝堂に行くの?」
「礼拝堂に行ってもこの施設にいる魔族が来ちゃうんだから、ここの魔族を先に殺しちゃおうよ」
「でも強い堕天使がいるんでしょ」
「今日は、巨大な魔力のオーラは感じないよ、恐らく目立たないように隠れて魔族に戦わせようとしてるかもしれない」
目の前を数名の魔族が歩いていた。
夢がそこに行き魔族を斬った。
うわぁぁ〜〜〜〜っ!!
大量の血が流れて倒れた。
エルミナはやると思った。
魔法使いは武器を手にし戦闘態勢に入った。
魔族たちが武器を手にして構えた。
「なんだお前は?」
「お前たちを殺しに来た」
魔族たちは、慌てて施設に向かった。
「敵襲だ〜〜〜〜っ!」
施設から魔族たちが武器を持って大勢でてきた。
フィリアがいきなり、無詠唱で神聖魔法シャイン・バースト(光の爆発)を放ち魔族たちを吹っ飛ばした。
「夢の話に乗るわ!ここで暴れれば精神支配した人たちを私達に攻撃するように指示するんでしょ」
全員その作戦にのった。
礼拝堂のときは、精神支配した人たちに大怪我をさせられないので使えなかったが、ここは、悪魔と魔族しかいないと聞き、全員得意な魔法攻撃を使い、魔族たちと戦った。
リディアもフィリアと同じように神聖魔法シャイン・バースト(光の爆発)を放っていたが、途中から味方が怪我をしないようにシールド (物理防御強化)とマジックバリア (魔法防御強化)を使いフォローする事にした。
エルミナは、本来あまり攻撃技を使わないが、今回は、自ら戦いを志願した責任を感じ、風の精霊シルフィと協力して風の刃を使い攻撃した。
アルから魔法を教わり無詠唱で魔法を発動できるようになった。
それに、天界にいた事により神の力(神聖の力)が少しある。
風の刃は、魔族の硬い皮膚を斬り裂き手足や首まで斬り裂いた。
それを見た魔法使い達も声も出ないくらい驚いている。
フィリアやリディアさえも声を失った。
これは、護身用に覚えた技だけど本当に誰かを守るときと身の危険を感じた時だけに使う事にした。
魔族のボス、デシリアが現れた。
殺気と闇のオーラの巨大なことから長く生きた悪魔だとわかる。
フィリアがシャイン・バーストを放っち魔族が吹っ飛んだが、デシリアだけは、何もなかったように立っていた。
悪魔は、神聖魔法の攻撃に弱いはずだが、長く生きた魔族には、かなり高い魔力を使ったシャイン・バーストでなければ倒せない、フレイアが悪魔の前に立った。
「あなたは、どのくらい生きた悪魔なの?」
「女に年を聞くもんじゃないよ」
「これだけの魔力量だから気になったんだけど、どれだけ生きたらこの魔力量になるのか知りたかったんだけど残念ね」
「お前は、何年生きてんだ神様!」
「私は、15年よ」
「ワッハハハハハハ〜たった15年で神生終わりかよ、私は1,000年生きた悪魔だよ」




