54.礼拝堂
エルズワース
エルミナとルシアが、空間転移魔法を使い海辺のレストランに来た。
すると、フィリアたちが戦闘準備をしていた。
「何してるのフィリア?」
「エルミナこそ何故ここに?」
「空間転移魔法でセーシェルに帰る事にしたからフィリアやここのレストランの人も誘おうと思って来たのよ」
「それより、魔族と戦うの?」
「戦わないわよ、勝てるわけないでしょ」
「じゃあ何なのこれは?」
「エルミナには関係ないでしょ、それに巻き込みたくないのよ!」
「フィリア!!私は、友達じゃないの?」
「友達よ」
「なら、説明して!」
「あなたまで危険につき合わなくてもいいでしょ」
フィリアは、エルミナの顔が真剣で目がそらせなくなった。
「そんな性格してたら早死にするわよ」
「私は、この性格で1,000年生きてる」
フィリアは、エルミナに説明をした。
「フィリア、私も手伝うよ」
「これは、危険な戦いだからエルミナはセーシェルに帰って」
「フィリアが、死んでしまったら嫌だから一緒に行くよ、それに私も空間転移魔法を使えるから救出は手伝えるよ」
「エルミナ・・・」
ルシアが真実の鐘を鳴らした。
キンコンカンコン♪ キンコンカンコン♪
その温かい光に魔法使いたちは、驚いていた。
「真実の鐘をまさか体験するとは思わなかった」
「ダメージ無効化の効力ね!」
「ルシアは、先に屋敷に戻っていて!私は、用事を済ませてから帰るってみんなに伝えておいてくれる」
時計が二時を回っていた。
ゼレイロが空間転移魔法の詠唱を唱えた。
フィリアたちは礼拝堂に向かった。
ルシアが、別荘に戻ってきた。
「夢〜〜!」
「ルシア、エルミナは?」
「フィリアやリディア達と魔族の所に行っちゃたよ」
「エルミナは、本当に人生楽しんでるね」
ミコが、心配そうに夢の所にきた。
「まずは、ルシアの説明を聞こう」
「店が休みでリディアがフルーツパフェ作ってくれて、お礼に空間転移魔法にのせてあげようと店にいったの」
ルシアは、一生懸命説明した。
「そしてみんなで魔族の所へ行っちゃったの」
「僕は、エルミナの所に行ってくるからみんなは、セーシェルに・・・」
「ちょっと夢、エルミナが空間転移魔法するんでしょ帰れないじゃない!」
「みんなは、ここで待っていてエルミナの所へ行ってくるよ」
フレイアが興味津々に夢の近くに来た。
「夢、私も行くよ!」
「危ないから、ここにいて」
「危ないとわかってるのに立ち向かって行くのが勇気何でしょ、勇気を見たい」
そして、フレイアをお姫様だっこして空を飛んだ。
「夢に抱っこされて空を飛ぶの久しぶりね」
「子供の頃は、よくこうして遊びに行ったよね」
話してるうちに魔族の屋敷の上空に来た。
「あの化け物のオーラはないね」
魔族たちが騒いでいた。
そこで降りて魔族に聞いた。
「何かあったんですか?」
「人間の魔法使いが13人礼拝堂に忍び込んだんだよ」
「あんた見ない顔だな」
「今日初めて来たんです」
「新入りか、まあ、わからない事があったら何でも聞け」
「お願いします」
頭の悪い魔族だったのでそのままエルミナたちの所に案内してもらった。
「おい、新入り13人の魔法使いは、殺すなよ、生け捕りにして服従の魔術をかけるみたいだ」
12人の魔法使いとエルミナは、苦戦していた。
礼拝堂の中は、エルズワースだけ倒せば、あとは、服従の呪文をかけられている身内を連れ戻すだけだと思っていたが、一番の強敵はルリアだった。
リディアが神聖魔法の攻撃ホーリー(聖属性の光弾)を使いエルズワースを攻撃しても、ルディアがリディアにステータス異常を起こさせ妨害してくる。
以前のルディアとは、別物だった。
魔族が長年の研究で強化させた魔法を使ってきた。
フィリアは、無詠唱で神聖魔法が使える。
だが、神聖魔法の強力な攻撃シャイン・バースト(光の爆発)を使えば、エルズワースを倒せる可能性はあるが周りの人まで吹っ飛ばしてしまう。
フィリアは、ホーリー を(聖属性の光弾)使って攻撃していたが、ことごとくルディアにステータス異常をされて魔法が上手くコントロールできなくなっていた。
救いだそうとした身内や友達も、凶暴で以前より強い魔法攻撃をしてくる。
エルミナと12人の魔法使いは、追い込まれていった。




