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【14万PV感謝】神の翼 ~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!   作者: 和(のどか)
第九章 最終決戦

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346.見えない翼

ゼウスはアントリュウスの戦いに酔った異常な目を見た。


その目を見る度に恐怖を感じ怯えた目に変わった。


「ゼウス、そこからだ死の淵が見えるか?ここから先はお前とでなければ楽しめない」


アントリュウスがゼウスに歩み寄った。


ゼウスが死の淵に背を向けて逃げようとした。


「逃げるなゼウス!私とお前の二人だけの戦いの世界に招待したんだ!ここから先には何があるのか見てみたい、一緒に死の淵の先を楽しもう」


逃げるゼウスの背後から背中を剣で刺した。


ゼウスは口から血を吐いた。


ゼウスは振り向き怯える目でアントリュウスを見た。


アントリュウスはゼウスに失望した冷たい目で見ていた。


強いのは神の力だけ、窮地に追い込まれてから必死になって繰り出す技がない・・・


ゼウスは今いる神の中では一番強い、だが完璧な強さではない事を知った。


「何故、覚醒しないお前は本物の神の王じゃない」


「お前も神じゃない、悪魔だ!!」


「私は私よ」


もういい・・・


アントリュウスがゼウスの首を斬り落とした。


ゼウスの頭が転がった。


「ゼウス千年後にまた会おう!」


アントリュウスはその頭に剣を突き刺した。


転生したら成長して強くなるのを待ってあげるわ!


ゼウスの体が消滅した。


上空や大地、風からも原初の神々の声が聞こえた。


「支配権はアントリュウスに委ねる」


その原初の神の言葉に戦ってる者達はアントリュウスの勝利を知った。


アントリュウス軍は歓喜に湧いた。


「戦争が終わった!!」


「アントリュウス様の勝利だ〜〜!」


「もう、戦わなくていいんだ!」


敗戦したゼウス軍は、信じられないといった表情だった。


「ゼウス様が負けた・・・」


ゼウス軍は敗戦処理に不安を感じた。



アルテミスが、アントリュウスに駆け寄り抱きついた。


「よかった!生きていて!」


アルテミスが微笑みながら涙を流した。


アントリュウスがアルテミスの顔を見て我にかえった。


「アルテミス・・・」


「私達は永遠に一緒にいられるわね!」


「永遠に神生を楽しみましょ」


二人がキスをした。


それは周りにも二人が愛し合っているところを見せつけるかのようだった。


原初の神々が姿を現した。


アントリュウスは支配権は手に入れるが支配者は断った。


「支配者になれば友達を失くすわよ、私は守り神になりたい」


原初の神々は支配権を持つアントリュウスの願いを受け入れた。


アントリュウスがこの世界の支配権を持つ守り神となり終戦を迎えた。


原初の神々にもお願いしてドラゴも手伝い死んだ神々の蘇生を行った。


かなりの神々を蘇生させることができたが、アントリュウスは神の力を使い果たして一週間の眠りに入った。


そして、天界の果てと天界の始まりに平和協定が結ばれた。



戦争が終わり一年が過ぎた。

 

キュレアと奏の結婚式が黄金の翼の国で行われた。

天界の果ての神々が大勢集まり盛大な結婚式になった。


アポロニア達が自分達が作った曲を心を込めて歌い祝福した。

その歌に感動して涙を流す神もいた。


結婚式に出席したミュウが奏のウエディングドレス姿を見て不貞腐れていた。


「いいな、ウエディングドレス、僕も冥界でアシュレイと結婚式をする予定だったのに」


戦いの後、ハデスが転生するまでは、鬼の神達が冥界を見ることになった。


その数ヶ月後、ムー大陸ではミカエルとミーシャの結婚式が行われた。

天使や海の生物も多く集まり盛大な結婚式になった。


その数ヶ月後、黄金の翼の国ではおめでたいニュースが流れた。


アルテミスにアントリュウスにそっくりな金色の髪に青い瞳の男の子が生まれた。


アントリュウスと赤ちゃんを抱いたアルテミスが神殿の近くを散歩をしていた。


ふと空を見上げるとタヌキンナがドラゴに乗って遊んでいるのが見えた。


「二人は仲良しね!」


アルテミスが赤ちゃんの顔を見た。


「この子、アントリュウスに似てるのに翼が無かったわね!」


「翼が無くてもいいじゃない、私とアルテミスの可愛い赤ちゃんよ!」


「そうね、あらっ!?この子、眠りながら笑ってる!」


アントリュウスが覗き込んだ。


「楽しい夢でも見てるのかしら?」


「神が夢を見るなんて・・・」


「この子には、見えない翼があるわよ、夢を見る大きな翼がね!」


赤ちゃんの背中からうっすらと光の粒子の翼が輝いていた。

             

             完




★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


あとがき


黄金の翼の女神〜転生したら男の子だった〜はここで終わります。


ここまで神の翼〜転生したら男の子だった〜を読んで頂いただいた方々にお礼を申しあげます。


神の翼とは、アントリュウスの翼を受け継いだ者が持つ翼の事です。


何故人間の中に神の翼を持つ者が現れたのかを書こうと思い最初の黄金の翼の女神から書きました。


この後の第二部は、アントリュウスとアルテミスの子供、夢のお話になります。


戦いを嫌い絵を描くことが好きな神。


巨匠画家になることを夢みるが、次第に大きな戦いに巻き込まれていきます。

第二部はあまり長くならない予定です。


第三部の神の翼は、神を嫌う少女、女剣士の子供が神の翼を持つ少年で全三部作になってます。


第一部 転生したら男の子、第二部 夢 第三部 神の翼 最後まで書き終わった後は別々のお話として読んで頂いてもよろしいかとは思います。


当初、神の翼のタイトルで投稿する予定でしたが、既に使われていると表示され使えませんでした。

その為~黄金の翼の女神~ 転生したら男の子だった!のサブタイトルを付けました。


タイトルはこのまま神の翼 黄金の翼の女神〜転生したら男の子だった〜でいきますが最後まで書き終わりましたらタイトルも編集する予定です。


この後も引き続き第二部の夢と最後の第三部神の翼まで気長にお付き合いをして頂けると嬉しく思います。


これからも宜しくお願い致します。




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