春美と杏花・Part-2(4)
[洋介]:「うん。安心しろ。全然悪い事じゃねぇから。ひょっとしたら、二人も感じてたことかもしれないけど」
[春美]:「?」
[洋介]:「最近、何かお前明るくなってきたよな?」
[春美]:「明るくなった?」
[百合]:「確かに、そうかもしれないわね」
[あやめ]:「言われてみると、そうだね」
[洋介]:「やっぱり、お前たちも思ってたか。さすが春美を間近で見てるだけのことはある」
[春美]:「そんなに、変わってないと思うけど」
[洋介]:「そりゃ本人は気付かねぇもんだよ。でも説得力はあると思うぞ。何せ俺たちは、普段からお前と一緒にいるんだからな。その内全員がうなずいてるんだから、間違いねぇよ」
[春美]:「そ、そうか?」
[百合]:「ほら、この時点でちょっと違うもん。以前だったらさ――」
百合、顔を背け鼻で笑って見せる。
[百合]:「っていう動作を必ず入れてたもの。でも、今はちゃんと返事をしてる。これはかなりの進歩だとお見受けしたわよ」
[あやめ]:「百合、今のは結構似てたね……」
[百合]:「当然よ。普段から春美くんを見てるんだから。……練習した甲斐があったわね」
[あやめ]:「れ、練習してたの? 百合」
[百合]:「う、ううん。何でもないわよ~。とにかく、春美くんが明るくなったところを見れたのは、個人的には嬉しいわね~」
[あやめ]:「うん、私も。春美には、こっちのほうが似合ってるよ」
[春美]:「……ひょっとして、心配かけてたりしたのか?」
[洋介]:「そういうわけじゃねぇよ。でも、そうやって明るい表情を見せてくれると、俺たちの気分も自然と明るくなってくるってことさ。今月も楽しくやっていこうぜ」
[春美]:「あ、ああ。そうだな」
[百合]:「ふふ、よかったわねあやめ」
[あやめ]:「そうだね。結構、嬉しいかな」
暗転




