春美と杏花・Part-2(3)
[洋介]:「俺、有名人になろうかな。今からでも遅くないと思うんだけど、どうだ?」
[春美]:「寝言は寝て言え」
[洋介]:「ぐふ、先制ジャブですか?」
[春美]:「有名人になることがどんだけ難しいのか分かってるのか?」
[洋介]:「ごふっ……」
[春美]:「顔洗って出直せ。有名人になりたかったら専門学校に行って来い」
[洋介]:「まごふっ!?」
[百合]:「カンカンカーン! 洋介、テクニカルノックアウト~!」
[あやめ]:「すごい、的確なツッコミで反論の余地がない……」
[洋介]:「さすが、だな……春美、俺のライバルなだけのことは……ある……」
洋介、顔を下に向けてやられる仕草。
三秒の沈黙の後――。
[洋介]:「――そういえば、最近思ったことがあるんだけど」
[百合]:「立ち直るの早いわね」
[洋介]:「俺は転んでもすぐに起きれるんだぜ」
[あやめ]:「転んですぐに起きちゃ、ダメなんじゃないの? 普通」
[洋介]:「俺は普通には満足しないんだ」
[春美]:「さっき平凡が非凡とか言ってたのはどこのどいつだよ……」
[百合]:「言ってることメチャクチャね……」
[洋介]:「よせ、照れるだろ」
[春美]:「褒めてねぇよ」
[洋介]:「まあ気にすんな。――それより、最近俺、一つ気付いたことがあるんだよ」
[百合]:「気付いたこと?」
[春美]:「何に気付いたんだよ?」
[洋介]:「うん。それは、春美のことについてだ」
[春美]:「俺のこと?」




