黙示録戦争。その2「女神ディオーネのお説教」
女神アテネの神力喪失事件から半年後(アテネのせいで日数が倍になった)本隊の移動用に各所に転移陣を構築しながら進んでいた女神ディオーネと女神ハルモニア(器用な事は苦手の神力タンク要員)がヴリトラ神が率いる(女神アテネは部隊長をクビになった)先見部隊とやっと合流した。
『もう!アテネの馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ーーーーーーーーー!!!!
神力欠乏症になった挙げ句の果てに死に掛けたですってーーーー?!馬鹿馬鹿馬鹿ーーー!!!』
涙目・・・いや、ギャン泣きしている女神ディオーネが吠える!
『ひいいいいい・・・・』
神力欠乏症による全身の痛みも軟がり、ようやく少しは動ける様になって来た女神アテネが診療ベッドの上で正座してます。
『泣いてる美女神と怯える美女神も良いっすね』
『オメーは、やけにストライクゾーンが広いよな。要は女なら何でも良いんだろ?あんま良くねえぞ?そう言うのは』
『相変わらず兄いは硬派っすよねー。オイラはただ愛でているだけっす。
完全ノータッチっす。見てるだけで幸せになれます』
『安上がりの奴だな~。早く結婚せえよ?』
今までの素行の悪さから女性に対しても行いが酷いんだろうと思われたヴリトラ神だがアスラ神族の皆が言うには想像の10倍は女性に対して紳士との事(戦いを挑んで来る者は別)
相方(奥さん)の女神をとても大切にしているのだそうです。
先行部隊が陣地を構えているアステロイドベルトに到着してヴリトラ神からアテネの無謀を聞き(全てをチンコロされた)激昂する女神ディオーネ。
お馬鹿な姪と妹に対して超特大のお説教体制に入ったディオーネお姉様なのです。
『まさかアテネ様が神力の限界値を知らなかったなんて驚きです。でも死ななくて良かったです!』
自分の事を棚に上げて(既に死亡経験有り)率直に呆れた様子のハルモニア。
『そうね・・・私も神レベル♾️の自分に限界が有ったなんて超ビックリです』
『アホな事を堂々と言うんじゃありません!』
『ひい・・・』
『はあ・・・いいか?レベル♾️ってのは「外部からは測定不能」なだけの便宜上の単位だぜ?
宇宙に限界が有るんだからどんなモノにも事象にも限界なんて普通にあるわな。
そもそも♾️より(無量大数)上の位が124もあんだろ?』
『そうなの?!』
『まあ、最終的には零になるんだけどな』
不可説不可説転ってヤツですね。
『今回の事でアテネの神レベル(神力総量)は俺よりちょっと上の8億7千万くらいなのが分かっただけ良かったじゃねーか?』
『私って8億7千万なの?!』
アテネの神レベルが8億7千万って・・・おそらく大神ゼウスよりレベル高くね?
『ふわー?8億7千万ですかぁ?凄いですね~。さすがアテネ様!
アテネ様って私の倍の力が有るんですね~』
アテネの神レベルを聞き手放しにアテネを絶賛するハルモニアだが?
『私が8億でハルモニアちゃんが4億・・・』
「どうよ!私ってば凄いでしょう?!」とか言って鼻高々になると思われたアテネだが思いの他浮かない様子だ。
それにしても・・・ハルモニアちゃんって成神前(ハルモニアの現在は中学1年生くらいでアテネは16歳くらい)なのに神レベルが4億もあるのか~・・・そっちの方が凄えわ、全盛期になるとMAXで9億を超えんじゃね?
ちなみに、ヴリトラ神が8億3千万、ゼウスが8億6千万、わたくしが5億5千、ディオーネお姉様が7億5千くらいかな?
この辺りになってしまうと神レベルの差など有って無い様なモノで、経験、神技、技量、などの勝負になります。
神レベルは総エネルギー量の目安程度にしかならないと考えて頂いて結構かと思います。
『あれ?アテネ様はお父様のゼウス様を超えたのに嬉しくないのですか?』
『え?うんまあ・・・そりゃ嬉しいけど・・・』
うん?マジでどしたんアテネ?痛みでもぶり返した?何をそんなに警戒してんの?
『神力が倍程度の差なら相性や神技の運用術次第でいくらでもひっくり返るからだろ?まあ、アテネは若いからまだまだ伸びて来ると思うけどな』
『へー?そう言うものなんですね?』
『うう・・・高次元に住む神が神慮の単位すら知らないとか・・・こんな当たり前の事も知らないなんて・・・神なのに。
アテネがこんなに「お馬鹿」だったなんて・・・グスグス・・・一体アテネは今までどんな教育を受けていたのか・・・ねえ?メーティス?答えてくれますか?
貴女はアテネに今まで何を教えてたんですか?』
『・・・・・・・・・・・・・』
そして現場から遠く離れた天界に居るアテネの母親たる、わたくしこと女神メーティスもリモート画面の前にて正座して待機しております。
地味にわたくしの顔出しは全シリーズを通しても今回が初めてですね。
せっかくなので皆様、初めまして。わたくしが「魔法世界の解説者」であります。
別に秘密でも顔出しNGでもなかったのですが今まで顔出しする機会がなかったですね。
それにしてもなぜリモート会談となったのか?
それはヴリトラ神の「アテネの親の顔が見てみたい」発言によるものです。
それを聞いたディオーネお姉様が「そうだな、久しぶりに直接顔見て話しをしたいからオメーもツラだせや」となったのです。
ヴリトラ君どうですか~?アテネの母親はこんな顔をしていますよ~。
ヴリトラ君が念願だったわたくしの顔をマジマジと見て・・・いや近い近い!画面いっぱいにヴリトラ君の目しか映ってないから一旦離れて離れて。
オーケアニデス製のカメラは高性能だから離れていても綺麗に映るから!
『へえ?ゼウスの胃袋に幽閉されてるって話しの知恵の大神メーティスってこんな顔してたのか・・・なんかつーかよ?「ちんまいアテネ。アテネ縮小版」って感じで拍子抜けするぜ。
こんだけアテネに似てんなら「アテネの子供」って言われても信じるぜ。
・・・・見た目の印象は若いってよりはかなり幼い感じよな?身体もちんまいし。
あんだけの宇宙大災害を引き起こした張本神だからもっとゴツイ奴かと勝手に思ってたぜ』
意義あり!わたくしがアテネに似ているのでなくアテネがわたくしに似ているんです!そして「アテネの子供」って何じゃい?わたくしが母親っすよ?
『やっぱりアテネ様はゼウス様よりメーティス様にそっくりですよねー。
私はヘスティアちゃんに連れられてメーティス様に直にお会いしましたが実際にはもっと「チンマイ少女」の様な方でとても可愛い方ですよー。
あまりにもチンマクて可愛いかったので思わず頭をナテナデしちゃいました』
超他神事のハルモニアちゃんとヴリトラ神がわたくしの容姿についての感想を話してます・・・お願い・・・わたくしも其方側のお仲間に入れて下さい。幾らでも顔見せしますから。
どうでも良いんだけどさ?ハルモニアちゃんとヴリトラ君よ?チンマイチンマイ言うな。小柄だと言え。
通常人型モードに換算すると身長138cmですがなにか?
ちなみにアテネちゃんは身長172cmでディオーネお姉様は167cm、ハルモニアちゃんは165cmになります。
余談になりますがヴリトラ神は192cm、魔王バルドルは185cm、真魔族のマクシム君に至っては225cmになります。
・・・・・・・・・・・・・・皆んなしてデケエな。確かにパッと見するとアテネの娘にしか見えんね。
『ぐすぐす・・・はあ・・・でもまさかメーティスの教育がここまで悪かったなんて・・・天界での優れた知恵者でも子供の教育が上手だとは限らない訳ですか・・・』
一通り泣いてスッキリしたのかハンカチで涙目を拭くディオーネお姉様。
『ふう・・・さて・・・』
うう・・・お姉様の静かな怒りがとても怖い・・・逃げたい。
『いっその事、メーティスからアテネの親権を剥奪して私が母親になろうかしら・・・』
『ディオーネお姉様ごめんなさい!それだけは!娘を奪わないでーーーー!!!
それは嫌ー!アテネちゃんを連れて行かないでー!』
『おおう?!ようやく知恵の女神が喋ったぞ?!つーか、普通に喋れたんだな!』
『わたくしだって普通に喋りますよ!!!もう口先三寸ベラベラっすよ!」
『うふふふふ。メーティス様は、お声も可愛いですよね~。
ちなみにアテネ様はメーティス様とディオーネ様、どちらのお母さんが好きですか?』
『え?!・・・いえ・・・私はどちらが母親でも別に・・・』
『アテネちゃん?!何でお母さんを一択で選ばないの?!』
『いやだって、私はもう成神していますから?』
『子供を奪う奪わないの話しではありません!
やるべき教育を子にしていない母親の教育理念を問題視しています!
ん?教育?・・・・・・・教育・・・・あらあら?ほう?ほうほう?そうですか~』
『うっ・・・』
ニッコリと微笑んだディオーネお姉様は絶対に良からぬ事を思い付きましたね?マジで怖いっす。
『アテネの親権についての話し合いは後でやるとして・・・うふふふふふふ。
ともかくアテネは天界に帰還次第、私の娘「ニオベー」の所で淑女教育の再教育を受けて貰います!
良いですねアテネ?これは決定事項です。従姉妹のニオベーに容赦なくビシビシ鍛えて貰って立派な淑女になりなさい!』
『?!?!?!それだけは!ニオベー様の所だけはーーー!!!』
『?!?!?!お姉様!自分の姪っ子をニオベーちゃんの所へやるなんて酷いです!お姉様は鬼です!』
『私の娘を悪鬼か何かと一緒にしないで下さい!』
『え?ニオベー様って天界では「淑女教育の第一人者の先生」ですよね?
研修期間中に私も少しニオベー様に教えて貰いましたが朗らかな笑顔が素敵な凄く優しい先生でしたよ?
????アテネ様は何でそんなに嫌がっているんですか?』
わたくしの姪にあたる「女神ニオベー」ですが、叔母であるわたくしよりも全然年上で現在は天界にある全寮制の女子高等学校の校長先生を務めています。
これぞ、ザッ・オーケアニデスって感じの超一流の教育者でして怒ると母親のディオーネお姉様より怖いんです。
『それはハルモニアちゃんが真面目に勉強してたからよ!
ニオベー様って私の様な捻くれ者の暴れん坊には一切の容赦ないのよーーーーー!!!』
『アテネ!自分で捻くれ者とか暴れん坊とか言うの止めなさい!
ちゃんとすればニオベーに怒られません!ちゃんとしてないから怒られるんです!
はあ・・・アテネも品行方正なオーケアニデスの血を受け継いでいるはずなのにどうしてこうなったのか・・・』
『お姉様が遠回しにオーケアニデスの姉妹の中で唯一と言っても良いくらいの品性下劣で捻くれ者のわたくしをディスってるのは分かります・・・はい。その通りですね』
『な?!・・・ムッカー!!!メーティスもメーティスで反省の色が全然なーーーーい!!!!
あれだけお父様とお母様に迷惑をかけたのに禁錮100万年の罪を軽く考えてますね?!
分かりました!ええ!もう分かりましたよ!メーティス!!!貴女にも再教育が必要ですね?!』
『ひいいいいい?!』
『もう・・・わざわざ怒られる様な余計な事を言わなきゃ良いのに・・・』
『今のはダメな発言だったと俺にも分かるぜ。
この場で絶対に言わんでいい余計な一言だったよな。
怒られた事に対してムカついて反論したと言うより普通に出たセリフに見えたんだが・・・知恵の大神は何で今のセリフを天空の大神に吐いたんだ?』
『メーティス様は思った事をそのまま口に出す悪癖があるのです』
『知恵の大神とか呼ばれているのに案外と馬鹿なんか?
いや・・・これがヘスティア先生の言っていた、「知識だけでも知恵だけでもいけません」ってやつか。
要するにアテネは知恵(悪知恵)は有るがそれを活かす知識が足りていない。
反面、知恵の大神は知識は豊富だがそれを活かす知恵が足りていないって感じか・・・この知恵の女神は知恵の大神ってよりは知識の女神と言った所よな』
『おおう?!それ!思いっきり正解だと思いますよヴリトラさん』
『ほんっとうにヴリトラ神の言う通りですね!!!
もう貴女は知恵の大神からは「クビ」です!これからは知識の大神と名乗りなさい!』
『知恵の女神をクビになったぁーーーーーー?!?!』
って騒いでますが神の属性が変わるのは、まあまあよくある話しです。
『ゼウスに貴女の一時的な仮出所の許可を取りますからメーティスもアテネと一緒にニオベーの学校に行きなさい!
それにニオベーは「ダメダメなメーティスの叔母さまを鍛え直したい」と、常日頃から言ってましたからね!メーティス良かったですね!丁度良い機会です!!』
『しまった!これぞ藪蛇ーーーー?!?!いやあー助けてハルモニアちゃんー!
さすがにこの歳になって若い子達に囲まれて学校に行くなんて恥ずかしいから絶対に嫌ーーー?!』
『あれ?あそこの学校って「制服」もありましたよね?』
『わたくしが着ると「コスプレ」になるのよぉおおおお!!!』
『まあ、年齢だけはいってますからね。でも似合いそうです!』
『ふふん。大丈夫ですよ。
どうせ貴女がニオベーの学校に行っても幼い見た目の貴女が1番年下に見えるでしょうからね。
若い子達は誰も貴女が「おばさん」のメーティスだなんて気が付きませんよ。
なんなら高校に迷い込んだ小学生に間違えられるかも知れませんね』
『お姉様が酷い?!』
『うううう~・・・・
は・・・ハルモニアちゃん・・・たす・・・けて?』
女神ディオーネの思わぬ制裁を食らい女神ハルモニアに「アテネちゃんのおねだり」を発動して助けを求める女神アテネだが・・・
『もう・・・アテネ様とメーティス様は地獄まで来て一体何をしているんですか?
そんな目で見られても一から十までディオーネ様が正しい以上は私からは何も言えません』
心底呆れた様子の女神ハルモニア。この子って戦いのない普段の時は優等生でお淑やかなんだよなー。
『ヴ・・・ヴリトラ神?・・・たす・・・けて?』
ハルモニアちゃんがわたくしとアテネを助ける気が皆無なのが分かるとアテネは、この2ヶ月間でマブダチになったヴリトラ神に助けを求めるが?
『・・・・・・・・俺もアテネは淑女の再教育とやら受けた方が絶対に良いと思う。
品性下劣な不良の俺が言えた義理じゃねえが・・・
今までのやり取りを見てて、この母ちゃんに受けた教育のままじゃ色々とヤベぇよ?
お前は、ちゃんとした勉強を教えてくれる学校があるんなら母ちゃん共々勉強し直して来いよ』
この最近、ヘスティア先生のおかげで勉学の大切さに目覚め文武両道になりつつあるヴリトラ神にド正論をかまされて敢えなく見捨てられる・・・
『ヴリトラ神ーーーー?!』
『ヴリトラ神が酷い?!
いやあああああ?!?!悠々自適な引き篭もりニートからニオベーちゃんのガチ淑女学校への転入は辛すぎますーーーー!!!』
『やっぱり何も反省してないじゃないですかぁ・・・』
『ふん!ここでトドメを刺します!
調和の女神ハルモニアよ!天空の大神ディオーネが正式に命じます!
知識の大神メーティスと都市と戦略の軍神アテネに対して「確定調和」を使いなさい!』
『?!?!?!?!』
『え?!はっはい!分かりましたぁ!
「女神ハルモニアが女神アテネ及び女神メーティスに宣言します!」
女神メーティスと女神アテネは天界に帰還後に女神ニオベーが営む学校へ女神ニオベーが「卒業」と宣言するまで通学します!
これは「確定調和」となります!』
『ああーーー!確定調和だけはダメぇえええええ?!?!
そしてさりげなく罰が増えてる?!「卒業」と宣言されるまで?!
何百万年通わないとダメなのおおお?!』
『卒業するのに何百万年なんてかかりませんよ!!!』
ディオーネお姉様はこれを狙ってわたくしに顔出ししろって言ったんですね?!
確定調和は本人の顔を見て直接宣言する必要がありますからね!
リモートでも勿論OKです!
『うお?!凄え!宇宙の因果率が一瞬で完璧に塗り替えられたぜ!
これが姐御の確定調和かよ!初めて見たが凄まじいな!こりゃ俺でも回避不能だわ』
『あああああ・・・いやあああああ?!
刻まれる!わたくしの身体にハルモニアちゃんが刻まれて行きますぅー!
染められる!わたくしの身体がハルモニアちゃん好みの、はしたない身体に染められて行きますぅー!
あん!ああーーんんん!らめぇええええええ!でもこれはこれで良いーーーー?!』
『卑猥な言い回しをしないで下さい!確定調和にそんな変な機能はありません!』
『いやああああ!!!やっぱりこうなったぁーーーー!!!
ハルモニアちゃんの確定調和を相手に倍程度の力の差じゃダメなのよぉおおおおお!!!!
私の見立てだとハルモニアちゃんの神レベルはまだ2億くらいかな?って思ってたのに~。まさかの4億だったなんてぇー』
『えへへへへへ。ここ最近、修行を頑張りましたから』
『アテネがさっきから妙に暗かった理由がこれか?』
あ・・・なるほどね。さっきからアテネちゃんはハルモニアちゃんの確定調和を警戒してたのね。
確かに4分の1の2億だったらギリギリ確定調和を無効に出来たかも知れないモンね。
・・・・・・・・てかもう天界でハルモニアちゃんの確定調和を回避出来る神なんて居ないじゃん?本当に強くなってしまったのねハルモニアちゃん。
『ほんと反省の色がありませんね~。
でも結局の所はゼウス様が二人を甘やかしたのが悪いんですよね?』
『ほんとよな。ガキの頃の教育が大事なのを今更ながらに痛感しているぜ。
こうして間近でやり取りを見るとオリュンポスの中じゃハルモニアの姐御は性格的に相当マシな部類なのが分かるよな』
『えへへへへ。そうですかぁ?』
いや!それ絶対にヴリトラ神は褒めてないからね!
ティーターンとオリュンポスに対しての皮肉だからね?!喜ぶんじゃありません!
『うううう・・・なら、せ・・・せめてヘスティア先生の所で・・・』
往生際悪く足掻くアテネに対して・・・
『ヘスティア先生の教え方って基本的にそれぞれの生き方や個性を否定しないだろ?
生徒に足りていない概念や知識を補充してくれるって感じか?
俺ら見たいな無知だった連中にとっては最高の先生なんだが知識の大神やアテネ見たいに元から学がある奴には合ってると思えねぇんだよな?
なんつうか・・・ヘスティア先生ってアテネ達にとっては扱い易い楽な先生っつうのかな?
でも今のアテネに必要なのはダメな個性を頭ごなしに否定してくれる厳しい先生だと思うんよな?』
『ヴリトラ神ーーーーー?!』
『ふふん!ヴリトラ神の言う通りですね!』
またもや、ド正論にてヴリトラ神に撃沈される・・・
ハルモニアちゃんの確定調和にてヴリトラ神の言う所の厳しい厳しいニオベー先生の元でわたくし達親子の再教育が決定しました・・・
でもここで確定調和かぁ~。そっかぁ~・・・確定調和かぁ~。
これぞ確定調和の使い所さんって感じでしたね。
やっぱりディオーネお姉様に喧嘩で勝てる気がしませんね。
ああ・・・いい歳こいて今更・・・これから娘と一緒に制服を着て学校に通うなんて・・・
んん??・・・あれ?あれれ?案外悪くないかも?寧ろ楽しみになってきたぞ?
『さて?最後に総責任者のハルモニアから何か言いたい事はありますか?』
『え?!そうですね・・・えーと?んーと?
アテネ様は自分だけで楽しい事をしようとしてはいけません。
楽しみも幸せも皆んなで分かち合うモノです。
そんなズルい事をしてもアテネ様のお兄様であられる御天道様(太陽の神アポロン)はちゃんと見ていますよ?
メーティス様は・・・えーと?とりあえずニオベー様の所でのお勉強を頑張って下さい。
二人とも少しは反省しましたか?』
『『あい・・・本当に申し訳ありませんでした』』
「ディオーネはやる時はやる」との海王ポセイドンや海の大神ティティスの予言通りに怒ると怖かった天空の大神ディオーネによって愚かなる者たちはボッコボッコにされたのでした・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お説教後の後書き。その1
『そう言えばディオーネ様。
ニオべー様の学校への通学を途中で思い付いた見たいですけど最初はどんな神罰をメーティス様とアテネ様に与えるつもりだったのですか?』
『単純にメーティスからアテネの親権を剥奪するつもりでしたよ?それでアテネを徹底的に扱こうかと』
『その方が良かったです。今からでもディオーネ様の娘になれません?』
『アテネはそんなにニオべーが怖いのですか?
基本的に穏やかでそんなに怖い子じゃないでしょう?』
『怖いと言うよりは、穏やかに緩やかに追い詰められるから苦手です・・・私の性格的に普通に激昂して怒鳴られた方がマシなのです』
『なるほど?
それから私の娘になるも何も既にアテネは私の娘になってます。
先程、正式に養子縁組が天界に受理されました。
まあ、年齢的に私とアテネは「曽孫」くらいには離れてますけどね』
『そうなの?!ディオーネ様が私のママ?!』
『ガァアアアアンン?!?!?!ディオーネお姉様?!そんな!』
『ついでに言うと「メーティスの親権もテーテュースお母様から、私に正式に譲られてます」
要するにアテネとメーティスは私の娘になりました』
『ディオーネお姉様がわたくしのママ?!そしてわたくしがアテネちゃんのお姉ちゃん?』
『あっ、なんかそっちの方がしっくりしますね(笑)
メーティスお姉ちゃん!これからよろしく!』
『あー、違いますよアテネ。
メーティスはアテネのお姉ちゃんからも降格して妹神になりましたよ。
これは天界からの正式な処分でわたくしの神罰とは関係ありませんわ』
『わたくしが降格?!妹神?!』
『うわ~?天界は結構えげつない罰を与えて来ますね?!』
『いきなり母親を失格させて妹に降格させるとかアリなのか?もう何でもアリだなオリュンポス』
『いえ・・・さすがに私もこの処分にはドン引きしていますよ?』
『・・・・・・・・・・・これはアリですわ!アテネお姉ちゃーーーん』
『おお~。妹よ~』
『これ・・・・・・・本当に処分になってます?本人達はなんか喜んでますけど?』
『知りませんよ?』
この様にふざけてますが血縁の上下関係は神族には大切な事で、これにより、わたくしは「大神」の地位を剥奪された事となり娘のアテネより下の位に格下げになったんですね。
人間の軍隊の階級で言う所では「大佐」から「軍曹」くらいまでの歴史に残る大降格です。
まあ、年中引き篭もりのわたくしには全然効果はありませんけどね。
「だからどしたん?」って感じです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き。その2
『はあああ・・・ここまで怒られたのは生まれて初めてだわ///』
『この程度は怒られたウチにも入りません。
ゼウスとメーティスはアテネをどれだけ甘やかして育てたのかしら・・・
それに勢い任せに決めてしまいましたが、これからアテネとメーティスの再教育の事を考えると頭痛がして来ます』
『私はともかくお母さん・・・妹が素直に言う事を聞くとは思えません』
いや、そんな事はねえっすよ?
『甘やかされたと言うなら私もヘスティアちゃんに充分に甘やかされて育った自覚はありますが反省はちゃんと出来ますよ?
ここまで来ると本人の資質の問題だと思いますよ?』
『私も優しいヘスティア叔母様の子供になりたい・・・』
『アテネお姉ちゃん!ママと妹を捨てるの?!』
『メーティスにママとか言われると何か馬鹿にされた感じになってムカつきますわね。
確かにヘスティア様は基本的には優しいですけど厳しい所はニオべーより厳しいわよ?』
『そうですね・・・そう考えると私も研修期間中は殆ど休みなくひたすら勉強させられましたからね~。
少なくともヘスティアちゃんの教育ではサボる事など許されていません!』
『やっぱ今の話しはナシで!』
『そう言ういい加減な所が天空の大神に怒られる原因じゃねーのか?
存在が消滅しそうになったんだから怒られて処分されても当然よな。
アテネは少しはマジで反省しろよ。
つーかよ?話しは変わるが、これってもう地獄の一丁目から「1000年戦争」に突入してねぇか?
そんでこれからは真面目な話しでアテネよ?
当然、次の作戦も用意してんだろうな?ちなみに俺は作戦なんてハナから無いぞ?』
『あ・・・・・・・言われて見れば、私が考えてた切り札を初手から使って失敗したからもう攻め手が無かったわ』
『マジかよ・・・どうすんだよ?』
『さあ?バルドルが考えるではないでしょうか?』
『これからの事は皆んなが集まってから考えましょう!
でも地獄の一丁目って名前はとても良いですね。
これからあの要塞の名前は「地獄の一丁目要塞」と呼びましょう!』
『クソだせえ?!まあ・・・悪魔共には丁度良い名称か』
『もう貴方達は揃いも揃って・・・とにかく私はヘスティア先生を探しに行きます。
ヘスティア先生が迷子になった元凶のアテネも来なさい。もう動けるでしょ?
ハルモニアは・・・二重迷子になりそうな予感しかないので待機で』
『あい』
『あい』
こんな感じに「チーム・ハルモニア」による地獄への侵攻(黙示録戦争)は内輪でとっ散らかってしまい全くもって順調には行ってませんでしたとさ。




