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黙示録戦争。その3「小競り合いと爆弾ジジイ」

魔法世界の解説者こと女神メーティスが女神ディオーネに怒られて女神アテネの母神をクビになりアテネの妹神に降格した前回。


『こうして改めてあらすじを聞くとなんか色々と酷いですね~』


『俺から言わせるとツッコミ所が満載だが、まあいいか・・・じゃあ、姉御、ちょっくら行ってくるわ』


『行ってらっしゃ~い。気をつけて下さいね~』


気の抜けたハルモニアの激励を背中に受けて出撃するヴリトラ神。


魔王バルドルが率いる本隊が到着するまでの間、何もしない訳には行かないので悪魔の前哨基地「地獄の一丁目要塞」に対してヴリトラ神が率いるアスラ神族による「嫌がらせ攻撃」を攻撃を続ける「チーム・ハルモニア」


とは言え、「女神アテネのせいで迷子になったヘスティア先生の捜索」もしないといけなくて捜索の為に探知が得意なアスラ神族の半数と女神ディオーネと迷子になった諸悪の根源たる女神アテネは強制参加で不在になってます。


ど近眼&探知能力が低い女神ハルモニアは二重迷子になる可能性が高いので拠点にてお留守番になりました。


『へー、姉御って方向音痴なんすか?』


『別に方向音痴って訳じゃないんですけどね~。何せ生まれつき遠くのものが見えなくて・・・それで結局は迷うんです』


『へー、近眼ってのも案外と面倒なデバフっすね』


『そうですね~。でも近眼は完全に母からの遺伝ですので仕方ありません。

ちなみに・・・お母さん(女神アフロディーテ)も隠れ眼鏡っ娘らしいです』


『へー?かの美の女神が眼鏡っ娘だったとは知らなかったっす。

美人の眼鏡っ娘ってのも良いっすね~。自分は眼鏡っ娘、好きっす。

なので今度、姉御の眼鏡姿を見せて下さいっす』


ちゃんとした女神の格好をしている時のハルモニアは高性能コンタクトレンズをしています。

ただやっぱりコンタクトレンズは違和感があって好きではなく他所行き用なのです。


『えー?アレですかぁ?私もお母さんもスタイリッシュな眼鏡じゃなくて瓶底眼鏡ですよ?

アレは自分でもダサいと思ってます。でもアレでないと見えなくて・・・』


あっ・・・一応はハルモニアもあの眼鏡スタイルをダサいとは思っていたんだ。


『瓶底・・・それはそれでアリっすね。瓶底眼鏡を外したら実は美人だったなんて最高じゃないっすか』


『あんな眼鏡でもアリなんですねー。ジャランダーラさんは変わってますね~』


いや・・.・ジャランダーラ君の言ってる『瓶底眼鏡娘、眼鏡を外したら実は美人だった』には共感する男って結構多くね?

ただ残念ながら現在の地球の眼鏡はレンズが優秀過ぎて瓶底眼鏡っ娘は絶滅していますけどね。


『実際にはお母さんの眼鏡姿を見た事は無いんですけどね』


『そうなんすか?』


ハルモニアが産まれて直ぐにアフロディーテは出張に行ってしまい、挙句にどっかの誰かさんの研究のせいで起こった大規模宇宙災害に見舞われて娘と連絡を取れなくなってしまいました。


まあ、宇宙災害を起こした犯人はわたくしです。


なのでハルモニアは両親のアレス神と女神アフロディーテの顔を覚えてません。

そんな事情もあり物心がついた幼少期に養母の女神ヘスティアに「おかーさんってどんなおかおをしてるの?」と、実母の女神アフロディーテの容姿を尋ねたら「んー?瓶底眼鏡っ娘ですね」との回答が来ました。


なのでハルモニアの母の印象は「瓶底眼鏡っ娘(近眼の母)」になりました。


・・・そう言う意味での質問じゃないと思うんだけどな~。例えば髪の毛の色とか?目は切れ長の目とか?鼻の形とか?そう言うモノを聞きたかったのだと思います。


『・・・でも防衛って大切なお仕事だけど暇ですね~』

退屈な防衛任務に少し眠そうなハルモニアの口元がムニムニしている。

欠伸が出そうなのである。

しかし人前での欠伸は淑女として、はしたないので耐えています。


『そっすよね暇っす。

でも今まで常に先頭で戦ってた姉御が拠点で留守番ってのは珍しいっすよね?』


『ヴリトラさんに今回は隠密作戦だからお前は邪魔って言われました・・・』


正面から大技にて敵を殲滅する戦闘スタイルは施設破壊とかの遊撃戦には向いてないのでハルモニアは拠点防衛の任務に着いているんですね。


そんなハルモニアと一緒にアステロイドベルトの拠点でお留守番をするのは念話が得意なジャランダーラ君である。


こんな馬鹿話しをしている最中でも本隊や捜索隊と連絡を取り合い情報を精査して返信をしています。ジャランダーラ君は超優秀な神なのです。


最新の魔王バルドルからの連絡では地獄へ到着するまで最低でも後45日はかかるとの事。まだまだ先だね。


ちなみに地獄でのアテネ暴走の話しを聞いた魔王バルドルの反応は?と言うと・・・

「別に要塞攻略が目的じゃないでこれ以上の要塞への無理押しとかはしない事じゃな。

女神アテネに関しては「あっ、そうなんすね」としか言えん。他にどう言えと?

とりあえず全員がアステロイドベルトに到着したら改めて作戦会議を開きます」との事でした。


本隊の到着までに迷子の探索に出ている女神ディオーネ達がヘスティア先生を見つける事が出来るかが勝負になりますね。


『だから姉御も暇だからと隠密作戦行動中の独断専行はダメっすよ?工作に行ってる連中に迷惑になるっす』


『アテネ様ではないので分かってますよ~。

私だって少数の戦力で要塞に対しての攻撃は危険だって分かりますよ~。

でも「死んだら困る」って失礼だと思いません?』


確かにハルモニアは隠蔽などの各種特殊能力を有して各種防御障壁を駆使して戦う事の出来るアスラ神族と違って防御戦が苦手である。

前にアテネが受けた攻撃を食らうと一発でアウトである。


そして神様のくせに比較的簡単に「死んでしまう」のがハルモニアである。


『でも心臓麻痺になって死ぬ神様ってのも個性的で面白いと思うっす。

自分ら神の心臓って飾りじゃなくて一応はちゃんと機能してたんだな~。ってあの時はマジ感心したっすよ』


『えへへへへへ。そうですかぁ~?また死んで見せます?』


だから全然褒めてないからね!簡単に死ぬんじやありません!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



一方その頃、ほんわかしているハルモニア達とは違いアスラ神族からの執拗に嫌がらせ攻撃を受けている地獄の一丁目要塞。


ドオオオオオオオンンン!!!!!


今日もまた嫌な報告が指揮官に告げられる。


{アスラ神族に28番砲台が破壊されました!転移爆弾によるモノと思われるます!}


{またか・・・奴らの隠蔽を何とか逆探知する方法はないモノなのか・・・鬱陶しい事極まりないわ}


以前、原初神のハウヘトはアスラ神族の超隠蔽を楽々と看破しましたけどね。


{いや、砲台よりもやはり暗黒魔神炉の復旧が先だな。進捗はどうか?}


何だかんだ言っても女神アテネの神罰の被害は甚大で現在の要塞の防御障壁はガタガタとなっている。

なのでヴリトラ神達の転移爆弾攻撃が面白い様に決まっているんだね。


{それが・・・これまたアスラ神族による通商破壊戦により補給がままならず、修理に必要な物資が不足して思う様には・・・こうなればウザいアスラ神族を潰す為に精鋭による殲滅部隊を編成するべきかと}


{いや・・・少数部隊などアスラ神族の餌食にしかならん。接近戦での奴らは強いぞ?

それよりも特別補給部隊を奴らの攻撃力を上回るほどに増やしてゴリ押しで行くぞ}


{本当に近距離、遠距離、両方の攻撃をこなせる厄介な連中ですね・・・}


この指揮官の言う「悪魔特別補給部隊」とは通商破壊戦の被害など完全度外視のお互いがお互いの囮となって突き進む補給計画である。


人間の倫理観から言えばとんでもない下策の悪戦法だが、そこは悪魔なので外道戦術などお手のものだ。

上位者にとって代替えが効く下っ端など幾ら死んでも構わないのだ。


それに上位者の作戦を生き残る事で自分が上位へと行けるチャンスにもなるのでたとえ無謀な死の作戦であろうとも参加する下位の者が後を絶たないのが悪魔なのだ。




それから3日後、悪魔の特別補給作戦が開始された。




『おー?これまたゾロゾロと来やがったな。適当に撃ちゃ当たるってヤツだな』

岩陰に隠れながら文字通り街道を埋め尽くしている補給部隊を見て楽しそうに呟くヴリトラ神。


今までヴリトラ達が襲っていた補給部隊とは明らかに様相が違い、今回の補給部隊は魔道車両などの運搬装備は一切見えず、要塞から2km離れた位置にある転移門をくぐりそれぞれが補給物資を背負い歩きながら1列縦隊にて要塞を目指している。

それを護衛する者の姿も見えない。彼らは完全なる捨て石の悪魔なのである。


「え?転移門を要塞内に直接設置すれば良いじゃん?何で拠点からわざわざ離れた位置に転移門を設置してんの?馬鹿なの?」と思われるかも知れませんが「味方が使う転移門は敵にも利用される恐れがある」のです。


敵に転移門を解析されて乗っ取られた時点で要塞は詰みです。幾らでも要塞内に攻略部隊が送り込まれる訳ですからね。


かつて「絶対に解析不能の転移門」を冠する城が地獄にはありましたが「当時は解析不能」だっただけで技術革新が進むと「解析可能」になるのが世の常で、その城は天使達の攻撃により敢えなく落城してしまいました。


この事例を踏まえて軍事拠点外に転移門を設置して要塞内は「完全に転移不能」の措置にするのが普通になったのです。


しかし現在の「地獄の一丁目要塞」はアテネの神罰の影響で防衛機能が極端に低下しており、その転移不能措置が上手く機能していない状態なのでアスラ神族にやりたい放題されてる訳です。

転移爆弾を要塞内に送れると言う事はその気になれば戦闘員も送れる状態な訳ですからね。

この「いつ敵部隊が来るのか?」の不安感も要塞内の士気低下に繋がっています。


『そう言えばヴリトラよ?なぜに「悪魔門」を攻略もしくは破壊せぬのだ?』


『んー?なんかバルドルが後の作戦で使うらしいぜ?』


『ほう?』


すると突然、荷を担いで歩いていた悪魔達が走り出す。

このまま開いてる城門を走り抜けるつもりなのだ。デスレースの始まりである。


{おおおお!!!走れー!}{くそお!死にたくねーよ!}


涙目になりながら全力疾走する最下級の悪魔達。

悪魔の社会では最下位の者など上位の者の奴隷に過ぎないのだね。


要領が悪い者など死んでラボで再生を何百年、何千年と繰り返す都合の良い道具となってしまう。

神々と敵対して神々の輪廻の輪から外れた哀れな者達の末路だろう。

天界の輪廻の輪に存在している者には必ず神から救いの手が出される。

不遇な生を歩んだ者の次なる生は良い環境が用意されるのだ。まあ、その逆もあるけどね。


しかしそんな哀れなる者達も神々にとっては厄介な者達なのは間違いない。


『単純な作戦だが厄介だな。なるほどのう・・・悪魔とはこの様な考えをしとるのか。

この数は確かにワシでも全部仕留め切れんわ』


地味に悪魔とは初めて戦うアスラ神族なので悪魔の自殺作戦を見て眉を顰める。

戦いの中で死ぬのは本望だが無意味の自殺は良く思っていないのがアスラ神族なのだ。


『やれる範囲で構わねえよ』


『御意。参る!』


シャーーーーーーーン・・・・・・・

アスラ神族の副将ルドラ神が相棒の錫杖を地面にドン!突き立てて錫杖を撃ち鳴らす。


ズドドドドドド!!!!ドオオオオーーーーーンン!!!!!ゴオオオオォオンンン!!!ドオーーーン!!!ガァアアアアーーンンン!!!


ルドラの錫杖の音色に反応して街道に予め仕掛けておいた大量の魔道地雷が次々と爆発する!


{あああああああ??!!}{ぎゃあああああああ!!!}


ドオオオオオオオンンン!!!!!{ひぎゃああああ!!!!}


「爆炎を司るルドラ神」の爆発攻撃は苛烈で、天高く爆炎が舞い上がる猛烈な爆発により空中に飛ばされて木の葉の様に舞って落下して行く悪魔達。

ちなみに人間の手榴弾一つで戦車を軽く吹き飛ばせる威力に上げる事が出来るのだ。


『おー?見事に飛んでんなぁ~』


『ふむ?しかしやはり・・・』


ルドラ神の猛爆でも、やはり8万の悪魔の全部は仕留め切れずに3分の1の者を要塞に入る事を許してしまった。


『まあ、何だかんだで大戦果だしな。これで良しとしようや』


『むう・・・儂は不服じゃが・・・』


こんな感じに常に大軍を相手に寡兵による戦いをして来たアスラ神族は各種の爆弾を使った戦闘が得意なのだ。人間で言うと、まんま特殊部隊だね。


ちなみに現在の超常者同士の戦いは、神も悪魔も技術力が乏しかった太古時代とは違い、神技などを使って直接戦うやり方は戦場で無駄に神力を消耗する危険行為とされ推奨されておらず、一騎打ちの時とかの場合以外は極力、神技を使わない様な戦いになっています。

一度でも神技を使ってしまうと敵に解析されて対策を練られてしまうからとの理由もあります。


なので兵器の開発競争が加速して、その兵器の技術が現世にも流れて人間が真似をして現在に至っています。

現世は神々の写しだと言われる由縁の一つですね。

神や悪魔や人間に近代化、効率化の波が訪れている時代なのです。


その他の戦い方としては女神アテネの様な問答無用の大出力での反撃不可能な殲滅攻撃になりますね。




アスラ神族が去った後には、数万の黒焦げとなった悪魔の死体が街道に散乱していました。

そして直ぐにチリとなり消えて再生ラボへと送られたのでした。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



上位者に使い捨てにされた最下級の悪魔達の不幸な出来事をヴリトラ神から聞いた女神ハルモニアは・・・『そうなんですね・・・これからも悪魔にも少し優しくした方が良いですかね?』と、良心の呵責から少し悪魔に対しての歩み寄りを見せるが・・・


『あー、止めとけ。

奴ら悪魔は、そんな慈悲の心や親切心を悪用するのが本能の様な生き物だからな。

例えるなら、わざとボロボロの姿で相手の慈悲を誘い、油断した所で後ろからガブリと魂を食うのが常套手段だ。

今までの姐御の様に出会ったら速攻で殲滅するのが正しい悪魔への接し方なんだよ』

と、即座にヴリトラ神に否定される。


『そもそも話しで再生ラボで幾らでも復活出来るって頭がハナからあるから自分の命を軽く見てるんっすよ。

ぶっ飛んだ連中なんて「遊ぶ金欲しさ」で参加した奴が大半っす。

姉御が気に病む必要なんてないっすよ』


『今頃、再生してヤケ酒でも飲んでんじゃねーの?下級悪魔の再生は早いからな』


『まあ一応、ラボでの復活は育てた能力なんかが全てリセットされるってデメリットは有るが、奴らには「リセットされたら困る能力」なんてモノはないからな。同情するだけ無駄って訳よな』


『悪魔ってそう言うものなんですね~。勉強になります』

今回の侵攻で少しずつ悪魔の生態について学習するハルモニアだった。


そして・・・


『ん?・・・おお?!アテネちゃんがヘスティア先生を見つけたっす!

え?ええ?!何か知らないっすけど、ヘスティア先生は牡牛座まで行ってたそうっすよ』


『牡牛座って・・・3つ先の銀河じゃねーか。どんだけ先に進んだんだよ先生は・・・』


ヘスティア先生発見!の報が成されるも、ヘスティア先生はとんでもなく遠い所に居たそうです。


『そんな遠い所に居たヘスティア先生をピンポイントで見つけるなんてアテネ様はさすがですね!』


『いや、何でも最初から「迷子ビーコン」を尻尾に仕込んでたそうっすよ?

でもあまりに遠すぎてビーコンの反応を拾えなかったそうっす。

アテネちゃんが超神速で銀河の外縁を飛びまくってようやく見つけたらしいっす。

ヘスティア先生と合流してここに到着するまでに30日は掛かるそうっすね。

「迷子発見!」の報告を聞いた他の探索組も撤退を開始していて平均20日くらいの到着っすね』


『見事なくらいに本隊の到着と被っているな』


『うーん?なら私達も時間短縮の為に合流しやすい地点に移動しますか?

なんかここに居てもあんまり意味が無さそうです』


『そうだな・・・そろそろ「姐御暗殺部隊」がマジで鬱陶しいからな』


『暗殺ですか?!そしてもう暗殺者がここに来てたんですか?!』


『そりゃ姉御は暗殺の第一目標っすからね。暗殺者はオイラが撃退してましたけど』

もう既に1000を超える暗殺者を駆逐していたジャランダーラ君なのです。


アスラ王の一人で阿修羅たるジャランダーラ君は美女を愛でてチャラケていますが実はその怖い見た目通りにメチャクチャ強いのです。

その真なる強さは頭目たるヴリトラ神にも劣りません。

なので通信役とハルモニアの護衛を兼ねていたんですね。


『はー・・・全然気が付きませんでした。ありがとうございます!ジャランダーラさん』


ハルモニアの探知能力の低さはちょっと問題ですね。

そしてハルモニアは夜になると寝る子なので暗殺するのに最適な標的なのです。

ハルモニアが寝ている間にジャランダーラ君による惨殺ショーが開催されてました。

一応、悪魔も悪魔らしい事をしていたんですね。


『いえいえ。美女を守るのがオイラの力の根幹っすからね。

美女を守れば守るだけ愛でれば愛でるだけ強さが増すんっすよ。

でも野郎はダメっす、マジで萎えるっす』


『お前が今まで力を発揮出来なかったのはそんな理由だったんかい?』


『アスラ神族は漢臭いっすからね。姉御の良い香りを嗅ぐと心が洗われるっす』


『前にヌン様(オグドアド創世神8神の一柱)にも言われましたが私ってそんな良い匂いをしてますか?クンクン

・・・・・・・・・・・・・嗅いでも匂いがしませんが・・・むしろ無臭?』


『自分じゃ分からないっすよ。

お日様の良い香りっす。控えめにほんのりと香るのもまた最高っす』


『俺は女房の匂いの方が好きだけどな』


『リア充には聞いてねぇっすよ。リア充は爆発しろっすよ』


『ん?爆発なら儂の出番か?これをヴリトラに投げれば良いのか?』


爆発と聞き「ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン製(火薬の中でも最も爆発力の強い、トリニトロトルエン、通称「TNT爆薬」を超える超爆薬)の爆弾」を手に一歩前に出るルドラ神。


『それは普通にここに居る全員が死ぬからやめれ』


『そう言う事でもねーっすよ。物事には限度ちゅーもんがあるっすよ暴風火薬ジジイ』


『むう・・・残念じゃ。儂はこれをどこに投げれば・・・』


『そんなモンは地獄の一丁目要塞にでも投げれよ(笑)』


『おおう!そうじゃな!今から投げて来るわい!』

そう言いながらウキウキとしながら地獄の一丁目要塞に向かう爆薬ジジイ。


こんな感じにアスラ神族は、むさ苦しい野郎しか居ないですからね。美女が大好きなジャランダーラ君には辛い環境だった事でしょう。


余談になりますがアスラ神族の女神達は「アスリ神」と呼ばれています。

血気盛んな男神のアスラ神とは違い温厚な性格をしており戦場には、ほぼ姿を見せず単身赴任で不在気味な男神達に代わり家で薬草などを栽培しながら集落を守っています。 




ズドゴオオオオオオオオオオオンンンンン!!!!!!!!!!




地獄の一丁目要塞方面から響き渡る凄まじい爆音を聞きながら後退の準備を始めた「チーム・ハルモニア」でしたとさ。

ちなみに爆発ジジイのこの時の攻撃で、下級悪魔を犠牲にして一生懸命に直した施設の3分の1が吹き飛んだ地獄の一丁目要塞です。










{あんのクソボケ共がぁああああああああああーーーーーー!!!!!}

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