女神ハルモニアと世界の言葉。その4
話しはヘスティア先生がヴリトラ君達に教育的指導をしている頃に遡ります。
と言うかここからが「世界の言葉」の本編です。そしてあっという間に終わります。
ヘスティア先生が自分の言葉を曲解してとんでもない事をしているのも知らずに女神ハルモニアは次なる一手を打ちに行きます。
「それでは私も動くとしましょうか。
先ずはアテネ様への苦情・・・これは絶対です!そして全力で支援させます!」
暫定的総大将のハルモニアに出来る事はとにかく「天界との裏取引」である。
「自分が天界に捕まると魔法世界は終わる!」と思っているハルモニアになりふりを構っている余裕はありません。
とにかく早急に諸悪の根源の女神アテネと連絡を取る事にする。
プルルルルル~。プルルルルル~。ガチャ
{はーい?皆んなのアテネちゃんでーす}
おちゃらけた声だが現在の内心は大荒れの女神アテネが念話に出る。
「皆んなのアテネちゃんでーす。じゃないですよ!私ですハルモニアです!
なんなんですかこれは?!もうしっちゃかめっちゃかじゃないですかぁ!!!」
{あら?うふふふふ。誰かと思えば貴女は今天界で大人気のハルモニアちゃんね?
そうなのよ私もビックリしているのよ?まさかハルモニアちゃんが謀反をするなんて}
「うぐ!!それはそうなんですけどそうじゃないんです!
とにかく私の「主神の免許」を大至急用意して下さい!このままだとヴァン神族に相手にもされませんから!」
とにかく何でも良いから大義名分を作ってヴァン神族と裏取引をしない事には女神ハルモニアはただの大罪神である。
形だけでも良いのでオリュンポス12神から魔法世界の主神に任命されてる事実だけは欲しいのだ。
{つまり委任状ですね?それならもう速達で送りましたよ~}
正確には最初から女神アテネではなく大神ゼウスから正式な委任状が女神ハルモニアに出されている。
魔法世界の管理者に任命したのはゼウスではなく自分の独断専行だとハルモニアに思わせる為にアテネが故意にゼウスからの委任状の到着を遅らせていたんだね。
そしてハルモニアも馬鹿ではないので・・・
「やっぱり最初から私が暴走する様に謀ってましたね?!酷いですよ!」
と、ほぼ正確にアテネの策略を見抜いている。
{ごめんちゃい}
「ごめんちゃい・・・じゃないですよ!そんな可愛い子ぶりっ子なんてアテネ様には似合わない・・・いえ、見た目が凄く可愛いらしいアテネ様にはめちゃくちゃ似合いますね・・・
と言うか{ごめんちゃい}なんて、そんな冗談を今まで言った事ありました?
「可愛い」って言われるのをアテネ様は凄く嫌がってましたよね?」
{今はもう気にしてないよ~}
「そうなんですね?って!違ぁーーーーーう!
はい!次!とくかく現地ではありとあらゆる全て物資が不足してます!
物資が足りな過ぎて平和維持活動の派遣隊は野原で野営している始末です!
天界の補給計画ってどうなってるんですか?!
龍から聞けば紙ですら現地で自作しているそうですよ!こんなんじゃハッキリ言ってまともに活動が出来ません!
必要な物資をリストアップしますからコブレンツの備蓄を切り崩してでも直ぐに送って下さい!」
あ・・・この短期間でハルモニアは派遣隊の物資の問題点を把握しているんだ。
やっぱり主神の素質だけはありますね。
{はーい}
「はい次!行方不明のハーデス様に代わる高位神を大至急寄越して下さい!圧倒的に神手が足りていません!私がその方のサポートとハーデス様の捜索をします。
現地の指揮を地龍王ベルリンに丸投げして他の神族と交渉させるとか天界は何を考えてるんですか?
自分より格上の存在との交渉の連続にベルリンも可哀想に精神崩壊しちゃったじゃないですか!」
{それは無理、お父様にも釘刺されっちった(テヘペロ)}
「(テヘペロ)じゃないです!どうするんですか?!
・・・ってかゼウス様をお父様呼びですか?これも珍しいですね?
私が知る限りでもアテネ様がゼウス様の事を自分の父親だと言ってるのを聞いた事がありません」
{あーそれね?なーんかさ?意地を張るのもバカバカしくなったのよね~。
もう父親は父親で良いんじゃないかなぁ・・・って思う様になったのよね~。
それからお父様から許可が下りたら「亜神」は派遣するからちょっと待っててね~。
それから天界の対応として龍種の応援が「1万体」そちらに向かいます。
あっ!あーとね?・・・それから・・・凄く言い難いんだけど・・・}
「それから?・・・まだ何かあるんですか?
いえ大丈夫ですよ?これ以上悪い状況ってありませんから。遠慮なく言って下さい」
まあ、天界の法律に照らせば、謀反は「死刑、または無期懲役」で、女神ハルモニアの場合は無期懲役が妥当な状況だからね。
{私達のお給料の「約8000年分がカット」となりました}
「はい?・・・・・・あっ、そうなんですね?」
{あれ?そこは怒らないの?だって今から8000年以上もただ働きになるんだよ?}
「いえ?怒るも何も、これから無期懲役待ったなしかも知れない状況なのにお給料なんて期待している訳ないじゃないですか?
それに私は今まで天界から一回もお給料なんて頂いてませんから今更別に・・・
生活費云々はアテネ様とヘスティアちゃんからのお小遣いで何とかなってますし・・・」
{え・・・私からのお小遣いは生活費じゃなくて本当にただのお小遣いよ?
え?ハルモニアちゃんってあんな少ないお金で今まで生活してたの?マジで?
それに天界からお給料出てない???
それ・・・自分の預金口座確認してますか?天界から毎月お給料は振り込まれているはずですよ?}
「え?えーと・・・その・・・産まれてから一回も預金額なんて確認した事はありません。
私の場合は基本的に食事代は掛かりませんし住む所なら両親の家も(エリチェ城)ヘスティアちゃんの庵もありますから。
と言うか・・・私・・・実はお金を使った事が一度もありません。
・・・何か欲しければ・・・エリチェ城の使用人さんの誰かがすぐに用意してくれましたから・・・モゴモゴ」
お金の話しになった途端にめちゃくちゃ言い淀んでるハルモニア・・・
んん~???ハルモニアちゃんって・・・もしかしたら「お金の基本的な概念すら知らない?」のかも?
{はああああ~・・・ハルモニアちゃんは本当に箱入りのお嬢様なのねぇ~。
とにかく通帳を今すぐに確認しなさい。これからドンドン物入りになるんだから。とにかく早くお金の使い方を覚えなさい。
とりあえず私の資産から(約20兆円の)世界運営の資金がハルモニアちゃんの口座に入金されています。追加で資金欲しければいくらでも言ってね?
・・・・・・・仮に80万年お給料カットされても私はとってもお金持ちなんです}
ぽ~んと20兆円?!?!追加も可?!・・・だと?
さっ・・・さすが300を超える世界の主神様・・・持っている個人資産の桁が段違いですね~
え?娘が大金持ちで母親のわたくしが安泰で羨ましい?
うふふふ、わたくしはお金なんて一切使えませんがなにか?
娘がお金持ちでも禁固刑中のわたくしには何の関係もありませんね。
そう考えるとアテネもハルモニアも天界からのお給料なんて別に要らないよね。
ちなみにハルモニアは20兆円の価値を全然理解してません。
「はーい。お金に関して全然分かりませんから管理はクライルスハイム君にお願いして後から教えて貰います」
{そこがダメなんです!全部自分で覚えなさい!お嬢様!}
「きゃ!」
後でクライルスハイムがハルモニアの預金額を確認した所・・・女神アテネからの支援金20兆円と両親が残したと思われる養育費を足して日本円で「約120兆円」ありました・・・そりゃ、パシリ(見習い)の月給30万円程度の給料なんて無きにしも等しいわな。
そしてその100兆円の養育費を受け取ったと思われる女神ヘスティアは自分のお金のみでハルモニアを育てて預かっていた養育費の全部をハルモニア名義で貯金していたんですね。
・・・ちなみに女神ヘスティアは女神アテネを超える桁違いな天界一の大金持ちです。
その総資産は推定で「日本の年間の国家予算10年分」くらいは楽勝にあるらしいです。
そんな彼女ですが普段は田舎の庵で自給自足が前提の慎ましい生活をしているんですね。
どこの世界でも本物の大金持ちってこう言う感じなんですね~。
自分に都合が悪い話しになり必死に話題を逸らすハルモニア。
「それよりアテネ様?何か心境が変わりました?なんか口調がとてもおかしいです。
なんかフランクと言うかガラが悪いと言うか・・・すっごく変です」
{ふーんだ。元々はこんな感じですよーだ。
今の私は偉大なる大人達に良い所を全部取られてやさぐれてます。
なんかアホらしくて12神を意識した丁寧な口調でなんか喋っていられるかってんです。
子供の私が居なくたって天界は普通に回るんですよーだ}
「本当にやさぐれてますねぇー。天界で何があったんですか?」
{大した事ではなかったけど自分の未熟さには嫌気がさしてます}
「そうなんですね?
よく分かりませんが私の要求は概ね通ったので良しとしましょう。
それでは次!行きます!
先ずは揉め事の大元である人間達の争いを鎮めないといけません。
とりあえず現在進行形で戦っているアトランティスとレムリアは置いておきます。
まだ詳しく情報が入って来てませんからね。
とりあえず完全中立・・・いいえ、本当に悪い意味で両勢力の争いに無関心なメソポタミアとコンタクトを取りましょう。
メソポタミアなら両勢力に対して停戦や和平交渉とかの仲介が出来るんじゃないんですか?」
{遠くから傍目に見るとそうなんだけどね?それがそう簡単じゃないのよ。
メソポタミア・・・彼らってかなり前に人間をやめて特殊な種族になっていてね?
まあ、ハルモニアちゃんも話して見ると分かるよ。特に魔王がね・・・凄くクセがあるのよ}
「えーと?神など知らん!世界は俺のモンだー!・・・とか、そう言う厨二病的な感じですか?」
{うふふふふ。そんな単細胞ならどんだけ良かったかもね~}
「?」
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アテネ様から聞く所によると・・・・
メソポタミアの子孫達は全員が吸血鬼化しており、現在は「真魔族」と名乗っているそうです。
何で人間が吸血鬼化したのかも凄く気になりますが何でもかんでも手を掛けるのは得策とは言えないので、この件も置いておきます。
アテネ様!最初から暗雲覆うどころか、いきなり雷雨暴風警報発令じゃないですか!
龍から貰った資料によるとメソポタミア・・・真魔族の長の名前はマクシム君だそうです。
これでも女神の端くれなので一瞬でマクシム君と念話が繋がってしまいますよ。
マクシム君の位置を特定しましてっと、あー、テステス、こほん・・・
『魔王マクシムよ、私は「世界の言葉」・・・私の呼び掛けに答えなさい』
神聖で厳かな雰囲気出して行きますよ~。あっ!私、本物の女神でしたね。
《ん?誰だ?あー・・・魔王?・・・悪いんだけどな?俺はもう魔王を辞めたんだよ。
今はバルドルって奴が魔王をやってるからそっちに連絡してくんね?》
なんですと?マクシム君は魔王を辞めた?それは大変失礼を致しました。間違い念話でしたね。
『そうなんですね?すみませんありがとうございました』
《おー、良いって事よ》
えーと?なら次はバルドル君・・・バルドル君の座標っと・・・
ええ?!なによ!マクシム君と同じお城に居るじゃないの!
もう!マクシム君がバルドル君に取り継いでくれても良いじゃないですか!
さて・・・気を取り直してっと。
『魔王バルドルよ、私は「世界の言葉」・・・私の呼び掛けに答えなさい』
2回目になると神聖さもガタ落ちですね・・・
《はい?誰じゃ?》
『だから世界の言葉です』
《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・間違い念話だと思いますよ?》
プチ・・・ツーツーツー・・・・・・・・・・・・・・・・切られました、残念・・・
ってそうじゃ無い!何よ!いきなり切る事ないじゃないの!
☆リダイヤル中・・・・・・・・プルルル、プルルル、ガチャ
『魔王バルドルよ!答えなさい!』
《いやだからお主は誰なのじゃ?
儂は「世界の言葉」さん、なんて者は知らないし初対面ならば先ずは自分の本当の名前を名乗るのが礼儀ではないのか?》
『なっ・・・私の本当の名前?』
あれ?なんか想像した反応と違う?名前?
《そうじゃ、その膨大な神力から察するにお主は「世界の言葉」などの抽象的な名前ではあるまい?もっとちゃんとした立派な名前が有るはずじゃろ?
力有る者同士ならばお互いに先ずは本当の名前を名乗り合い、礼儀を持ち挨拶をするのが「コミニュケーション」と言うモノじゃ》
な・・・なななな・・・この子、凄く頭が良いです。今のお説教は妙に納得してしまいます。
確かにその通りですね・・・どうしましょう?魔王=脳筋と思ってましたわ・・・
『えーと?名前ですね?その件については上司に聞いて見ますので後で掛け直しします』
《うむ、儂も2時間後には定例の会議が始まるから早めにな》
プツン・・・
どうしましょう・・・この子・・・ハッキリ言って・・・凄く知的でやり辛いです!
明らかに武力より知力で勝負している感があります。
でも名前・・・名前かー、こう見えて私の名前は地球上では凄く有名なんですよ(えへん!)
とりあえず確認の為にアテネ様に連絡を入れてっと・・・
『アテネ様、アテネ様、今よろしいですか?』
《何?ハルモニアちゃん?》
《この世界の住人に私は名前を名乗っても良いのでしょうか?》
《え?名前?・・・うーん・・・それは非常に良くないですね。
ハルモニアちゃんは地球の女神で、一般的にも「Harmony」で世界的に名前が通っています。
違う世界でハルモニアちゃんが名乗り、現地で女神と認定されてしまうと因果率が狂いハルモニアちゃん本来の調和の力に悪影響が出る可能性が大ですわ》
『ええ?!私の名前ってそんなに大事なんですか??』
《そうですね。高位神の「真名」を甘く見てはいけませんわ》
『ぐっ・・・具体的にはどの様な悪影響が地球に?』
《先ず貴女の調和の影響が地球と魔法世界に分散されてハルモニアちゃんの「調和」の力が弱まります。
ハルモニアちゃんは自分を「使いパシリ」とか、なんか変な勘違いをしている様ですが貴女は地球の要・・・核となるなる女神です。
もしハルモニアちゃんの力が弱まれば調和を失った地球は世界的な大戦乱時代に陥ります》
《私の力が弱まる・・・前に宇宙風邪で少し寝込んだ時の様にですか?》
《そうですわ。あの忌まわしい第一次世界大戦、第二次世界大戦の再来です》
《大変じゃないですか!私って地球でそんなに重要なポジションだったんですかぁ?!》
《当たり前です!むしろ今まで自分の事を何だと思っていたんですか?!》
《使いパシリ?》
《違います、「調和の女神」です!
もう!何がどうしてこうなったのか・・・お母さんをとっちめないといけませんね!》
☆ドキィ!これは娘からもヤキが入る?!
《とにかくそちらで無策な危険を犯してはなりません。良いですね?ハルモニアちゃん?》
《は・・・はい》
アテネ様との念話、終わりです・・・
知らなかった・・・自分が地球ではそんなに重要人物・・・重要女神だったなんて・・・
だって!誰も教えてくれなかったんだモン!
でも本当の名前を名乗れないなら・・・どうしましょうか?うーん?・・・よし!偽名を使ってしまいましょう!
『もしもしバルドル君ですか?』
《ん?お主か・・・してお主の名前は?》
『はい!私は「カリス」と言います!これからよろしくお願い致します!』
ふっふっふ・・・これはつい先日に産まれたばかりの私の従姉妹のお名前ですよ。
カリスちゃんごめんなさい、お姉ちゃんにお名前を貸して下さいね。
《ウソつけ》プツン・・・・ツーツーツー・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ええ!なんでぇ??!!
☆パシリ女神、怒りのリダイアル中・・・・・・・・
《はい》
『ちょっと!何で嘘だと思うの?!私はカリスです!』
《儂を侮るでないわ。儂は「真偽の耳」のスキル持ちじゃ。
例え相手が神であろうとも嘘か真かなど声を聞けば1発で分かるのじゃ。
して?お主の本当の名前は?一体どこの神族なのじゃ?》
『あうあうあう・・・・・・・・・・・・失礼しました!また今度!!』
プツン・・・
「全く・・・何なのじゃ?最近はイタズラ念話が多いのう・・・」
こうして魔王バルドルに口で惨敗したパシリ女神ハルモニアでした・・・
バルドルのバカーーーーー!!もう君付けで呼んであげないもん!バカぁー!
☆魔王バルドルと女神ハルモニアは同い年なのを直感で感じ取ってるからなのか初対面から遠慮なしに反発し合ってます。
『もう!もうもう!アテネ様!何なんですか?!あの魔王は?!』
《やっぱり言い負かされて怒ってるねー。だから言ったじゃない?「凄くクセがある」って。
ちなみに彼も12000歳超えの立派な「亜神」だから「神威」もあんまり通用しませんね。
一応はバルドルも正規の神に畏敬の念を持ってますが反発する時はしっかり反発します》
『12000歳ってほとんど私と同い年じゃないですかぁ~。同い年かぁ~やり辛いなぁ~。
!!!と言うか「亜神」なら魔王バルドルが世界を管理すれば良いんじゃないですか!』
《そう言えばハルモニアちゃんの同世代の神ってなぜか凄く少ないですね。
今まで歳上ばかりと付き合い同世代との付き合い方が分からないですか?
ああ、魔王バルドルには天界からも正式に主神の要請しましたが、「絶対に嫌」・・・だそうです》
『ほんっと癖が強い!神に畏敬の念を持つなら天界からの要請を受けるべきです!』
《それよりも・・・ハルモニアちゃんって「ユグドラシル」と話しをしましたか?》
『・・・・・・・・・・・すっかり忘れてましたぁーーー!!』
《とにかく早くユグドラシルと会談なさい。
・・・・・・・・ああ、それから本当にクセが強いのは前魔王のマクシムです。
彼は魔王バルドルを超える「真なる魔王」で、私よりも年嵩の夜の亜神・・・覚醒魔王でその「闇」の力は私の「陽」の力をも軽く凌駕します》
『・・・・・・アテネ様より強いってマジですか?』
《それがマジなんです。神器無しに真正面から戦ったら負けます。宇宙って広いですね。
でもマクシムって全く権力とか世界とか神族とかには関心がなく自分の好きな事しかしないのですが・・・そのクセに私達への信仰心だけはやたらと強いんです》
『どゆことですか?』
《言う事は全然聞かないんですけど心の底から神に絶大な敬意だけは示すんですよね・・・ほんっとうに神の言う事は聞かないけど崇拝はしているんです。
私も訳が分からずに魔王マクシムって一体どう言うヤツなのか?と、お父さんにも聞いて見たんですけど「そりゃマクシムだからな。仕方ないから気にするなハハハハ」で終わりました》
『それって本当に神に敬意を持ってるんですか?クセが強いにも程があります!』
《まあ、とにかくハルモニアちゃんは癖が強過ぎるマクシムやバルドルの相手をするより先にユグドラシルと会談するべきです》
『あい』
・・・・・・・どう考えても「混乱の元凶になっているユグドラシル」と話すのが先じゃね?とわたくしは思います。
と言うか、ここまで話しが進んでもユグドラシルが全く登場していない事に恐怖を感じるのはわたくしだけでしょうか?
なので次回のハルモニア編でやっと「ユグドラシル」が登場します。




