表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
金平糖
66/77

引っ張られ

俺の腕を掴んでズンズン進んでいく連。


『連?連!!危ないって!!コケる!!』


そう言うと連ははっとしたように手をパッと離した。


『あ…ごめん』


連はそう申し訳なさそうに言った。

連がさっきから様子がおかしい。入院していた頃よりかなり元気になったというのもあるがそれよりも何か……


『連?お前どうしたんだよ?いつも冷静なお前らしくもない……もしかして何か困ってることとかがあるんじゃないか?』


そう言うと連はバツが悪そうに頬をかいた。


『いや、本当に困ってるとかじゃないんだけどなんか根拠のない不安っていうか、生理的にあいつの傍にいたくないんだ、とにかく。』


『あいつって名代のことか?』


そう言うと連はコクリと頷いた。


『ねぇ、勝星。お願いがあるんだけど……』


そう言って連は俺の服の裾を弱く掴んだ。


『絶対にあいつに気なんか許さないでね』


そういう声は少し震えているようにも聞こえた。

連の目は俺を真っ直ぐに見据えていて冗談とかで言っていないのだとすぐわかる。


『あいつになんて気を許すわけ無いだろ?今さっきもう一個の裏の顔まで拝まされたわけだし』


そう言って不安そうな顔をする連の頭をポンポンとたたいてそのまま撫でる。


『ちょっと……子供じゃないんだから……』


連はすこしムッとしたような顔をして言った。

しかしされるがままにさせているってことはまんざらでもないんだろう。

連は名代を嫌っているというより怯えているという言葉があっている気がする。

ほぼ初対面だったこいつがどうして名代に怯えるのか深いとこまでは分からないが俺は連の不安をかき消すようにとにかく優しく励ますように手を動かし続けた。


そうこうしているうちに俺の部屋に着く。


『連、せっかく来たんだしお茶でも飲みながら零も交えて話そうぜ。お前たち連と話すの久しぶりだろ?』


『え?いいの?じゃあお言葉に甘えちゃおっかな、さっきの嫌な気分紛らわせたいし』


零がまだ寝てたらせっかくだし起こすか。

連が来てたのに起こさなかったなんて言ったらなんで起こしてくれなかったの!?って騒ぐ零が目に浮かぶ。


そう言って俺が扉を開けるとありがたいことに寝ていた零が起きていた。

そこまでは想定していた範囲内だったが一つ意外なところがあった。

零がなぜか外側の窓に上半身を突っ込んでいる状態だったのだ。


『零何やってるの?』

連がひょっこりと俺の後ろから顔を出す。


本当に何をやっているんだろうか。少しジタバタしているし何か外にあるのだろうか。


『いいから!!早く出てきなよ!!』


『やだ!!知らない人にこんなこと頼むなんて怖すぎる!!零ちゃん騙されやすそうだから怖い!!』


『なんだと?』


零とは違った声が向こうから聞こえてくる。

誰か向こうにいるのだろうか


『零?』


そう声をかけると零があっと声をあげる。


『ほら!!勝星来たよ!!大丈夫だから!!ね!!』


『だから嫌だって……うわッ!?』


引っ張りあいっこに零が勝ったのか零と一緒にもう一人壁の中中から出てくる。


『もう!!急に力込めるのやめてって……』


壁の中から出てきたのは黒髪短髪のセーラー服を着た少女だった。

ここで他に新しいお話を作ろうと思います。


おい、不定期更新者?何いってんだよって思うかもしれませんが、ちょっと野暮用です。もう少しこちらの話が進んだら載せようと思っているのでお優しい方々どうかお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ