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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
金平糖
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とっちめ

はい、今俺たちは紺平の部屋から出て休憩スペースでお茶(という名の尋問)を名代としています。

さっきから俺の前に座っている名代が無茶苦茶上機嫌で鼻歌まで歌ってます。

そして俺の横にはオーラみたいなものが見えるレベルで不機嫌度MAXの連さん……

あれ?ここって地獄?温度差激しくて体変になりそうなんだけど?


『あんたどういうつもり?勝星嫌がってるの分かってたよね?』


連のすごく低い声が響く。

一応でもこいつ女子なのに……


『え〜?でも那花さんはいいよって言ったじゃん。しっかりとした言質だ。君もその場にいたじゃないか』


言質……言われて見ればそうだ。

この後もしこれを取り消したいって言っても人質ならぬ言質を取られるのだ。

俺は顔を少し歪めた。


『それに那花くんは多分だけど方言とか使えないんだよね?だとしたらそれを取り消すってことは約束を破るってことだけどいいの?』


『うぐっ……』


確かにこいつの言うとおりだ。

俺はなぜか昔から嘘がつけない。というか体が許さない。小さい頃に母親からいい聞かされていたためにできた癖だ。

てかなんでそんなことまで知ってるんだ?やっぱりこいつ怖い……。


『勝星……正直なところは君の美徳だけどこんなもの嘘って言ったほうがいいって!!

絶対関わらないほうがいいよ!!

こんな腹の中真っ黒な奴!!』


言われてみれば……こいつ有り得ないぐらいに腹黒いよな。

あの学校で見せてる生徒会長の顔はどこいったんだ?


『腹真っ黒なんてひどいな。君ともぜひ友達になりたいのにそんなこと言われたら悲しいじゃないか』


『はぁ?』


連がありえないと言わんばかりに声をあげる。


『最初は勝星だけに興味があったんだけど小学生の頃からどれだけ友達になろうとしてもなびかなかった彼を射止めた君にも興味があるんだ、友達になってくれる?』


そう言って手を出された連だったが連は即座にパシッとその手を軽く振り払った。

手を振り払われた名代はまぁ、そうだろうねと言わんばかりの顔をしている。


『冗談じゃない。まず、君と勝星が友達になったなんて僕は認めないからね。あんな強引な方法で僕の()()を友達って言ったの許さないから。勝星、行こ!!』


そう言って連はフンッと顔を背け、俺の腕をガッシリ掴んで俺を引っ張った。


『おや、もう行くのか?寂しいね』


そう言って席を立ち、名代は俺たちを笑顔で見つめながらヒラヒラと手を振っていた。

少しその笑顔が怖いと思ったのは気のせいだろうか?

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