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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
金平糖
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訪問?

『仲良くしてあげて、、、って言ってもな、、、』


どうしてやるのが正解なのだろうか。

連の時みたいに病室に行くとか?

いや、小児科の棟だし、行ったら不審者とか思われて終わりだ。

今でも話してはいるがそのくらいでいいんだろうか?

今の状態が精一杯な気がするんだが、、、。

うん、今の状態を超えると不審者ラインを超えることになるな。やめとこ。


零は未だにスヤスヤ寝ている。

これは夜まで起きないんじゃないか?


とにかく、紺平が訪ねてくるまで何もできないってわけだ。


、、、急に暇になったな。


昼飯までまだ時間あるし、、、パソコンで零について調べでもするか。


俺はそう思い立ってパソコンの電源を入れる。

検索欄にワードを打ってとりあえずスクロールして目ぼしいものがあったらクリック。それを何十回と繰り返し、俺の時間は過ぎていった。


ずっと俺はベッドに座っていたせいか、体が痺れてくる


『散歩行くか、、、』


俺はベッドを立ち、零をチラリと見やる。起こそうか?散歩すると言ったら喜んでついてきそうだが、、、しかし俺は首を振ってその考えを振り払う。


いや、別にわざわざ起こすことでもないだろう。また今度一緒に行けばいい話だ。


そう考えて足早に病室から出て中庭に向かう。


何だかもの寂しい。ここのところ零とずっと一緒だったからな。きっとそのせいだろう。


階段をタッタと降りていき、2階に降りる。この病院、中庭に行くのに2階を通じても行けるのである。しかもスロープで。

流石病院って感じだ。


そういえば小児科があるのもこの階だったよな。紺平が歩いてたら挨拶して、部屋にでも誘ってやるか。

そう考えながら歩いていた。


ドン!


誰かとぶつかってしまう。

ぶつかった拍子によろけて尻もちをついてしまう。


『あ!すみません!』


俺とぶつかった人が手を差し伸べてきた。


『あぁ、こちらこそすみません。考え事してて、、、って!?』


俺の口から驚きの声が出る。

なぜならその目の前に立っていた奴は俺の知っているやつだったからだ。

長いツヤツヤの髪の毛を下で束ねて、ぱっちりとしているようでキリッとした目。そして肌荒れ一つない美しい健康的な色の肌に目元についた特徴的な泣きぼくろ


俺は何度か見間違いではないかと目をこする。しかし、目の前にあるのは変わらない光景だった。

間違いない、、、こいつは、、、


『生徒会長?』


『ん?君は、、、もしかして那花さんじゃないか?』


俺のクラスにいるやつだが仲良くはない。

友達がいなかった俺が、何いってんだ?って感じだろうけど本気で仲良くないし、目も合わせたことがない。いや、合わせたくなかったの間違いだろか。


なぜなら、、、彼は俺と真逆の存在なのだから。

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