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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
金平糖
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優しさの意味

俺はベッドに戻りゴロンと横になる。


『俺が優しい、、、ね』


正直俺は優しいのかと聞かれれば俺はさらりと違うと言ってのけるだろう。

だって俺は決して優しいわけではないから。

誰かに手を差し伸べるのはただ俺が罪悪感に飲まれるのが嫌だから。ただそれだけだ。それだけなんだ。俺は優しくなんてない、、、。断じて、、、。

なぜか、心の中がすごく重くなっていく。苦しい、重い、、、。違う、俺は


『かーつーほーし!!』


『うぉ!?』


そう声が聞こえたかと思うと零が俺の体を通り抜けて俺の腹から顔をひょっこりとのぞかせていた。


『お前、なんてとこから出てきてんだよ!?心臓止まるじゃんか!』


『え〜ごめんごめん。ところでさ、勝星今何考えてたの?すっごく落ち込んで見えたよ?』


その言葉に俺は目を見開いた。

俺はしばらくだんまりする。


『勝星?』


俺はその言葉ではっとする。

俺は咄嗟に言葉を絞り出す。


『いや、お前、俺のことよく見てんだな〜って』


『当たり前じゃん!!勝星は親友だもん!!心配だってするよ?』


零はそう言ってニカッと歯を見せて笑った。

彼女の目は直視するのが辛いくらい真っ直ぐで俺は目を反らした。


『なぁ、零』


『ん?』


『俺って優しいと思うか?』


『え?どうしてそんな急に?』


零はコテンと首を傾げる。


『いや、さっき部屋に来てた子供に言われたんだよ、

”優しい”

って、、、なぁ、俺って優しいのか?』



零はしばらく考え込むような仕草をして、口を開いた。


『勝星は優しいよ』


『何で?偽善かもしれないんだぞ?』


『偽善なんて言葉があるのがおかしいんだよ、

助けられたその人が最終的に優しいって思ったらそれは優しさなんだよ?偽善って言葉こそが嘘なんだよ。大事なのは相手が喜ぶことをできているかどうか!!』


そう言って俺の鼻をツンとつく真似をしてまたニカッと笑う零。

俺の方に手を伸ばしてきて俺の顔に添えておでこを合わせる。


『現実、私は勝星に助けられてる!!すっごく嬉しいし、喜んでるから、私にとって勝星はすっごく優しい人!!』


零は手を離して俺の前で後ろで手を組み、にっこりと笑った。とても優しい笑顔だった。


『ありがとう、零』


『あ!勝星明るい顔になった!』


ワーイと手をあげて喜ぶ零を横目に見ながら俺は窓の外の空を眺めた。


あれ?俺そういえば何で優しいって言葉にここまで反応したんだ?

なんかいやなことあったけ?


、、、思い出せない、、、。


小さい頃のトラウマかなんかか?


何だったんだ?一体?

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