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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
金平糖
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また会ったあの人

あれ?

ここどこだ?俺は何をしてたんだっけ?


俺が目を覚ますとまるで宇宙のような空間にいた。浮いているような感覚があるがどちらが上でどちらが下なのか全くわからない。少し気持ち悪いな。


俺は辺りを見渡す。これは夢なのだろうか?さっきまでしていたことを全く思い出せない。

すると俺の後ろから光が漏れてきたかと思うと気づけば後ろにフードを被った人がいた。

俺はハッとして後ろを振り向こうとしたがその人に頭を固定されて振り向けなかった。

しばらくその状態が続いたがフードの人はポツリと言った。


『マタ、キテシマッタノ?』


この声、、、あの時の声と一緒だ!俺がモフモフに襲われた時に見た走馬灯で出てきた人だ!


『はい、お久しぶりです。あの時はありがとうございました。貴方のおかげで親友を救えました』


するとフードの人はため息をついた。そして俺の肩に腕を回しギュッと抱きしめる。


『アブナイコト、シテナイ?』


『え?心配してくれてるんですか?』


意外だった。走馬灯だと思ってた人が心配してくれるなんて。

待てよ?走馬灯ってことは俺今死にかけてるのか?

てか、俺どうして素性のわからない人に抱きしめられて平然としてるんだ?なぜか嬉しいとさえ感じるし


『トニカク、モウ、キチャダメ』


『え?何でですか?』


何か気に触ることしたかな?この人の声、妙に落ち着くからもっと聞いていたかったのに。


『アナタハ、シアワセニ、イキルベキ、ダカラ、コノコト、ワスレテ、ワタシヲ、ワスレテ、、、、』


その後ずっとフードの人はワスレテと繰り返していた。

どうしたのだろう。明らかに異常だ。


『ハヤク、ワスレテ!!!!』


『うわ!?』


大きな声と共に俺はその人に後ろから押されたかと思うと次の瞬間、いつの間にかあった穴の中に落ちていった。落ちる瞬間にあの人の顔がチラリと見える。キレイな青い目に白い髪。前は黒くなかったっけ?そしてその顔は泣いていた。まるで宝物を取られた子供みたいな顔。少し零に似ている顔だった。

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