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墓に添える花の名は  作者: 春鏡凪/ちゃんす
死の部屋編
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後始末

病室に戻った俺たちはまず、クロマンが壊した病室の扉の件で看護師や警察に事情聴取されることになった。


どうやったらこんなことになるのか?俺は一体夜中に何をしていたのかと


あの時そういえばどうして誰も騒ぎを聞きつけて来なかったのかというと運があるのか、ないのか、

連の部屋が死の部屋と呼ばれていたことで患者の誰もがその階の病室に入りたくないとか言って人通りが全くなかったからだそうだ。


そういえばこの階、ナースコールを押しても今まで入院してた時より看護師が来るのが遅いと思っていたが、、、この階に相当近づきたくないんだろうか?


クロマンが帰ってきた時に聞いてみると連の部屋、つまり死の部屋は連を殺そうとした組織の処刑所みたいなところだったんだろうと言っていた。

だから、霊も何もいないのに人がバタバタと死んでいた、いや殺されていたのだ。

そんなものに加担してる医者がここにいるのだと思うとゾッとする。まぁ、そのうち捕まるだろうが、、、。


連もあとから事情聴取されたが包み隠さず警察に話した。

家のこと、自分たちに起こったこと、この病院で殺されそうになったこと、すべてを打ち明けて連は帰ってきた。

その結果、連を苦しめていた奴らは捕まった。クロマンも情報提供に協力したらしい。


しばらくは今まで投与されていた連をジワジワと殺すための毒薬を抜くためにもうしばらく入院してから、連の母さんの怪我の治り具合を見て、一緒に退院するらしい。


本当に良かった。

そして俺は元の部屋が壊れていなかったのでそのまま、

連はあの部屋にそのままいるわけにはいかなかったので連の母さんと同じ病室にいる。

しかし俺たちは結局同じ階というのもあり、手軽に互いの部屋を行き来している。

今では、声だけでなく連の表情も見れるから、少し緊張することもあったりして、、、

連は中は男でも見た目は美少女と冠するに相応しい見た目をしている。

今まで女子と関わったことなんて、事務的なものしかなかったから、慣れてなくて正直困っている。


『勝星、もしかして今、可愛いとか思った?』


でも、連の説得(脅し)でそんな緊張や恥じらいは一気に吹っ飛ぶのだった。

ニッコリと笑いながら拳を作る連の姿は恐怖でしかない。

俺も男のはずなのに、連が怖い。

見た目は女なのにむっちゃ怖い。


『ソンナワケ、ナイジャナイカ』


俺の声はカタコトだった。


『それはそれでなんかいやだ』


『理不尽』


そこに零が来る。

そして連を見ると


『連今日もかわいい!』


『ありがと』


『おい!?』


連と俺と零は毎日こんな会話をしている。

連が退院するまでだが、こんな時間をもう少しだけ過ごしていたいと願う俺の毎日だった。

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